
杉本屋のハイミックスゼリーを……
結論から言うと、想像した通り、
「同じような値段なんだから、やっぱ蒟蒻畑とかのほうを買うよな…」
という感じで。
昔食べたのよりも、それなりにフルーツごとの味がして、おそらく改良はされているのだと思うけども、「美味しい!」とお勧めするには厳しい。そしてやはりかなり甘い。糖類のストレートな甘さ。
一袋のカロリーは軽く500kcalくらいあると思われる。
あまり美味しくないのにカロリーが高い食品って、なんとも言えない理不尽感があると思わないか。
この手の「仏壇ゼリー」には、
・グラニュー糖がまぶしてある
・オブラートでくるんである
の2パターンがあるのだが、「ハイミックスゼリー」は後者。
思えば子供の頃、このなんとも言えないオブラートの、「ハッキリした味はないんだけど、妙にもったりした形容できない味と、溶けかかった時のモチャモチャした感覚」があまり好きではなかった。そしてそれは今も変わらないのだった。
昔実家ではガス釜でご飯を炊いていて、炊きあがるとアルミの中蓋の上に、ノリ家が乾燥してパリパリしたものが残り、それをはがして食べたりしたものだが、アレと同じ味を感じる。
やはり仏壇スイーツは、仏壇や記憶の中に置くのが一番美しいのかもしれない。
それにしてもこの「仏壇ゼリー」、私たちの世代がジジババになる頃まで生き残っている気があまりしないのだが、いつまで現役で流通するのだろうか。無くなったら無くなったで、さほど好きでもなくても寂しくなるのだろうな。
松永が個人的に残して欲しいものは、バナナっぽい形の砂糖菓子です。名前わかりませんけど。あのとにかく歯が浮くぐらいの甘さがたまに食べたくなるんですが、まだ売ってるかなぁ? ヤ〇ザワで・・・(笑)。
やはり今のジジババ世代と共に自然消滅してしまうのですかね。積極的に食おうとは思いませんが見るだけでノスタルジックに浸れるので「観賞用お菓子」として何とか私らがジジババになるまで生き残ってほしいものです。
仏壇スィーツの唯一の当たり、レモンケーキ(砂糖でコーティングしてあるやつ)は子々孫々まで受け継がれてほしいですのう(茶をすすりながら)。
「仏壇スイーツ」の命名者は伊集院光氏と言われているらしいです。さすがだ。
>バナナっぽい形の砂糖菓子
「フローレット」とか「5色バナナ」という商品名で、今でもよく見かけます。100円になってたりもします。
ヤマ●ワにあるかどうかは分かりませんが、この手のお菓子はお彼岸・お盆になると入荷を増やしたり、目立つ場所に並ぶことが多いので、ちょうど今は狙いめかもしれません。多分あるかとは思うのですが。
これと寒天ゼリーは、ほんとにおばあちゃんとか、友達の家のジジババ様からもらうことが多かったですよねー。
よろしければ過去エントリもご覧ください♪
http://zerodama.seesaa.net/article/93068704.html
妖介さんが子供の頃のT村のことを語ってくださるたびにちょっと嬉しいY県民です。
きっと可愛い孫のためにと買っておいてくれたんだぜ…
この手のお菓子のメーカーも、不況のうえに後継者不足があって、廃業しているところが増えているのだとか。その上フローレットなんかよく安売りされてますしねえ。
「無くなってほしくないなら買えよ」が一番ごもっともな正論なのですが、味を思うとそこまで…とか、「一袋自分で消費するのは…」としり込みしてしまうのが仏壇スイーツの仏壇スイーツたる所以のような気がします。
レモンケーキは普通にうまい!ですよねー。
ヤマザキでも色々シリーズを出してるのを大手スーパーで見かけるので、支持者は相当いると思います(チョコ味もありましたよ!1個70円くらいだったかな〜)。
今のように洒落た本格洋菓子を食べる機会も少なかったあの頃は、スイスロールも超ご馳走でした(うちでは)。スポンジケーキはすべてひっくるめて「カステラ(カステラ生地)」と呼んでいたあの頃…;
工場見学でおまけにこれを一粒もらった記憶がよみがえります。
はい、大嫌いでした。
でも、地元のお年よりは大好き!なので、ひょーっとしたら私も年取ったら突然好きになるかもしれません、ないと思うけど。
この手の寒天ゼリーがT橋銘菓だということを、調べて初めて知りました。
やはり地元でも反応には世代差があるのですねえ。
食べると「甘っっ!!」と思うのですが、人間加齢とともに味蕾が鈍化して、多くの高齢者がそうなるように、濃い味付けでないと美味しく思わなくなるものなので、高齢者一般にはあれでちょうどいいのだろうか…とか思ったりもします。
一方、サイトを見ると果汁高配合の新製品もあったりして、生き残るための商品改良に余念がないのは流石だと思いました。