2008年06月11日

「謎のウィルス」のソースとはWEBサイト

先日、ヨミウリオンラインにて、陸上長距離の絹川選手が、中国で合宿中に未知のウィルスによる感染症にかかり、五輪出場断念かというニュース記事を見て「これはひどい」と思った。
のだが、その後他社のメディアやテレビなどで取り上げられることもなく、「本来ならば医学界が激震するようなかなり大きな事態のはずなのに?」と不思議に感じていたのだが、以下の記事でかなり氷解した。

読売新聞のトンデモ記事が見事に爆釣な件(幻影随想)

要約すると、元記事の中で

都内の病院で放射線を利用したアイソトープ検査を受けると、骨の異常が判明。さらに特殊な方法による血液検査を行った結果、未知のウイルスに侵されていたことが分かった。

 治療に当たっている松元整形外科クリニックの松元司院長によると、赤血球を破壊し、白血球を変形させる凶悪なウイルスが血液を通じて骨や筋肉に付着。その炎症によって痛みなどを引き起こしていたという。絹川は同クリニックを訪れる前にも血液検査を受けていたが、異常は検出されていなかった。


とコメントし、「未知のウイルス感染」という文言のソースとなった医師が

・そもそも整形外科を専門とする医者
・トンデモ・疑似科学として有名な「千島学説」のビリーバー
・千島学説的なポリシーに基づいて現代医学各方面を批判
・血液検査の方法は独自に開発したもの


など、トンデモの香り漂う人物で、別の専門家への取材もなくホイホイと「未知のウイルス」と書いちゃう読売新聞も、それを信じてしまう読者もどうよ?という内容である。

詳しい内容はぜひリンク先を読んでいただくとして、確かに話題となっている松元医師のサイトを見ると、けっこう随所からヤバそうな匂いが漂ってくる。

先にリンクした「幻影随想」の記事には、「千島学説」について分かりやすく解説したエントリーへのリンクもあるので、とても参考になった。

個人的には、大気や川の水の映像・写真を見るだけで、中国がスポーツすること自体に適切でない状態なのは一目瞭然だし、ただいるだけでも具合が悪くなりそうな雰囲気をビシビシと感じる。
また、エイズや感染症が蔓延している地域だし、鳥インフルエンザやSARSなどの昨今の新感染症の猛威を見ても、あそこで何か新種のウイルスが生まれても何の不思議もないと思っている。
この医師がトンデモビリーバー系だとしても、それが「現在の中国はアスリートには安全です」ということにならないのはもちろんだ。

ただ、それを調べて結果を断言するのは、万人のためにもトンデモさんであってはならないだろうし、複数の研究機関で精査して結論や対策を打ち出してほしいと思うのみである。
滅多な記事のせいで、中国から鬼の首を取ったようにアレコレ批難されたらもっと不愉快なことになるじゃないの。ねえ。


posted by 大道寺零(管理人) at 15:37 | Comment(2) | TrackBack(0) | WEBサイト
この記事へのコメント
「脇が甘い」とはこういう事を言うのでしょうね。

ところで私、ぜろだまBolgの読者になりたいのですが…
Posted by 末期ぃ at 2008年06月11日 23:10
>>末期ぃさん

えーと、seesaaに最近実装された「ファン」の機能のことですかね?(このコメントを拝見するまで実装のことすら知りませんでした;そして使い方がイマイチよく把握できておりませぬ;)
一応サイドバーの一番下につけておきました…と書こうと思ったら既に読者登録いただいてましたね。ありがとうございます。
Posted by 大道寺零 at 2008年06月12日 17:38
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