うちは1階の居間とキッチンの暖房が石油ストーブなので、冬はいつでもやかんのお湯が沸いている状態。
前からこのお湯を余らせることなく、義父が寝る時にペットボトルに入れて湯たんぽ代わりにしているのをずっと傍観していたのだが、実際やってみるとこれが実によくて、この冬は手放せなくなってしまった。
電気毛布のように乾燥しすぎて肌がかゆくなってしまったり、寝ている時に喉が渇くということもなく、ほどよい暖かさがいい。
熱は6時間程度持ち、朝起きる頃にはほんのりと暖かい程度になっており、決して冷たくはないので、中のお湯は洗顔や食器洗いなどに最適だ。
電気代もかからないので、「寝入るまでの間ちょっと暖がほしい」「でも何か買うほどでもない」という方にはおすすめ。
[追記/注]
ペットボトルを湯たんぽとして転用するのは、ボトル製造者側では安全上認めていない使い方です。くれぐれも自己責任でお使いください。
ペットボトル湯たんぽについて興味をもたれた方は、お使いになる前に、安全面についての注意をまとめ直した↓の後続記事も是非合わせてお読みください。
http://zerodama.seesaa.net/article/113190758.html
[必要なもの]
・ペットボトル
(注:ミネラルウォーター(特に海外製)などの薄いボトルは熱で変形したり、使っているうちに口の部分が歪んでお湯が漏れる危険性があるので避けてください)
私は2Lのお茶ボトル(爽健美茶)を使っている。個人的に角型のほうが布団の中で座りがよくて使いやすいと思う。
ペットボトルは耐熱性のあるものは90℃くらいまで大丈夫で、耐熱性の有無については、口の部分が白いものがそうだと聞いたことがある。
お茶類は製造過程で高温殺菌を経ているためほとんどのボトルが耐熱性(90℃くらいまでは余裕でOK)とのことで、総合的にお茶類が一番適しているらしい。
今のところ試した中では、十六茶・トップバリュのハト麦ブレンド茶などいずれも問題なく使えています。
いずれのボトルも、変形してきたかな?と感じてきたらケチらず取り替えるのが安全。
・お湯
私は70〜80℃くらいのものを、ヤカンか給湯機から入れている。
検索してみるとお湯の温度はそれぞれお好みのようだが、60〜70℃くらいが一番支持されている模様。
ちんちんに沸いた熱湯は避けましょう。
口までぴっちり入れた方が変形しないらしい。
お湯を入れる時には安いものでいいので漏斗が1つあると便利。
・軍手・ゴム手袋やタオル
お湯を入れる時それなりに熱いので素手で持たないほうがいい。
くれぐれもやけどに注意。
・タオルや古布など
肌に触れて熱いと感じた時にボトルをくるむ。この辺はお好みで。
私は80度くらいで仕込んだペットボトルを、就寝15分前位に布団の中に入れておき、熱が布団に移り少しボトルが冷めたあたりで体に寄せて寝るのが気に入っている。
上半身用と足もと用に2つ用意するのもいいかもしれない。
それにしても湯たんぽという商品、一時は電気毛布や電気あんか等に押され、隅っこの棚に追いやられてしまったけれども、最近はレンジで使える可愛い商品などが増えて、また復権してきた感がありますなあ。ホームセンターやドラッグストアなどで、バラエティに富んだ商品を目にする機会が増えました。
2009年01月02日
ペットボトル湯たんぽ (日記)
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「ドラゴンころし」と「ペットボトル湯たんぽ」の話:製造物の使用環境について
Excerpt: ファンタジーコミック「ベルセルク」より。 13巻で親友に生贄にされ、辛くも脱出した主人公(13巻表紙)は、復讐のために武装。 生贄を求めて...
