引き続き、
第2話「失われた町」
第3話「鬼がくる」
をご紹介。
大都社では3番目に収録されている「鬼がくる」のエピソードは、実際の連載では4番目(そして最後)のエピソードで、次回レビュー予定の「小さな独裁者」が本来は先に来ている。
独立したエピソードだが、背景の説明などを考えると連載順にすべきか?とも迷ったのだが、一応単行本掲載順に準拠してみた。
第2話 「失われた町」
何かとショッキングな展開が多かった1話に比べると、比較的オーソドックスで安心して読める、まとまったエピソード。
子供たちのパートが前回ほど殺伐としていないのが大きいか。
勿論犠牲者となる方々は例によってなかなかな目に遭ってしまうのだが、「まあ切り裂かれたり溶解液を引っかけられりゃこうなるわな」と納得できる範囲かと。読者がだんだんマヒしてきただけかもしれないが。
また、4本のエピソード中唯一「怪獣に明確な名前がある」話でもある。
都市開発が進む東京・K地区。
下水管の中で電気工事をしている作業員が異音に気づき、耳を澄ます。
「土管が動いている!」と驚愕した次のページでは、無惨な二人の死体が。
同時に地上では、謎の突風が通行人を切り裂き、ビルに叩きつける。

原っぱグラウンドの野球の試合で活躍するケンちゃん。チームの可愛い女の子からも褒められ、鎖のついたブローチ(ペンダントに見えるが、作中でブローチと言うからにはブローチなのだろう)を貰ってご満悦なところに、光太郎がバイクで迎えに来る。

ケンちゃんの初恋を冷やかすほのぼのシーンもつかの間、いきなり道路が大きく歪んで崩壊し、人も車も大惨事に。
危機を逃れた光太郎は、冒頭でも登場した「異音」が、道路のコンクリートの下から聞こえることに気づく。
「ウルトラパンチだ!エイッ!」
技の名前を言ってから出す、という場面は本編中実にここだけ(しかも変身前状態)なので超貴重。
ウルトラパンチで殴りつけたコンクリートの割れ目からは血が噴き出した。
「なぜコンクリートから血が…?」と驚く光太郎。

このコマだけみると、普通に拳が割れて血が出てるようにも見えるのだが気にしない。
翌日の新聞では、K地区で起こった怪現象が取り上げられている。光太郎が遭遇した道路崩落があったのもまたK地区。新聞には「工事中の手違い」「計画性のない都市計画のミスか?」と書かれているのだが、そうではない、と直感する光太郎。
「あの町は、なににのろわれている!!」

ウルトラシリーズにおいては、「他の人が呪いだたたりだと非科学的に恐怖するのに対して、主人公たちが現実的な真相を示す」のが定石なのだが、いきなりその逆パターンで、主人公自らが「あれは呪いだ!」と言っちゃうのが面白い。
まあその「何か」が、怪獣とか宇宙人ではあるのだけど、「それらが引き起こした」ではなく「呪い」と表現するあたりが。
学校でのケンちゃん。
昨日の高速での事件の際に、ケンちゃんは女の子からもらったブローチを落としてしまっていた。怪奇現象の相次ぐK地区に一人で行くのが心細いケンちゃんは、ガキ大将の「仁義くん」(あだ名にしても凄い名前だ)に助力を求める。
この仁義くん、見た目はいかついのだが名前の通り仁義に厚い実にいいヤツで、そのブローチが女の子からのプレゼントだと聞くや
「その子のことが好きなのか、はっきりしろ、ケン坊!」
と詰めより、ケンちゃんが肯定すると
「ケン坊!女はたいせつにするモンだぜ!」
とすんなり付き合ってくれたりして実にかっこいい。かっこよすぎて全然小学生に見えないわけだが。

事故が起こった高速道路の真下に向かうケンちゃんたちを地震が襲う。街灯が倒れ、飛びだしたマンホールが凶器と化して人間をタテとかヨコに両断し、地割れが彼らを呑みこんだ。

