2008年06月30日

今年の梅料理

土曜日に青梅1kg入り298円のものを見つけて4kg(4升分)購入。
昨日はそれを着けるためのホワイトリカ4升ー+氷砂糖2kg+追加のガラス容器ア1本(8L)を購入した。相方が部活で忙しかったため、一人で買い出しして、その他食品とともに全部一回で持って車から降りる。
我ながら、握力はない(高校生の時ですら片方20kgなかったので今はもっと悲惨だろうなあ)のに腕力はあると思う。などと寝言を言ってると、子育て経験者には鼻で笑われそうだけども…

先週からようやく青梅がリーズナブルな値段で出回り始めた感があり、行きつけのスーパーでは氷砂糖が品切れになっていた。
やっぱり漬ける人多いんだなー。
昨年は4升漬けて、「これで次回の梅酒ができるまでは持つんじゃないだろうか」と思ったのだが考えが甘すぎたようで、既にして残り少なくなっている。
あれだな、結局あればあるだけ飲むんだな。
毎年梅酒漬けているのに、1年以上漬かったものをいまだに飲めたためしがない。
まあ、「不味い」と言われて全然飲んでもらえないよりはいいのかもしれないが…

前回、氷砂糖の量を500g/1升のもの、400g/1升のものの2種類に分けて実験してみた。
結果、我が家の好みでは500g/1升が一番しっくり来ることが判明したので以降その割合で行くことにする(計算もしやすい量だし)。
現在飲んでいる400g/1升も決して悪くはなく、甘味が控えられてさっぱりした飲み口ではあるのだが、やはり浸透・熟成の進みが遅く、昨年9月末あたりに口開けした時に、500gのほうがOKだったのに対し、まだツンツンと角が立って辛く、キツい感じだった。(その後年が明けてからはいい感じに変化していたが)

毎度毎度梅の実が余りまくるのだが、去年から、煮魚を作る際に2個ほど入れて似ている。以前料理の本で、魚を煮る時に数粒ブドウを入れて臭み取りとさわやかな隠し味をつけて、煮えも良くするというのを見たことがあって、梅でもいいんじゃ?と思ったので。
何となくいい方向に働いている気がする。薄味の煮魚でも別に邪魔になるような味や香りは出ない。
特にサバの味噌煮を作るときには、最後に味噌を煮詰める時まで入れておき、煮崩すようにしてやると味噌も生臭くなく、ペクチンの効果でとろみがつきやすいように思う。
それでもなかなか減らないので、寒天かケーキでも作るかな。

まだ黄熟梅は出回っていないのだが、梅干しをまた作ろうかどうか迷っている。
昨年の梅干しはとても良く出来て、熟成も進んで香りと味が格段に高まっている。保存している琺瑯の容器を開けると、祖母や母の台所にあった梅干しの甕と同じ香りがしてとても嬉しい。勿論カビ等も生えていない。
何より作る過程が面白かったのでまたやりたいのはやまやまなのだが、土用干しの日程の見極めにやきもきする&3日間ほぼ拘束されてしまうんだよなあ。
もし作るならば今年は赤シソを増量。
梅干しを作る作らないにかかわらず、赤シソジュースは大好評だったのでまた大量生産の予定。



梅と言えば、先日あんもないとさんからいただいた「浦霞」の梅酒がたいそうおいしくて感動したのだった。
普通梅酒と言えば度数の高い焼酎、あるいはブランデーで漬けるのだが、これは純米原酒で漬けこんだという珍しいもの。
箱やラベルの「純米原酒」の文字を見て、「少しは米っぽい匂いがするのだろうか?」と思いながら飲んだのだが、さにあらず。言われないととても日本酒ベースとは思えないクリアな味わいで驚かされた。まろやかでめちゃくちゃ美味。
アルコール度数は12〜13度なので、きりっと冷やしてストレートが自分としては最適(これ以上薄めたくないかな)。サイトにはクラッシュアイスやかき氷を添える楽しみ方もあり、それもまたさっぱりして面白そうではある。

あまりに美味しいので、いただいたばかりなのに既に残り少ない状態。楽しませていただいておりますよ〜。

「浦霞」は、「一の蔵」と並んで大学の頃サークルや研究室でよく飲んだ銘柄なので、久しぶりにラベルのロゴを見るだけで当時を思い出して懐かしくなる。
宮城のお酒も色々あるのだが、いつも「霞か蔵のどちらか」だったように思う(特にコストパフォーマンスの高い一の蔵無鑑査がよく登場願っていた)。今となっては、もっと様々な銘柄を試しておけばよかったようにも思い、ちょっと悔やまれる。

宮城の日本酒といえば、以前水天堂さんからいただいた「夢幻」も美味しかったなあ…
posted by 大道寺零(管理人) at 01:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 料理
この記事へのコメント
お褒め頂きありがとうございます。
(自分が作ったかのごとくの物言いですね笑)
私もようやっと一昨日封を開けました。
普通の梅酒より後味がすっきりといいますか、辛味と
いいましょうか。男性には好まれる味わいではないでしょうか。

梅酒は私も一度漬けたことがあるのですが、梅の処理が
悪かったのか、しぶぅうい液体が出来上がり、泣く泣く
処分した覚えが・・・
Posted by あんもないと at 2008年06月30日 12:30
>>あんもないとさん

いや本当にありがとうございました。お酒の感想で記事を書こうと思ったのは実に久々です。
仙台の香りのするものにたまに触れますと、やはり色々と記憶が蘇ってきて懐かしいです〜。

>普通の梅酒より後味がすっきりといいますか、辛味と
いいましょうか。男性には好まれる味わいではないでしょうか。

そうですね、普段「果実酒は甘ったるくてイヤだ」という男の方も楽しめる味と香りだと思います。そして私はそういうのんべ男の好むような酒が大好きなのですw

>梅酒は私も一度漬けたことがあるのですが、梅の処理が
悪かったのか、しぶぅうい液体が出来上がり、泣く泣く
処分した覚えが・・・

お料理上手のあんもさんでもそんなことが…
ホワイトリカーも安くないだけに切ないですよね。
渋みの原因としてよくあるのは、実のヘタの部分を取り除かずに漬ける・痛んでいた梅を混ぜてしまったなどですが、ご自分で収穫した梅の実の場合ですと、まだ取り入れが早かった場合などにそうなることがあるらしいです。
梅の実を取り出して10年くらい寝かせると生き返る可能性もあるとか…
寝かせっぱなしでかえってきつくなった場合もあるようで、実を取り除くのがポイントらしいです。
たいてい「1年たったら実を除いて漉す」とレシピにあるのですが、いつも1年持たずに飲み切ってしまう我が家です。
Posted by 大道寺零 at 2008年06月30日 20:36
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