Weblog: PE2プレイ記録ほか
Tracked: 2009-01-18 15:46
わたしも2007年から使い始めたのですが、その効能にびっくりです。ほどよい暖かさなんですよね〜。
燃料費が上がったり不況だったりしたせいで再度注目されたものですが、これはめっけものです。今後景気が回復してもこの良さに勝てる商品はないと確信しています。
私も使うまでは、「今更湯たんぽ…」という思いが少なからずあったのですが、使ってみるといいですよねー。
なんというか、すべてにおいて「適度」なのですよね。
節約とかエコといったキャッチフレーズで売り場に並ぶことが多い湯たんぽですが、どういう事情であれ伝統的なアイテムの良さが再認識されたのはいいことだと思います。
この間、NHKの「熱中時間」に湯たんぽコレクター&研究家の方が出演していたんですが、明治以前の湯たんぽは陶器製が主で、色々な形のものがあり、陶芸品としても美しいものがさまざま紹介されていました。また、日本や中国だけの専売特許ではなく、イギリスやフランスにもあったそうです。
今年もよろしくお願いします
私の音楽ブログもこちらのseesaaにお引越ししました。よかったら見に来てください
湯たんぽは、わたしも最近買いまして、たびたび使っております。
去年からすごく湯たんぽ売り場が充実してきたような気がします(以前はこんなにうってたかなあ?)
寝るときに暖房を入れないんで蒲団が冷え切った中でなかなかあったまらないんでそのためってことなんです。
去年はレンジであっためるタイプを使っていたんですが6分加熱して裏返してまた6分とか面倒で・・・
シンプルにお湯入れての方がいいですね
ペットボトルでもイケるんですね
うーん、先にそっちを試しておけばよかったなあ
今年もよろしくお願いします。
湯たんぽ……。うちはネコが(ry
>ちんちんに沸いた熱湯は避けましょう。
これ・・・女囚さそりの最終作・「701号恨み節」の田村正和を思い出してしまいました・・・(とてつもないトラウマシーンなので・・・)
細川俊之が顔色ひとつ変えず湧いた熱湯を・・・ああ・・・。
湯たんぽは、昔低温やけどをしたので、使ってなかったですが・・・私の使ってたのは、昔ながらの給食の食器みたいな金属のバカでかいブツでしたけど、ペットボトルくらいだったら!と思っちゃいましたよ!!!
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
ペットボトルの湯たんぽの効用に満足のご様子、中々のアイデアですね。
朝方には、冷たくなるのではと思ったのですが人肌ぐらいの温かさが残っているとはビックリ出す。もしかして、人の体温を吸収しているのかも知れませんね。
それにしても、「湯たんぽ」懐かしい響きです。
seesaaへいらっしゃいませ。反映が遅かったり重かったりテンプレ貧弱だったりとアレなところが多い困ったちゃんですが、まずはよしなに…
>去年からすごく湯たんぽ売り場が充実してきたような気がします
ほんとにそうですねー。色々可愛いカバーのものやキャラクターものも増えてます。
数年前、レンジ式のものは不具合があって回収などありましたが、今は改善されて安全になってるのでしょうね。意外にあっためるのに時間かかるんですなあ。
うちはいつもは、寝る前に少しヒーターを入れる程度なのですが、やはり布団が適度に暖かいのは気持ちよく幸せであります。
>>1031
もふもふのいらっしゃるお宅では湯たんぽ不要…というかむしろ危ないのでしょうか。
猫好きだけど諸般の事情で飼えない方からすればまさに毎晩ヘヴン状態でおやすみなのですね。
>>きたかさん
つましい話題のつもりがトラウマに触れてしまうとは!さすが女囚さそり…
かわいげだったりライトな素材の湯たんぽが隆盛ですが、昔ながらの金属製の、ジャバラが付いたダンゴムシをのしたみたいなタイプのものもいまだに健在ですね。
気持ちいいからこそ、低温やけどには気を付けたいものです。今はカバー類が充実しているので大丈夫だとは思いますが…
>>龍山叔父さま
あけましておめでとうございます、どうぞ今年もよろしくお願いします。
正月帰省して帰ってきましたが、とりあえず実家は今年もそこそこ平和な正月のようで、くつろいでまいりました。
私も初めて使った時、「朝はかえってひやっこいかな?」と思ったのですが、意外にもほんのり暖かさが残ってました。途中から私が温めていたのかもしれませんね。
昔は電気あんかや毛布も高価で、2つの布団に1枚を横に敷いて使っていたなあ…などと色々思い出します。
>>ナックルさん
実際売り場では「エコ」と謳われていますね。ヘソ曲がりなので、巷でエコともてはやされているものに懐疑的な私ですが、まあ手元にあるものだけですむという点では満足しています。
お湯も寝る前にポットに残ったものなんかを使うとさらに無駄がないですね。