時を同じくしてK地区で調査をしていた光太郎が異変に気付き、彼らを救うべく地割れに飛びこむ。
場所はビル街の地下だが、ヌルヌルとした壁はまるで生物の体内のような異様な空間と化していた。
その壁から噴出した液がかかった瞬間に、ドロドロにとけてしまうサラリーマン2名。
「ようこそ諸君!どうだね私の胃液の味は」
と語りかけてくる謎の声。
『突入したら怪物の体内で、胃液から解かされそうになる』のはまあけっこうお約束な展開ではある。
声は引き続き、「捕らえた人間は自分の栄養分になってもらう」と目的を語る。
胃の中ならば出口があるはず、と脱出を試みる光太郎たち。この空間が下水道の変化したものと気づき、梯子からケンちゃんたちを避難させ、胃液の大波に呑まれながらタロウに変身する。
内壁を引きちぎり、光線で攻撃してダメージを与えつつ、異音の発生源に向かうと、そこには脳髄のような器官で身を覆った怪物がいた。

これが町全体を操っていると看破し、
「こんなものは今のうちに、殺してやる!」
「倒す」ではなくストレートに「殺す」と表現するのがやっぱり石川ワールド。
しかし逆に、謎の光線を食らって動きを封じられるタロウ。
怪物は自らを、「宇宙のかなたから地球を救うためにやってきた アースメシア・ゾブァー」と名乗る。
本来ならばどう見ても、ウルトラマン側が自称する枕。
「このヘドロと排気ガスでよごれた地球は、もはや死滅寸前だ。このままでは、地球はあといく世紀ともたないであろう。この地球を救って支配できるのは、私、ゾブァー以外にはいない!!」
ゾブァーはその巨大な頭脳を誇り、
「人間を栄養にしたおかげでこんなに大きくなった」
と嘯く。
「そして私が人間をくいつくし、触角が地球をおおいつくした時…地球は完全に私のものになるんだよ!!」
タロウ
「救世主だと!!笑わせるな。それは地球人から見れば侵略なのだ!!」
ゾブァー
「地球人!?やつらは問題じゃない!そうだろう…みずから自分の星を死滅させていくやつらなどは滅びるがいい…」

マンホールから外に出て事なきをえたケンちゃんたち。
しかし仁義くんは単身で再び地下に戻り、光太郎を探すと言う。
「兄貴に助けられた命だ…兄貴のために使わにゃー!」
「(光太郎が)死んでたら骨だけでも拾ってくらあ!」
ほんとにイチイチかっこいいよアンタって子は…
ゾブァーの念力攻撃に耐えるのが精一杯のタロウに、仁義くんがパチンコ(パンツのゴムとビー玉でこしらえた必殺武器らしい)で加勢。球がむき出しのゾブァーの脳にヒットしてひるんだ瞬間に、タロウがビームで攻撃して形勢を逆転する。
「できれば地球を無傷で手に入れたかったが、おまえがいてはそれもかなわんようだ」
と、ゾブァーは真の姿を現す。
さっきまで見せていた姿は頭部のみで、その下にはさらに岩のような巨大な本体が潜んでいたのだ。

顔はジンメン、体はカイムという感じ…
地上に出て殺戮を始めようとするゾブァーにタロウが応戦する。
攻撃を読まれてピンチに陥るタロウに、再び仁義くんが加勢。全身形態になったゾブァーの前には蟷螂の斧なのだが、その攻撃が形勢逆転のヒントを与えた。
タロウがあえてゾブァーの胴体に密着して戦うと、敵の攻撃はとたんにピントを失ったものになる。
「その大きな胴が視界を遮って、私がどこにいったかもみえないようだな。」
巨体ゆえに、ゾブァーの死角もまた大きいことに気付き利用したタロウはいつのまにかその背後に移動していた。
そのまま脳を叩き潰して勝利する。
胴体は岩のようなのに、脳は肥大していくためにむき出しでノーガードだったのが災いしたのだろう。

