2008年10月02日

「船の本」柳原良平一般書籍

先日近所のブックオフに行ってみた。
ここは比較的一般書・文庫のスペースが広く、主眼の探しものは「虎よ!虎よ!」と「モンテ・クリスト伯」(分かりやすくて恥ずかしいな)で、どっちも概要は知ってるけどちゃんと読んだことがなかったのでこれを機会に…と思ったのだが結局どちらもなかった。しょんぼり。たまには地元の図書館でも行ってみるかなー…

月末なのでセールをやっていて、一般書籍の一部が半額だったり、300円以上の漫画が4冊で1000円だったり。
残念ながらめぼしいものが何もなし。
復刻の「ケネディ騎士団」はずいぶん迷った挙句に買わず。いや望月三起也好きなんだけども、なつかし漫画は自重しないと本当にあっという間に勢いづいて増えてしまうからなあ。収納場所がいよいよ困ったことになってきてるんだ。
とか言いつつ、「アイアンマッスル」と「魔山マウジンガ」も散々迷って棚の前で考え込んでしまった。

結局買った漫画は「ピルグリム・イェーガー」(5)一冊のみ。そしてこの漫画はたまに読むと誰がどの陣営だったかすぐ分からなくなるので結局1巻から読み返したりしていた。

今回掘り出し物というか、呼ばれて買ったような気になっているのが、柳原良平の「船の本」。

hunenohon.jpg
(上は箱・下が本体)

アンクルトリスのあの人、と言っても通じるのは今や30代以上だろうか?
サントリーの社員として、アンクルトリスのデザインを世に送り出し、また真鍋博・九里洋二とともに、特に70年代の文庫・新書・軽文学書の表紙・さし絵などを担当しまくった人。
星新一とのタッグで知られる真鍋博は残念ながら故人(よく混同されるよね…)だが、柳原氏はお元気でご存命。

この本はイラストよりエッセイ中心なのだが、「以下に自分が船キチガイか」という自己紹介から始まって、世界の船の歴史や船旅の楽しさ、当時の世界の主な艦船や名船について実に楽しげに語ったもの。
発行が1968年と実に40年前、データも当時のものなのでかなり古い話が多いのだが、クイーンエリザベス号のスペックとイラストに「(予定)」と入っていたりして、それはそれで時代を感じられて面白い。
勿論船や海に関するイラストも多数入っており、本が珍しく横長の形なのも、船の絵が映えて正解だと思う。いつもの省略が効いたが風なのに、さすがマニアらしく、「ここがイイんだ!」「ここがカッコいいのだ!」というツボや特徴を抑えているのが素晴らしい。
箱付きハードカバー本なのだが、なぜか一般旅行本(ソフトカバー類)の中にポツンと紛れていた。
古さもあってか105円。これだけ楽しめて105円ならお得だと思う。

この刊行当時には「一介の船キチガイ」だった柳原氏、今では

wikipedia「柳原良平」

商船三井、佐渡汽船、太平洋フェリー、東海汽船の海運各社から名誉船長の称号を贈られている。特に東海汽船では高速船「アルバトロス」のデザインを担当し、さらに超高速ジェット船「セブンアイランド(愛・虹・夢)」の命名並びにデザインを担当している。また、商船三井では同社のコンテナの「ありげーたー」マークをデザインしており、同社のWEBサイトのトップページにも柳原のイラストが使用されている。帆船日本丸の「帆船日本丸記念財団」理事。


と、まさに本懐遂げまくりの肩書き・実績だ。

今まで知らなかったけど、同氏の船に関する本はずいぶん多いんですな。
で、この本も好評だったらしく、シリーズ化されて5巻まで刊行され、80年代には文庫にもなったらしい。

以下のリンクでは、イラストを見れたり、壁紙やスクリーンセーバー・便せんなどのダウンロードができたりして、「あの絵懐かしいな〜」という方にはおすすめ。

  • 柳原名誉船長ミュージアム(商船三井)

  • ヤナギハランドへようこそ!(東海汽船)

  • アンクル船長の館公式サイト

  • SUNTORY TORYS WHISKY

  • posted by 大道寺零(管理人) at 17:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般書籍
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