(前回の記事にトラックバックしていただいたお相手の記事
「ドラゴンころし」と「ペットボトル湯たんぽ」の話:製造物の使用環境について (PE2プレイ記録ほか))
もっとも重要なポイントは、「ペットボトルの湯たんぽとしての使用について、ボトル製造者の側では、『そういう用途は想定しておらず、湯たんぽとして使わないことを推奨』」しているという点です。
全国清涼飲料工業会-FAQ
Q20.飲料の容器は便利なので、いろんな用途に利用したいのですが…?
A.容器は中に入っている飲料によってそれぞれ性質や特徴が違います。他の飲み物を入れたり、薬品やドライアイスを入れるための容器としてはつくられていませんので、別の用途には使わないようにしましょう。
特に、PETボトルは湯たんぽ代わりに使ったり、他の飲料を移し変え水筒代わりの容器として使用することを想定して作られておりません。水筒としての耐久性はありません。また湯たんぽ使用では、耐熱性がない場合は容器の変形だけでなく、気がつかない内に火傷をしてしまう危険もあります。
FAQを読むと、湯たんぽのみならず、「凍らせる」「手作り玩具の素材として利用する」など、とにかく「想定された元来の用途」以外の使用についてはけっこうシビアな記述となっている。要するに、何か事故があった時のために「製造者としては推奨していない」「やめてほしいと発表している」と責任の所在を明らかにするためのものであり、それは当然のことだろうと思う。
というわけで、私はまだお湯漏れなどの憂き目に遭ったことはないけれども、お使いになる時はあくまで自己責任、と言うことを忘れずに、下記のポイントを押さえた上でどうぞ。
[ペットボトルを湯たんぽとして使う際の注意]
●口元が白く、しっかりした厚さの耐熱性ボトルを使う(お茶類などが定番。茶類だと商品イメージやデザイン上の理由で、必ずしも白くない場合もあり?口が白くても持った感じ薄手のもの・女子供が片手で簡単にパキパキと潰せるようなものは耐熱性がなく危険)
●特に避けた方がいいボトル
・ミネラルウォーター(特に海外製)
・コーラなどの炭酸飲料(炭酸のボトルは内圧には強く、触った感じも頑丈そうだが耐熱性は高くないらしい)
・醤油・料理用酒などの調味料類
●事前に、傷や口元のゆがみなどがないかよく確かめる
●耐熱性ボトルでも、90℃以上の熱湯は入れない
●口はしっかり締める
●変形・へこみなどを感じたらそのボトルは使わずリサイクルへ
●特に変化を感じなくても定期的にボトルを交換する
●適宜タオルなどで包み、低温やけどに注意
●「製造者は推奨しない使い方」「何かあっても自己責任」ということをしっかり把握してから使う
少しでも「不安だなあ」と思った場合は、素直に普通の湯たんぽを買って使ってください。最近は色々な素材・サイズのものが充実しています。
このペットボトル湯たんぽ、「エコ豆ちしき」として、イオンのレジにある「袋買いますカード」にも書いてあるのを先週見たのだけど、これ、製造者が安全上推奨していないのに大企業が推進しちゃうのはまずかったりするのかなー。
トラックバックしていただいたエントリの中では、ペットボトル湯たんぽが関西大震災の被災者の暖として必然的に生まれたこと、その後素材の変化によって、中越地震では使えなかった(ミネラルウォーターのボトルがペナペナの材質になったため)ことなども触れられており、勉強になりました。