ゾブァーは息絶える前にタロウに語りかける。
「地球は……私に支配された方がしあわせだったろう…
このままいけば、人類とともに地球も滅びる……おまえはそれをみるたびに……私をたおした…ことを後悔するだろう…」タロウ
「人類はおまえの考えるほどおろかではない。」
「そうさ……おろかじゃないさ…」

ゾブァーの言葉を否定しつつ、最後のコマのタロウの、少しうなだれた後ろ姿は、なんとか自分に言い聞かせようとしているようでなんとも言えない余韻を残す。
口調が微妙に異なる2つのセリフは、最初がタロウ、その後が光太郎のもののようにも思える。
正義ヒーロー側のものである「宇宙から地球を救うためにやってきた」というスローガンを抱え、みずからを「メシア」と名乗るゾブァーの存在が、このエピソードの最大の魅力だろう。
「地球に対してもっとも組織的で深刻なダメージを与えているのが人間という生物である」
「真の意味で地球を救うためには、人間を滅ぼすことがもっとも有効である」
こうしたテーマが語られるのは特に目新しいことではなく、70年代においてもSF小説や漫画、あるいは特撮番組のエピソードの中で何度も語られたものではあるが、やはりストレートな主張とやり取りのインパクトが大きい。
そもそもゾブァーはなぜ地球を救うためにやってきたのか?その背景は語られることのないまま倒されてしまうのだが、ここで前エピソードで敵が言った言葉を思い出しておきたい。
「ついにタロウになったな!これでおれと同じになったんだ。」
「おれたちは…ある者の使者…ある者の化身なのだ!!」
「おれや、おまえのような怪物」
「地球を救う」という使命においては、タロウとゾブァーはある意味共通している。
前回語られた「存在の根っこが同じ」という言葉は、このエピソードでさらに深い意味を示しているように思われる。
ゾブァーを地球につかわした「ある者」とはもしかして、「地球そのもの」なのではないか。そんな考えも湧いてくる。
そして、「地球を救う」ということを文字通りに解釈するならば、ゾブァーのやろうとしている「人類抹殺策」が遙かに実効的であり、「人類を」守ろうとするタロウはむしろ、地球の死期を早めようとする愚者に他ならないのだ。
ここで大きなテーマが示されているように思う。すなわち
「タロウが真に守るべきは、地球そのものなのか、それとも人類なのか?」
という二者択一。
残念ながらその問いが明確にゴールインできた、とは言えないのだが、のちの平成ウルトラシリーズにつながるこの深い問題意識がコミカライズ漫画上で鮮明に示されたことは、なかなか意義深いのではないだろうか。
このエピソードとゾブァーの主張には、やはり当時の時代背景、特に「公害問題」が大きく影響しているのだろう。
近年やたらと美化されがちな昭和30年代は、「公害の時代」でもあった。現象だけを見ると、とても現在の中国の環境汚染を笑えるような状況ではなかった。
「タロウ」が描かれた頃には、大きな公害問題のほとんどが明るみに出て訴訟も行われ、それを反省する動きも生まれては来たが、都市部においては光化学スモッグ、地方でも海や川のヘドロ・大気汚染などが身近な問題として横たわっていた、そんな時代だった。
「人間は地球を汚し、寿命を縮めるだけ」
というゾブァーのごもっともな意見は、時代的にごく自然に生まれてきたものとも思える。
第3話 「鬼がくる」
エントリ冒頭で書いた通り、本来連載最後の第4話のエピソード。大都社版では順番を入れ替えて収録されている。
後の「ゲッターロボG」中の某エピソードのプロトタイプともいえる要素を含んでいる。
現在は寺の住職となった光太郎の元同級生・金氏くんの招きで、奈良へ旅行する光太郎とケンちゃん。その寺で宿を借りるのだが、そこで見せられたのは4本の腕を持つ奇怪な鬼の像。
近くの古墳から出土したもので、最近古墳荒らしが増えているために寺で預かっているのだという。
ところで、光太郎とケンちゃんはその寺を「ボロ寺」扱いするのだが、その寺の伽藍構成とか建物ってどう見てもほうりゅ…

