2008年09月14日

ウルトラDVD廉価版特撮

初期ウルトラシリーズ廉価版DVD発売 4話収録1890円(アニメ!アニメ!)

初期ウルトラシリーズの名作3作品のスペシャルプライスDVDが、今年12月から来年にかけてバンダイビジュアルより販売される。DVDは各4話収録(ウルトラマン最終巻のみ3話収録)で、税込み1890円というお手頃な価格となる。

(中略)

 DVDの発売は12月19日に『ウルトラQ』1巻から4巻同時発売が最初となる。2009年1月23日にさらに5巻から7巻が同時発売される。
 『ウルトラマン』は2009年2月18日から、全10巻が毎週水曜日に連続発売される。2009年5月13日からは『ウルトラセブン』全12巻がそれを引き継ぐ。来年の7月29日の『ウルトラセブン』最終巻まで、初期「ウルトラ」シリーズの怒涛のリリースが続く。

 新DVDは発売価格が手頃なだけでなく、リニューアルジャケットにとして生まれ変わり、「なつかしの怪獣ブロマイド」などの初回特典、毎回特典ライナーノートがつく。また、巻によって「親と子のための特撮講座」や「ウルトラアペンディックス」などの映像特典や5.1chサラウンド音声といった音声特典などもあり、魅力的な商品となっている。


こうした鉄板コンテンツでボッタクリに行かないのは評価していいんじゃないだろうか。(少なくとも東映さんにも見習ってほしいもんだ)

で、気になるウルトラセブンは「全12巻」。1枚に4話収録で、セブン全話は49話だから、やっぱり12話は引き続き封印か…もうそろそろいいんじゃないかと思うけどもなー…
もし12話収録でこの値段だったらかなりのセールスと話題が見込めただろうに。

同ニュースによるリリース予定は以下の通り。

DVD ウルトラQ Vol.1〜Vol.4(共通) 
発売日: 2008年12月19日
発売元: 円谷プロダクション
販売元: バンダイビジュアル
税込価格: 1890円
スペック:モノクロ/(予)100分/ドルビーデジタル(モノラル)/片面2層/スタンダード
※Vol.5〜Vol.7は2009年1月23日発売/全7巻
※レンタル専用DVDも同時リリース

DVD ウルトラマン Vol.1
発売日: 2009年2月18日
発売元: 円谷プロダクション
販売元: バンダイビジュアル
税込価格: 1890円
スペック:カラー/(予)107分/ドルビーデジタル(モノラル・ステレオ・一部5.1ch)/片面2層/スタンダード
※以降、毎週水曜日(10週連続)発売/全10巻

DVD ウルトラセブン Vol.1
発売日: 2009年5月13日
発売元: 円谷プロダクション
販売元: バンダイビジュアル
税込価格: 1890円
スペック:カラー/(予)104分/ドルビーデジタル(モノラル・ステレオ・一部5.1ch)/
片面2層/スタンダード
※以降、毎週水曜日(12週連続)発売/全12巻


posted by 大道寺零(管理人) at 16:25 | Comment(7) | TrackBack(0) | 特撮
この記事へのコメント
Goodニュースありがとうございます!
Qだけ買ってなかったんでどうしようか迷ってたんですよ・・・

12話・・ですよねえ・・
例の"怪獣カード"に対しての当時の抗議・批判は当然だと思いますし、小学館は訂正・謝罪すべきだったと思いますが、円谷が12話そのものを封印してしまう必要があったのか・・
実際に見た限りでは、"ここは受け取りようによっては問題視する人がいるかも?"程度の箇所はありますが、番組自体が差別を助長する内容ではないと思いますね。
伝説化していたので緊張して見たのですが、言葉は良くないですが"拍子抜け"でした。
これよりはむしろ帰マン33話の方がヤバそうな気がしますが(もちろん封印するほどではないですが)・・
Posted by じゅま at 2008年09月14日 20:14
即、計算しちゃいますよね>第12話
↓ここでもセブン40周年記念の時に話題になってました。
http://www.yuriko777.com/
当時騒いだ人の中には、本編を見ずに例の雑誌の記述だけでエスカレートした人もいたようです。
私が憶えているのは問題の異星人ではなく、彼らがアジトにしていた変わった建物でした。
↓ここに色々ありまして、大変興味深いです。
http://www.bekkoame.ne.jp/〜cokanba/index.html
Posted by bergkatze at 2008年09月14日 21:53
 昔再放送を録画したVHSテープ(画像悪い)を横目で見つつ、購入を迷っています・・・
 セブン12話、うっすら残る記憶ではお話の内容自体は抗議内容に直結するものではなかったような。むしろ、伝説化した期間が長すぎたため封印を解くことがかえって議論の再燃を呼び、騒動になるかもという危惧があるのかもしれませんね。
Posted by スペクター at 2008年09月14日 22:00
12話は正直どーでもイイですわ。セブンの全話の中でも1、2を争うツマンなさだから。公然の秘密のままで結構じゃないですか。
無論悪いのは円谷じゃなく小学館。独占掲載の弊害以外のナニモノでも無いです。

