「JA山形…ってどこだろ?置賜かなあそれとも東根あたりかなあ?何をそんなに切れて…」
と思いつつ開いてみたら庄内統括事務所ってwwwww
もろ地元wwwwwwww
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]投稿日:2009/02/12(木) 20:32:42.56 ID:wKW078FX0http://www.shonaimai.or.jp/situmon/dfc/d_5.html
お米のねだんを、もっと安くできないの?
こんな質問が出るところを見ると、君はお米のねだんが高いと思っているのかな?
それじゃ、みなさんにぎゃくに質問です。
まずお米のねだんですが、庄内平野でつくられいている代表的な品種「はえぬき」で考えてみます。
ごはん1杯のお米の量は、精米(せいまい)でおおよそ 60グラムくらいとされていますが、
今のはえぬきの市場価格はだいたい10キログラム( 10,000グラム)で4,600円ですから、
ごはん1杯は、4,600円÷10,000グラム×60グラム=27.6円となります。
みなさんがごはんを毎日何杯おかわりするか知らないけど、2杯食べても約55.2円です。
これに対して、たとえば缶入りコカ・コーラ1本は 120円ですが、
みなさんは、これとくらべてお米は高いと思いますか、それとも安いと思いますか?
ポテトチップスは、定価が1袋140円くらいですが、これとくらべてお米は高いと思いますか、
それとも安いと思いますか?
喫茶店で飲むコーヒーは1杯400〜500円しますが、これとくらべてお米は高いと思いますか、
それとも安いと思いますか?
SMAPやKinki−Kids、宇多田ヒカルさんのCDは、1枚 3,000円くらいしますが、これとくらべて
お米は高いと思いますか、それとも安いと思いますか?
ここでちょっと、農家の収入について考えてみます。農家の収入がどれくらいかというと、
たとえば庄内平野の代表的な品種である「はえぬき」を作っている農家を例にとると、
平成12年5月の東京市場での入札価格は 60キログラム1俵当たり16,367円でした。
いま庄内平野のへいきん的な農家の経営規模は2.5ヘクタール(1ヘクタール=100アール)で、
同じく庄内平野のへいきん的な 10アール当たりの収量は10俵ですので、
250俵×16,367円=410万円となります。
ただしここから肥料や農薬など生産にかかった費用、JAがお米を販売するときにかかる経費を差し引きますので、実際に農家に入る手取り額はもっともっと少なくなります。
みなさんは、農家が1年間いっしょうけんめいはたらいてお米をつくった代金が、410万円というのは、
多いと思いますか。それとも少ないと思いますか。
いちどお父さん・お母さんの1年間の収入がどのくらいか聞いて、ひかくしてみてください。
俺も一緒に謝ってやるからごめんなさいしようぜ
まさかJAのサイトの、しかも小学生相手の質問コーナーがこんな形で嗅ぎつけられてしまうなんてビックリなんだぜ。
というか…全体的に別に間違ったことは言ってないんだけど、「小学生相手」にしては容赦ないというか…いったい誰なんだこれ書いた職員。
*JA全農山形|庄内平野のホームページ-おいしい国庄内
そもそもなぜ「小学5年生相手のQ&Aコーナー」があるのかといえば、5年生の社会の教科書の「食糧生活」に関する単元で、「日本の代表的な米作り地域」として、山形県庄内地方と庄内米生産が取り上げられている(東京書籍・光村図書・日本文教出版株式会社)から、ということらしい。
それがきっかけで生徒や学校から質問や問い合わせの手紙やメールが多数寄せられ、その中のFAQや印象的な質問を掲載し、それに応えていこうというのが始まりとある。
*おもしろ質問箱
・なぜお米があまっているのに、これ以上お米をつくるのですか?
鬼気迫る長文が…
・平野の中に家がかたまっているのはなぜ?
家がかたまっているんじゃくて、田んぼがかたまっているんだよ。
まあ…実際そうなんだけど…
・庄内平野は水田ばかりで生活は不便ではありませんか? どのようなお店で買い物しているのですか?