どう見ても夢殿です(手前)
その問題の古墳には、今日も古墳荒らしが忍び込んでいた。
ダイナマイトで壁を吹き飛ばして入った玄室の中には、古墳には似つかわしくないメカニックと、それに囲まれたプロトタイプゲッター2本角を持った鬼のような謎の生命体がいた。

ブラックサタン(ストロンガーの敵組織)の
戦闘員に似てるような気がする
眠りを覚まされた2本角は動き出し、古墳荒らしはカンテラを鬼の顔に投げつける。一人は角から発せられたビームで頭部を焼き消され、もう一人は命からがら逃げ出した。
二本角は、顔を焼かれた痛みにうめきつつ、
「ジンマ…」
とうわ言のように唱えながら外に出るのだが、古墳荒らしの一味に撃たれて倒れてしまう。
その頃、光太郎とケンちゃんが泊まった寺では、四本腕(これの名前が「ジンマ」?)の鬼の像が動き出し、寺の壁を壊してどこかへ去って行く。
鬼の像は、先ほどの二本角の鬼の呼びかけに応じて動き出していた。
古墳荒らしたちに制裁を加え、二本角を救出する四本腕。

後からかけつけた光太郎たちが見たのは、地獄絵図さながらの、凄惨な古墳荒らしたちのなれの果てだった。
自業自得っちゃ自業自得ではあるのだが。

2人の「鬼」たちは、小さな基地のようなメカの中に入って行く。
血の跡をたどってそこにたどりつく光太郎たち。
そこは異様な暑さで、地面も液状化して溶けていた。
稲妻のような光線で攻撃を受けるが、タロウに変身して四本腕と対戦。
針や炎を吐きだす四本腕はロボットだった。タロウは四本腕ロボの頭部を叩き潰して倒し、変身を解いて基地に進入する。
「エンマ」と名乗る声が「この地に入るものには天罰がくだる!」と恫喝するが、光太郎は動じない。
光太郎は
「おまえたちは地球侵略を企てる宇宙人で、大鬼ロボットを使って地球を破壊しようとしたが、失敗して古墳に逃げ込んだのだろう」
「昔から伝わる鬼の伝説は、お前たちの悪事が言い伝えられたものだ」
と、いきなり見てきたように看破する。
襲いかかって来た二本角を軽くひねると、割れた仮面の中から出てきたのは、醜くただれた宇宙人の顔だった。

