正確には、
・仕込み〜乾燥までが悪魔レシピ
・燻製過程は春頃にNHKで放送してたダッチオーブン講座のレシピ
を参考にしました。
*材料*
・豚バラ肉ブロック(皮つき)(700g+600g=1300g)
[味付け用スパイス]
・塩:50g(重量の3.5%)
・三温糖:13g(重量の1%)
・挽き黒胡椒:大さじ1.5杯
・ローリエ:7枚(手で細かく砕く)
・ナツメグ
・パプリカ
・ローズマリー
・タイム
・セージ(各小さじ3/4くらい?まあ適当に)
(うちにはシナモン嫌いな人がいるのでシナモンは省きました)
[器具等]
・12インチダッチオーブン
・スモーク用ブロック(今回はヒッコリーを使用)
・アルミ箔
・金網
・ダッチオーブンに収まるゴトク
・大きな段ボール
*仕込みは基本的に動画を参考に
・肉を金串やフォークでブスブス穴を開け、塩とスパイス類を刷り込む(死化粧)
・ジップロックに入れて冷蔵庫へ→一日一回上下を返して袋の外から手でもむ(水が出ても捨てなくていい)。4〜5日くらい寝かせる。
・袋から出して水洗いし、大きなボウルや鍋にたっぷり水を張り、1時間に1回くらい水を換えながら4時間塩抜きする
(本来は細い流水を出しながら2時間くらいらしいのだが水道代がもったいないのでため水にしました;)
・水気をよく拭き、バット+網の上に載せて、ラップ等はせずに1日冷蔵庫へ。2日くらい風通しのいい場所につるすのが本道らしい。
(今回は燻煙の予定が早まったので、16時間冷蔵庫+1時間扇風機の風に当てた)
これが乾燥後の状態。
私としてはもう一声乾かしたかったんだが…
[燻煙]
*髪とか服に煙の臭いが付きます。どうでもいい服装(伸びたトレーナーや昔のジャージなど)で作業しましょう。
*何度か蓋を開けたりするとけっこう煙を吸ってしまうことがあります。のどの弱い方はマスクなどをしたほうがいいかもしれません。
ダッチオーブンを使って「温燻」にすることにした。スモーカーは持っていないのだが、最終的に軒下で、次のような方法で実行。
・すべてが余裕を持って収まる大きな段ボール箱を用意する(この日は雨+低温だったため使ったが、雨や強風がなければ不要)。
・箱の底にカセットコンロを置き、弱火〜中火で点火する。
・ダッチオーブンの底に
・アルミホイルで適当に作った置き皿
・点火して煙を出したスモークウッド
・その上に小さなアルミホイルをふわっとかぶせる(煙が肉に直撃しないように+肉から落ちた油がスモークウッドに着かないようにするため。あまりきちんと蓋をすると煙が消えてしまうので注意)
・ゴトクを置く(要は網を置くための上げ底。なければアルミホイルを適当に丸めたものとか空き缶とかなんでもいい)
・金網を置いて肉を置く(できるだけスモークウッドと位置をずらす)。
・ダッチオーブンの蓋を数ミリずらして置き、その状態で1時間ほど加熱を続ける。(今回は途中で煙の様子を見ながら一度肉をひっくり返しました)
途中カセットコンロの火が消えてしまったりして少し時間を増やしたり、いろいろ不安でしたが…
今回は段ボールの中にセットをそっくり入れるような形でしたが、風で吹き飛ばされる心配がなければ、段ボールをかぶせる形のほうが、火の具合を確認したりする途中作業が便利かもしれません。
なお、今回カセットコンロを使ったのは単に炭をおこすのが面倒+炭だと箱ごと燃えてしまいそうだったからです…

もう一度あっぷー。
悪魔さんは「気持ちは分かるがまあ落ち着け」とご忠告してくれたわけだが、多少煙の臭いが強くて苦くても…と少し切って試食してみたところ、既にけっこう美味しかったです(悪魔さんレシピより燻煙時間が少なかったせいかもしれない)。塩加減が本当にちょうどよかった。
一晩このまま寝かせて味と香りを落ち着かせ、明日はこれでベーコンエッグとか色々作るぞー!
ベーコンの燻しが終わった後におまけで作ったスモークチーズ。

やたらボコボコしているのは、プロセスチーズを金網に載せて5分ほど燻したら、熱で柔らかくなって網に食い込んでしまったせいです。
少し室温で覚まして取り外して食べてみたら、ワインにベストマッチでうまーでした。(ナチュラルチーズだと多分ドロドロになってしまうので硬めのプロセスチーズでどうぞ。)
一般的には冬はアウトドアクッキングのオフシーズンと言うこともあってか、ホームセンターでは燻製関連の品揃えが悪くなる&なくなります。今回も、スモークウッドを買うために3件ホームセンターをはしごしました…
(とりあえず酒田ではムサシゆたか店に色々そろってたので助かりました。)
この後、ダッチオーブンが冷めてから洗ったのだけども、スモークチップのにおいがなかなか取れない(特に蓋)。
仕方がないのでぎっちり洗ってシーズニングをやり直してとりあえず様子見。大方取れたとは思うが完全ではない。
ダッチオーブン燻製は温度管理がいらず楽なのだが、こういう問題があったか。
大きいブロック肉ではなく小さ目の手羽先やムネ肉を主でやってました。
10数分で出来るのでキッチンコンロでも充分出来ます。
簡単な肴作りでしたw
中華鍋燻製もよく雑誌やTVなんかで取り上げられてますよね。ご紹介ありがとうございます。
鳥ももなどの高さのあるものは向かなさそうですが、手羽とか魚とかには手軽でいいですね。かまぼこも美味しい…