2009年05月22日

真マジンガー感想5〜7話とか、現時点で思うことアニメ

6・7話とパニャさんちで絵チャしながら視聴した。
2話双方で暗黒寺警部の眉毛塗り忘れに逐一気づく妖介さんの暗黒寺loveっぷりに萌えた。
7話でもあった(TV放映で)と聞いていたので1つは探せたけど、妖介さんのように2か所は探せなかったよ…すげえや……

6話かかって1日しか進んでないとか、主人公が空気(多分終盤までは余裕で空気っぽいと思いますよ!でも最終回ではがっちょいカッコいいと思いますよ!)とかは私は全然OK(想定の範囲内)なので今のところ楽しんで見れている。
「今川監督の好きなもの」が案の定ドバドバ出てきて、本当に監督ったら復讐とか裏切りとか電撃とか大好きですよねと思った。
序盤からつばさ姐さん美味しいよな〜と思ってたら7話で稲妻出すに至って激しく納得。
Gロボの後遺症で、私の中で
「電撃出す人=一番美味しいポジション」
という公式がすでに成立してしまっているからなあ。

以前からレビュー等をご覧いただいている中にはご存知の方もいらっしゃると思うが、私はかなり所謂「原作廚」寄りの傾向がある。
でも今回の真マジンガーは本当に全然平気で、大いに楽しんでいる。
当初「Zマジンガーでやる」と聞いて死ぬほどガッカリしたのが嘘のようで、自分でもびっくりしているほどだ。

一方では否定的なダメ出しの声もかなり大きいのも承知している。
もうあとは好みの問題、になるのだろうけども。

「マジンガーZ」は私にとって、漫画とかアニメの世界に興味を持つきっかけになった思い入れある作品なのだが、ここまで大幅にいじられたにも拘らず、かなり屈託なく楽しめているのはなぜなのだろう?と考えた時、思い当たることは2つあった。

一つは本放送時にリアルタイムで極めつけの体験をして、それが揺るがぬものとして自分の中の芯棒になってしまっているということだ。

これまた何度も日記等で一人語りしてきたのだが、マジンガーZ衝撃の最終回を、当時4歳の私は一切何の予備知識もなく見た。
その頃私は、7歳年上の兄と毎回楽しみに放映を見ていた。
同時期、我が家にはオープンリールのテープレコーダーという当時そこそこ先端の録音機器がやって来ていた。
「マジンガーZが最終回だよ、じゃあその音をテープに録ってみよう」
と兄が言い出し、父の許可を取ってオープンリールテープを1本もらい、OPとともにRECスイッチを入れてワクワクしながら本編を見た。
ライン出力して綺麗に音声を録る知恵などなく、
「いいかー。終わるまで絶対喋っちゃダメだからなー。」
という、ガキにはごく普通の録音風景。
当然悪を倒して大団円が待っているはず、と思っていた私の目の前で展開されたのは、ひたすらズダボロにやられるZの姿。
もうあんまり時間もないのに、なんで?どういうこと?っていうか甲児くんが死んじゃう!
そこで登場するグレートマジンガーですよ。
ここに至って4歳児の我慢はあっさり臨界点に達し、「えええーーー!!」という叫び声、「しーっ!」という兄の声があえなくテープに収まってしまった。

この歳になるまで色々な媒体の作品を見てきたが、予備知識一切なしの白紙の状態で驚愕の展開を味わった、という体験において、いまだにあの時ほどの極上のものはない。

(今思えば、マジンガーのラストは夏休みの映画で先取り公開されており、当時高学年だった兄は雑誌や学校の話題で「主役がグレートに交代する」ということを知っていた可能性が高かったのではないだろうか。あえて妹のために黙っていてくれたのか、それとも単に知らなかったのかは定かではない。どうせ今更聞いても覚えていないだろうし。)

私の中のマジンガーZは、その後漫画版も桜多版もサーガもカイザーも見たけれど、やっぱり元祖TV版のあの経験が極め付けで、人生の中でも特別なものなのだ。
それがあまりにも盤石で、自分の中で揺るがぬものとしてドッシリ構えているせいなのか、今川版で色々大胆に改変されたところで、「あの思い出が汚された」とは思わない。
あの最初のマジンガー体験は、自分の中で特別すぎて、今更何をされても壊されたり汚されたりするものではないからだ。
(とはいえ、カイザー版の暗黒大将軍編では、物語のフォーマットが共通しているがゆえに言いたいことは山ほどあったのだが…)