なんかものすごい未開の地だと思われてるぞ庄内。
答えも答えではあるが。
はっはっはっは。みなさんは何かカンちがいしているようですね。庄内地方にだってたくさんお店はあるし、買い物だって自動車で楽チンですよ。むしろ広い土地があるので、お店も大型化が進み、自動車が2000台も停められるような駐車場を持った、大きなショッピングセンター(向こう側がかすんで見えます)が市町村ごとにあるくらいですよ。
また自動車も「一家に1台」ではなく、庄内地方では「一人1台」の時代です。これだけ自動車が普及しているのに、人口密度が低いので、そんなに渋滞もしません。水田が多いので、田んぼの上を渡ってくるため夏でも風が涼しく、エアコンもそんなに必要ありません。住宅が密集している都会よりも住みやすいところですよ。みなさんも庄内に引っ越してきてはいかがですか。
「車でどこへでも行ける」というより、「車がないとどこにも行けない」「車の維持費のために働かないといかん本末転倒な状態」ではあるんだけどもね…
暮らしやすさはどうあれ、米と水と酒と魚と豚肉と野菜と果物は美味しいよ!
他にも色々な意味で読みごたえのある回答は色々あるのだが、やっぱり最初に引用したスレでも取り上げられてたこれだろうなあ。
風が吹いてたおれてしまった稲は、もとにもどるのですか?
ちょっとやそっとの風で稲はたおれませんが、台風のような強い風に吹かれたら、稲もたおれてしまうかもしれません。もちろん庄内の農家も、なるべく風にもたおれないような、健康で丈夫な稲になるように育てていますが、自然の力にはかないません。たおれてしまった稲は、たおれ方の度合いによって、あるいは稲の健康状態によってもちがいますが、もとに戻るなどしてもちなおす場合もあります。その場合も、まだ成長とちゅうの若々しい稲であればもちなおす可能性は高く、実った後の枯れるすんぜんの稲は、実った分だけ稲も上の方が重くなっているし、たおれたままもとに戻らないことの方が多いようです。たおれたままにしておくとくさったりして良くないので、実りの具合が少し早めであっても刈り取ってしまいます。
人間の場合だってそうだよね。若いうちは気力も体力もじゅうじつしているし、何ごとにも向かっていける怖いもの知らずのどきょうもあるので、失恋をしても受験にしっぱいしても立ち直るのは早いけれど、人生も終わり近づいてきてからでは、大きなざせつをしたら、なかなか立ち直るのは容易ではないよね。稲と同じでいろんな経験を積んで頭でっかちになっているのが、かえって良くないのかも知れないね。
「立ち直るのは容易ではないよね。」よね、とか言われても子供だってリアクションに困るような…
まあこういう形のスレとかを紹介しておいてから言うのも何だけど、知名度では新潟のコシヒカリとかに完全に負けてるけども山形のお米は本当に美味しいので、店頭で見る機会があったら一度試してみてくださいな。色々な料理に合わせやすい「はえぬき」がイチオシでございます。
いかにもおいしそうじゃないですかー。
「コシヒカリ」はまあ「地名+良いイメージ」でわかるのですが、北海道の「ほしのゆめ」なんて少女漫画チックなネーミングで米の味をイメージしろなんて無理〜〜。
にしても最初の「米が高いか否か」への回答は力が入っていて良いですね(^^
初期は農協青年部のヤツらが、メールで届いた質問に持ち回りで回答してたんだったなぁ。
ちなみに東京書籍の小5の教科書に載ってんの、オレの職場そのものです。生産者の代表として載ってる人も、写真に写ってる方々も全部知った顔。ついでに最初のページ捲った折込ページで、フォークリフト運転して出庫作業してんのオレです。
美味しそう、と言っていただけると県人としては嬉しいです。まさか「どまんなか」までご存じとは!
はえぬきのほうが作りやすいのと需要も高いらしく、最近作付はかなり減っちゃいましたけどもね、どまんなか…
北海道の「きらら」は美味しい割に値段が安く、学生時代はお世話になりました。
ある程度「お米らしい名前」というか、そこそこのコンサバ色は意外に大事なのかもしれないですね、お米の場合。
>>engさん
>あ〜・・・回答者知ってるわ。
「多分engさんのご存知の方とかなのかも…」と思いながら記事書いてたんですが、やっぱりそうでしたか。
>初期は農協青年部のヤツらが、メールで届いた質問に持ち回りで回答してたんだったなぁ。
それもなかなか大儀ですよね…
>東京書籍の小5の教科書に載ってんの、オレの職場そのものです。
以前、「親戚が庄内米がらみで教科書に載った」と書いた時に教えていただいたのを思い出しました。あれも東京書籍だったような…今度会った時に聞いてみようかと思います。
教材に載せるには見た目のインパクトもあって最適のロケーションですよね。山や田んぼの見晴らしもよさそうだし…