彼らの地球侵略の一番の障壁が、地球の病原菌だったのだ。
そして鬼の醜い顔は、地球の病にさいなまれた結果生まれたものであった。
(この鬼の名前が「エンマ」で、そこから閻魔の伝説が生まれたのか、それとも閻魔の伝説を利用してそう名乗ったのかは不明だが、光太郎の仮説が正しければ前者なのだろうか)
宇宙人たちは、基地の機械で地面を溶かし、「大地はとけ炎がまい」地球では地獄と呼ばれるような自分の星と同じ環境に地球を作りかえようとしていたのだ。
「フフフ…人間は進歩している!!もう、おまえたちがたち打ちできる相手ではなくなっているんだよ!!おとなしく自分の星に帰るんだな!!」
この話、なぜかいつになく光太郎がものすごい上から目線で、つい相手に同情したくなってくるのは私だけではないだろう。多分ページ数に余裕がないせいなのだろうけど。
しかし宇宙人たちの星は、十五万光年も前に死滅してしまっていた。
「帰りたくても帰れない!おれたちが生きのびるにはこの地球をうばう以外にはないのだ!!」
挑みかかってくる宇宙人に光太郎は
「かえれ!!」と叫び(ひどい)、半ば反射的にパンチを出してしまう。
何しろ相手は古墳荒らしに傷つけられた上に重病人なのでひとたまりもない。
「ばかやろう…なんでかかってきやがるんだい!」
「フフフ…これでいいんだ…これでもう放浪の旅からおさらばだ…」
「おまえならおれを殺してくれると思ったよ 強いパンチだ…」
「かわいそうな宇宙人だな、おまえたちは…」
「せいぜいこの美しい地球をたいせつにするんだな。フフフ…地球人がこのような運命をたどらなければいいがな…」
基地を後にする光太郎。その次のコマで、特に説明もなく爆発して消える基地と宇宙人。
最後のページでは、気を失っているケンちゃんたちを助け起こし、
「鬼なんて伝説の中だけでたくさんだよ。そんなに出てきたらやりきれないよ。」
とすっとぼけつつ、ごく普通のコミカライズのような顔をして終わり。
そんなわけで、連載ラストバトルは、変身前の生身の体で、哀れな宇宙人を殴り殺して終わるのでした。まとめてみたらとてつもなく身も蓋もなくなった!
実はタロウ本編の最終回でも、バッジを捨てて「地球人として生きる」ことを決意した光太郎が、タロウにならずにバルキー星人を倒して終わる…ので、要素だけ(あくまで要素だけね)見るとリンクしている、というか大胆に先取りしていると言えなくもない。
終了までのスケジュールがなかったせいか、この話は正味32ページ程度ともっとも短く(多分連載2回分?)、ちょっと説明不足だったり、光太郎が妙になんでも看破しちゃったりと、ややガチャガチャした展開ではあるのだが、中身はわりと濃厚。
漫画版「ゲッターロボG」の「ウザーラ編」のエピソード編を読んだことのある方なら、「ウザーラ編」に登場するアトランティス人の設定に、この宇宙人の身の上が継承されていることにお気づきだろう。
かつて繁栄したアトランティス人は、外界から持ち込まれた病原菌によって壊滅寸前に追い込まれ、作り上げたロボット「ウザーラ」の中で眠り、アトランティスを病原菌の及ばぬ海の底に沈めた…というのが、「ゲッターロボG」に登場する彼らの身の上だった。
比較すると、「一見善人ぶってゲッターチームを騙したうえで、彼らの健康な肉体に自分の脳を入れ替えて乗っ取ろうとする」あくどさを発揮するあたり、はるかにアトランティス人の方が生きる力マンマンと言える。結局、「気持ち的な生きる力」はあっても、抵抗力の皆無な彼らは、百鬼帝国に「現代人には発病の可能性がないほど弱い病原菌」を噴射されて死んでしまうのだが…
そういう意味で、ゲッターロボファンには興味深いかもしれない一編。
繰り返しになるが、本当に宇宙人が可哀想でならないエピソードだ。
あまり説明されていないので、古墳での眠りにどういう意味があったのかは光太郎の推測以外のことは結局わからないのだが、無法な古墳荒らしさえいなければしばらくは眠りにつけていたのだろうし(おいおい文化庁が来ただろうけど…)、その時たまたま近所に光太郎が遊びに来ていたというのも運が悪かったし、少なくとも2本角は完全に被害者だし、せめてあと30年生きていれば、地球温暖化の影響でもうちょっと彼らにとって住みやすくなっていたかもしれないのに…
TVシリーズ後半の光太郎なら、きっと彼らが生きられるような方策を模索し、見つけていたのかもしれない…と思わせられる話ではある。
「鬼」というモチーフは、ダイナミックプロ…特に永井・石川両氏の大好物(永井豪の「朱天童子」はモロに鬼が主人公だし、「鬼」という傑作短編も描いている)ということもあってか、「四本腕の大鬼」の絵はやはり格段に生き生きしているように感じた。
