プロコフィエフの「スキタイ組曲」が好きです。
まあ、この曲のファンの大半がそうであるように、私も吹奏楽経由なんだけども。
後から「『春の祭典』や『火の鳥』のエピゴーネンと揶揄された」って言う話を聞いて、「まあ、さもありなん」とも思うけども、まあやっぱり好きは好きで、時々聴いちゃいます。
昨晩、
「これまで様々な指揮者やオケが演奏して来た『スキタイ組曲』を、販売元を超えて聴き比べるBOX。
『スキタイ組曲』だけが実に20枚収録されています!」
という企画ディスクBOXの情報をネットで発見する
という夢を見た。
いくら何でも、そんなマニアックなBOX、誰が買うんだよ!
と突っ込みを入れたところで急速に夢から覚めつつあった。
しかもCDじゃなくて、アナログレコード20枚組で、CDリリースはなしと来たもんだ。
わし、買っても聴けないよ!っていうかいよいよ誰が買うんだよ!
と思ったところで、いよいよ「こりゃ本格的に夢だわ」と、眠り自体から覚めたのだった。
夢と自覚した上でも突っ込みどころが多すぎて、価格までは覚えてません。
まったくもって変な夢だった。
とりあえず昼に一回、久々に聴いたけども。スキタイ組曲。
それ以前に、この曲はフルで演奏しても20分で終わっちゃう曲なので、冷静に考えると20バージョン収録するにしても、ディスク10枚もいらんよなあ。
知名度もさほどではないので、この曲がメインにタイトリングされてるディスク自体がそもそも少ない。
たいていは「キージェ中尉」「古典交響曲」のほうがメインで、余ったところにひっそり入ってるという感じで。
それでも入ってるだけでも珍しいという感じで。
おかげで、輸入盤で探す時にものっすごい苦労した。
英語版ならまだしも、仏語とか独語レーベルだと、裏見るだけでしんどくて……
2010年02月04日
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欲しいです! うちの姉妹は絶対欲しいと言いますよ、そのBOX。でもアナログレコードかぁ、うちでも買っても聴けない・・・(。・m・)クスクス
私の場合、玄機と聴きまくったアバド指揮のインプリンティングが強すぎて、ラトル指揮のCD買って聴いて「違ぁ〜う!!」と叫んだ記憶があります(笑)。
ありがとうございます。このニッチな、しかも絡み辛い夢話に反応してくださるとしたら松永さんしかいらっしゃるまいと内心思っていたので、とても嬉しいです。
私も先輩から借りたアバド版が刷り込まれてて、このリンクしたスキタイも、嫌いじゃないんですが、「終わりのところ引っ張りすぎ!」と思ってしまいます。
ほんとクラシックって、最初にいっぱい聴いて刷り込まれたものがどうしても自分の中のスタンダードになって、後からもっとイイと思えるものに出会えたとしても、なかなか払拭できないものですよね。
私も、小さい頃に聴きまくったカラヤンセレクションが刷り込まれてて、今はカラヤンあんま好きじゃないんですけど、ついつい気に入った演奏でも比べてしまいます。