*塩豚の作り方
[材料]
・豚肉塊(肩・モモ・肩ロース・バラなどお好みと用途に応じて)
・塩(豚肉の重さの5%)
[その他]
・キッチンペーパー
・ジップロック(またはラップとビニール袋)
・豚肉に塩をまんべんなく刷り込む。(300gぐらいの塊ならば不要だが、大きな塊ならフォークなどでブスブス刺して穴を開けると均等にしみ込みやすい)
・キッチンペーパーで包み、ジップロックに入れるか、ラップでくるんでビニールに入れて冷蔵庫へ。
・12時間くらい経ったら様子を見て、水が出ているならペーパーを換える。
・24時間目にもう一度ペーパーを換える
・48時間(まる2日)後くらいで出して使えるようになる(塩抜き不要)
*言うまでもなく、塩をすりこむ時の手指やまな板・ボウルなどは清潔に。ホワイトリカーを軽くスプレーすると安心。
*ペーパーを換える際、塩分が不足してしまうのでは?と心配になってしまうのだが、追加は必要ない。
・今回は3日寝かせてしまったのだが、さほどしょっぱくなりすぎず、煮物に使うにはちょうどいいくらいだった。(そのまま焼いても美味しいのだがけっこうしょっぱい)3日以上漬ける場合は、24時間ごとに水の出方を見ながらペーパーを換える。
塩豚と白菜の蒸し煮
[目安・4人分…なんだけど正直食べたい分だけドバッと入れちゃって無問題]
・白菜 1/3
・塩豚 250〜300g(今回は肩ロース)
・日本酒 少々
・胡椒 適宜
・白菜は洗ってザクザクと切る。
・塩豚は2cm程度の厚さに切る(これはお好みで。あまり薄いとバラけてしまう)。
・大き目の鍋に、
白菜→塩豚+胡椒→白菜→塩豚+胡椒→白菜
と交互に敷き詰める
・日本酒少々・水カップ1程度を入れて蓋をして、火にかける。
・白菜自体から出る水気があがり、しんなりしてきたら全体を混ぜて(アクが出ていれば取る)、白菜の透明感や柔らかさが好みになるまで煮て、味を見る。
・豚から出る塩けが足りなければ塩を少し足す。後からじわじわ豚から追加で塩分が出る感じなので、すぐ食べるのでなければ、「ちょっと薄いか?」ぐらいがちょうどいい。
・汁の量はお好みで。水を入れなくても焦げ付くことはないです。
・今回はあえてシンプルにしましたが、にんじんやキノコ類、ネギなどを入れても美味しいです。(実際はシメジを追加しました)できれば最初はシンプルに作って、「白菜と塩豚だけでこんなに美味しいのか!」と味わってみてください。
・今回は肩ロース(赤身と脂肪のバランスがいい)を使いました。どの種類でもいいのですが、煮る場合はある程度脂肪があった方が美味しく仕上がるように思います。バラだとちょっと重いかも…
・洋風がお好みであればローリエやセロリを入れたり、日本酒をワインに変えるとまた違った味になります。牛乳や豆乳を入れても美味しいです。
・食べる時におろし生姜を加えると中華風の味になり、あったまります。山椒や七味なら一気に和風に(その場合は胡椒は省略してもいいですね)。
・とにかく白菜をペロッと食べてしまえる料理です。もうちょっと量を増やせば主菜級のボリュームになります。白菜の使い道に悩んだ時におすすめ。キャベツに変えてもこれまた合います。
・塩豚さえできてしまえばあとは放り込んで煮るだけ、アクもそんなに出ないので、料理初心者の方にもお勧めです。余れば次の日も味が染みて美味しいです。
・塩豚は色々応用範囲が広く、これでポトフやシチュー、炒め物を作るのもとても美味しいです。味が凝縮し、食感も少しハムっぽくなって面白いですよ。
・薄めに切って焼くのも酒の肴・ご飯の友にいいです(塩分はそれなりにあるので食べすぎ注意)。また、焼いたのが残ったら刻んでチャーハンや卵焼きの具にしても合います。
モモでも美味しいですから大丈夫ですよー。さらにアッサリ好きの向きは、ヒレで作る方もいらっしゃるようです。(ちょっと高くついちゃいますが…)
塩漬け中、赤身だと脂身付きより水が出やすいようなので、水取りだけ忘れないように気を付けていただければいいかと思います。