ウルトラ1800は超ウルトラ8兄弟のパンフで知って小躍り。
週刊じゃなく隔週ペースの方が財布に優しいんだけどなぁ。
廉価版は買い揃えるのにイイけど、きっとブルーレイが控えてるんだろうなぁ・・・
DVDでさえ見えすぎなんだから、ブルーレイだともっと見えすぎるのか。

親と子のための特撮講座は既にウルトラマンのDVDに収録されてて、なかなかオモシロかったですよ。
Posted by eng at 2008年09月15日 00:35
>>じゅまさん

私も大学時代にサークル関連で一度見たことがあります(画質は多分に漏れず相当ひどかったです)が、あれって内容的にはそこまでクレームつけられるようなものじゃないのですよね。私も正直「拍子ぬけ」でした。60〜70年代は放射能等についての表現はかなりおおらかと言うか野放しと言うか、肯定的な表現がフィクション・ノンフィクションに関わらず溢れていましたし。
クレームを付けた女の子の親がそういう団体の人でなければ…とか、謝罪レベルが小学館までで済んでいれば…とは未だに思います。一度取り決めたことですから難しいと思いますが、これが今日ますます激しくなる「表現狩り」の大きなファーストステッブだったと思うとつい12話の存在を考えずにはいられないです。

>>bergkatzeさん

騒いだ人、というか団体のほとんどは本編を見ておらず(当時ビデオは家庭に普及していませんでしたし…その分セブンの再放送の機会は多かったとは思いますが)に魔女狩りしたような感じじゃないですかねぇ。

私が見た感想は、「実相寺さんやりたい放題だなあ(例の何か越しのカメラアングルとか)」というのと、「カールビンソンの元ネタってこれかー」という感慨がメインでした。教えていただいたサイトを見ると、確かに印象に残る建物ですねえ。

>>スペクターさん

>お話の内容自体は抗議内容に直結するものではなかったような。むしろ、伝説化した期間が長すぎたため封印を解くことがかえって議論の再燃を呼び、騒動になるかもという危惧があるのかもしれませんね。

ですね、被爆者を揶揄するような内容ではなかったんですけど、成田亨のやる気のなさがストレートに表れたと言われているスペル星人のキモい外見が逆鱗に触れたのでしょうか…
被爆者団体にしても、表現狩りの前にすべきことや相対すべき相手が他にいそうな気がするんですけどね。当時社とされている団体のサイトがあるんですが、web上でのエクスキューズは何も見つからなかったです。

>>engさん

伸びた裏ビデオみたいな画質でしか見ていないんですけど、確かに話としてのクオリティはセブンの中ではたいしたことない部類だと思いました。
一度でいいから、ダビングの繰り返しでボヤボヤじゃないオリジナルのクリアな映像で見てみたいなと、今となってはそれだけなんですけどもね…;

12話問題で把握し切れていない部分があるんですけど、

・小学二年生の付録の表現は円谷が出した外部提供用資料集に基づいたもの
・その資料集は、大伴昌司のグラビアを主なソースとしてまとめたもの

でいいんでしたっけか…
情報源によって書いてなかったり、記述が違ってたりするんで未だに定かでなくて…
そもそも小学館が元凶なのは激しく同意でございます。

確かに、1980円とはいえ週刊はキツいですよなあ。

>DVDでさえ見えすぎなんだから、ブルーレイだともっと見えすぎるのか。

古い特撮はそこが痛し痒しですよね;
Posted by 大道寺零 at 2008年09月15日 17:45
12話を特集したFlash2005.11.22号が出てきたので見返してみました。

>・小学二年生の付録の表現は円谷が出した外部提供用資料集に基づいたもの

本放送後に円谷プロが作成したスペル星人の基本設定に『別名:被爆星人』『特徴:ケロイド』と書かれており、これを元に小学館がカードを作ったそうです。
Flashにその設定資料の写真も載ってますから間違いないようですね。
Posted by じゅま at 2008年09月16日 01:15
>>じゅまさん

貴重な資料からの報告ありがとうございます。

>本放送後に円谷プロが作成したスペル星人の基本設定に『別名:被爆星人』『特徴:ケロイド』と書かれており、これを元に小学館がカードを作ったそうです。

ただ、その設定資料自体が、大伴昌司の作ったグラビア記事のまとめから取ったものらしいのですよね。
で、当時マガジンやサンデーで人気のあったその手のグラビアは、かなり作家が独自に付け足した要素が多い(よく図解にあった「ナンタラぶくろ」みたいなやつとか)ので、問題の「ひばく星人」の記述の出どころが、大伴昌司のオリジナル要素だったんじゃないかとされてるようでして、そうならばやはりそれを通した出版社や大伴昌司自身の責任が第一義となるのかなと思っております。
勿論、外部向け資料とする際にそれを採用したのは円谷プロなので、その時点で差し替えることも十分できたわけですが。
いずれにしろ、当時の社会の意識ではそれほど問題とはならないという考え方が一般的だっただろうとは思います。
Posted by 大道寺零 at 2008年09月17日 21:24
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