2009年05月13日

Rest in Peace日記

5年前に亡くなった友人への手紙のようなものです。



玄機先輩へ。

先日、近家の親戚の葬儀があり、参列してきました。
冠婚葬祭用の黒いバッグのポケットには、今も貴方の葬儀を告げる黒縁の葉書が入ったままです。
あれから5年。
ご病状が落ち着いたら会いに行こうと、悠長なことを考えていた中に突然飛び込んできた訃報に、打ちひしがれることすらできずに立ちつくしたあの日から、早くも5年が過ぎました。
なぜあの葉書をバッグから抜くことができないのか。はずして何か失われるものなど特にないはずなのに、どうしても私にはあの1枚の葉書を取り去ることができないでいるのです。
そして誰かの葬儀や法事に立ち会う度に、あの日のことと、取り戻せない後悔の深さを、ありありと思い出します。

その後、まさか私の子供たちを貴方の所に送り出すことになるとは思ってもいませんでしたが…
あれから5年。愛猫さんたちと、音楽とに囲まれて、思うさま芸術を愛で、創作にいそしんでお暮らしのことと思います。

小学生の時に貴方とアイディアや展開を話し合ったオリジナル小説はまだ放置したまま手つかずですが、先月から、2次創作というジャンルではありますが、10年ぶりに小説を書き始めました。
やはり私は、字を書いて楽しむ人間なのだと、久々に自覚しました。脳内に溢れ湧いてくるモジュールをタイプして文字にすること、そしてそれを読んだ方からのご感想をいただいて交流すること、今はそれが本当に楽しくてたまりません。(楽しすぎて寝食を忘れ、つい体調を崩してしまいましたが、今ではほぼ元通りです)

WEBで交流してくださっている方々は、毎日どなたかが楽しいコメントを付けてくださったり、素晴らしい絵やお話を作ってくださったりで、本当に毎日が楽しいです。
3年近く前、本気で命を絶つことしか考えていなかった私、何かを美しい・美味しいと思う心を取り戻すのにさえ時間がかかった私。何かを楽しむことは罪だと心に引っ掛かっていた私が、最近になってようやく心から、生きていてよかったと思えるようになりました。一度死にかかってあとはおまけの人生なら、物語を作り、好きな絵を描くことで楽しみたいと思えるようになりました。
もちろん、周囲の方々の暖かさと才能あればこそ。
でも先輩がいなかったなら、私がWebサイトなど立ち上げることはなかったし、物語を作って見せ合ったり、語りあったりすることも、そうした仲間に出会うこともなかったと思います。
だから結局は全て、先輩のおかげです。
先輩のおかげで、おまけの残量が尽きるまで生きていたいと思えるようになりました。
本当にありがとうございます。

先輩はまた、妹さんともweb世界で、同じwebサイトオーナーとして再開させてくださいました。
妹さんは今日の日に合わせて、忙しい中短編小説をUPしておられました。今頃はそちらで読み終わっておられることと思います。
登場人物の名前に懐かしい文字を見て、胸が熱くなりました。

私も何か、文か絵を…と思いましたが、小説の1次稿を書いたりしていたため果たせませんでした。
あまり興味のないジャンルかと思いますが、後で出来上がったら目なんか通してもらえたら嬉しいです。

最初は捧げようかと思ったのですが、さすがに二次創作の同性カップルのそのうえ18禁・置き場ときたら10人も知らない裏では、供えられても先輩が困るかと思って…ねえ…;
業が深いダチで、ほんとにすみません!!

なかなかお墓参りに行けずにすみません。お盆には顔を出せると思うのですが。
それでは、また。

posted by 大道寺零(管理人) at 22:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
零先輩、こんばんは。早いものでもう5年です。

拙宅へのご訪問も感謝いたしますm(_ _)m いやぁ、捧げるには微妙な文章だなぁ、とは思ったんですが、ちょっと思い至って書いてみました。たぶん玄機は「ま、あんたらしいよね・・・」と半ば呆れながら言ってると思います。

私もぼちぼち小説を書いてます。の〜みそを雑巾絞りにして、玄機から受け継いだ(のかな?)キャラH氏と格闘してます。時間がないのが一番の障害ですが、なんとか完成できるように頑張ります!ご感想など頂ければうれしいです。

先輩の玄機に対しての文章を拝見するたび、ほんとにあの人は幸せもんだなぁ、と思います。うぬぬ、ちょいと妬けますな、いやいやマジで・・・(笑)
Posted by 松永霞月 at 2009年05月13日 23:54
>>松永さん

コメントありがとうございます。そちらになかなかご挨拶せずにROMばかりですみません;
まあきっとアレです、先輩がジャンルに興味があるかないかは別として、ちょっとした文の回し方や語彙の選び方に個性は出るもので、そのへんを「君ららしいな」と思ってもらえればそれで嬉しいですね。

Hさんのお名前は勿論、先輩のキャラとはぜんぜん別物だと把握しております。
ただなんとなく、アイディアのDNAが妹さんの作品に、別の形で活きているのだなと思うとそれだけでなんとも感無量でして。
お互いジャンルは異なりますが、出来る範囲・自分のペースで「書く」ことを共に続けていければいいですよね。
どうぞ改めまして今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by 大道寺零 at 2009年05月14日 22:51
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