もう一つ感じていることとしては、今のところ、今川マジンガーは激しく賛否両論が渦巻く状況ではあるが、間違いなく何かの「思想」があり、「意欲」がある。と思う。
甲児をはじめ、マジンガーZ側のキャラクターは、愚直なまでに当時の漫画版の永井豪の絵柄にこだわっている。
あの時期の永井豪の絵には独特のバランスの悪さ(特に体型)があるのだが、それまでもきっちり踏襲していて、ちっとは手加減してやればいいのにと思うほどだ。
また、弓教授の名前が、アニメ版の「弦之助」ではなく、漫画版連載当時にクレジットされた「弥之助」になっているこだわりレベルは尋常ではない。
そして「Zマジンガー」側のキャラクター(今のところ登場しているのは"ゼウス"のみだが)は、今の永井豪の絵柄と描き分けられている。何という面倒くささ。普通はここまでの面倒をスタッフに課すことはまず考えられないのだが、これだけでも、今川監督が何かとんでもないことをやろうとしているのだな、という意気込みが感じられる。
で、「とにかくやってもらおうじゃないの、そんでまずは2クール見届けようじゃないの」という気にならざるを得ないのだ。

個人的な感想だが、グレート以降のマジンガーシリーズに関しては、「ゴッドマジンガー」以降、はっきり言って「永井豪がなんかやろうとすればするほどガッカリさせられてきた」というのが私にとっての正直な歴史だ。
(これは石川賢が新しいゲッターロボを描けば描くほどワクワクさせられたのとはまさに対照的なのだがまあそれはそれで置いといて)
特に何度も再生された兜甲児は、ヘタレだったり軽薄バカだったりと、なかなか辛い思いをさせてくれたものだ。

そんな原作群をベースにして、少なくとも原作者御大よりはガッカリさせられないであろうサーガを紡ごうとしていることは明らかで、とにかく何がどうなるのか見届けたいという想いがはるかに勝っているのだった。

そして今の私の最大のスリルといえば、
「ある回から突然、何事もなかったかのように監督クレジットが変わったりしませんように」
というその一点。
毎回のOPで、「ああよかった、今回も今川監督って書いてあるよ…」と確認して安堵するのが週一回の仕事になっている。
ええ、勿論「真!ゲッターロボ」のトラウマですとも。
特に第4回のクレジットを見るのは怖かったんだぜ。

私がこう思うのと同様に、「今川マジンはダメだ!」という方にもそれぞれのこだわりや譲れない所があるのだと思います。
当然それを否定するわけではありませんので、誤解なさらぬようお願いします。
posted by 大道寺零(管理人) at 21:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ
この記事へのコメント
どうもっす!
今川マジンガー一話だけパソコンで観ました。
観ながら思わずヤベ〜〜〜〜!!!!って叫びました。
今川さん演出というかカラーが大好きです。
何か大きな事が起きそうな雰囲気や、隠された謎、単身で乗り込んでくるどっかで見たことの有る敵とか、主役以上に主張してくる脇役達や作画クオリティとか、
アニメ監督でこの人は好きって別に居ないのですが今川さんだけは別格ですわもう!
真ゲッターも最後まで今川さんで観たかったです。超合金魂マジンガーzも真版出るのですがもうマジンガーzだけで3体目なのですが欲しくなってヤバイです。
アンチもいるとの事ですがスーパー豪ちゃん大戦だと思ってもっとおおらかに楽しめばいいのにと思います。
これを小さい画面で見るのはもったいないのでDVDで観ようと思って出るのを待ってます。
Posted by manabu1207 at 2009年05月23日 12:02
>>manabuさん

そうか、DVDを楽しみにあえて配信は見ないのですね、それもまた良し。
私はブログでは色々ネタバレしちゃいますので、ある程度気を付けてご覧くださいませ。

>何か大きな事が起きそうな雰囲気や、隠された謎、単身で乗り込んでくるどっかで見たことの有る敵とか、主役以上に主張してくる脇役達や作画クオリティとか

もうほんと色々、「こーゆーの好きだよね!」というのがバッチリ詰まってますよ。多分これから科学者の苦悩みたいなのも…

不評は色々ありますが、今のところ甲児君がおとなしめで、あの明るく破天荒な魅力がまだ出てないあたりがマイナス評価されてる部分は大きいです。どうしてもこのあたりで脇役が食いまくるのが今川ストーリーの序盤〜中盤なのでねえ。
まあ、見ていただければ分かる部分もあると思います。

ほんと…真ゲッターが最後まで今川さんだったらどうなってたのか、見たかったですよ。というか今からでもやってほしい気もするような怖いような。
Posted by 大道寺零 at 2009年05月23日 22:30
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