2006年09月27日

「アシュラ」完結編漫画

「週刊少年ジャンプ」81年26号に読みきりで掲載されたらしい。
「まんだらけ」の相場表によると、この号だけ飛びぬけて高い値段がついていた。(それにしてもなぜ唐突にジャンプでなんだろ?)

ジョージ秋山スレッドにストーリーのまとめがあった。

【浮浪雲】 ジョージ秋山総合 【人生哲学】

135 :名無しんぼ@お腹いっぱい :2005/09/27(火) 06:27:50 ID:odqO5TiE0
アシュラ完結編は都から戻ってきたアシュラの話。
最初は幸せな家庭に食事をめぐんでもらえなかったアシュラが一家惨殺。
わかさは例のイヤミな若旦那との間に子をもうけたけど、
相変わらず旦那を寄せ付けず、そのツケは荘園のみんなに及ぶ。
わかさに恋していた七郎は修行僧になっており、
再会したわかさに、若旦那には愛が足りないからこそ愛してやれと説く。
また、畜生法師があちこちで教えを触れ回るのがやっかいになったサンジョ太夫は、
法師を監禁し、しばらくして肉を「人肉だ」と言って毎日差し出すが、
法師はそれを食わずに絶命。感動したアシュラは頭を丸め、
七郎と共に修業へと旅立った。(週間ジャンプ81年26号)


こんな感じだけど飢餓感はやや薄れ、本来なら数ヶ月かけてやるようなテーマを
30ページ程度でやっているので書き込みが足りず、ラスト2ページで坊主になるアシュラも
唐突な印象が残る。でも冒頭の惨殺シーンでは琵琶法師の琵琶の音をバックにして
なかなか圧巻だった。


ん〜。
これが連載当時に書きたかったテーマと変わったのか同じなのかは分からないが、個人的には、原作の含みというか、先を考えさせるラストのほうがよかったような気もするかなー。
どっちにしろこれ、30数ページでやるのはいかにも勿体無い話だ。

まあ、原作者による完結編がありますよってことでご紹介。
posted by 大道寺零(管理人) at 13:14 | Comment(4) | TrackBack(0) | 漫画
この記事へのコメント
 連載に続いて、こういう、特別編があったんですね。ラストが記憶に残らなかったはずです。私にはあれがラストとは思えなかったらしい。
 零さん、あらためて「アシュラ」の紹介、ありがとうございます。今、あらためて、少年期に読むべき作品であると思いました。私はホントに小学生の時に毎週読んでたわけですが。
 しかし、「特別編」は短かすぎて惜しいですね。連載にしてくれれば、深い物語になったでしょうに。出家にいたるアシュラの心情を描ききって欲しかったです。
 連載のほうは、いわゆる圧力がかかって、継続困難になり、止めたとの噂もあったようですが・・・「作品の値打ち」を優先してくれていればアシュラ青年期まで行けたかもしれないのに。
Posted by ネコトシ at 2006年10月02日 01:17
>ネコトシさん
コメントありがとうございます。気が付いたらめっちゃ長文レビューになってしまっていたもので、乾燥をいただけてとても嬉しいです。

>私にはあれがラストとは思えなかったらしい。
よく分かります。実にブツ切れ感漂ってますから…

> しかし、「特別編」は短かすぎて惜しいですね。連載にしてくれれば、深い物語になったでしょうに。

まったく同感です。
私は散所太夫に人間臭い魅力を感じていたので、ただ法師を苦しめるだけの役所になってしまっていたようなのは残念でした。
アシュラと仲間たちが都でどんな生き方をしたのか、とかも気になりますね。

> 連載のほうは、いわゆる圧力がかかって、継続困難になり、止めたとの噂もあったようですが・・・

ジョージ秋山自身も、投げるような気持ちと形で終わらせてしまったという説もあるようですね…実際そうなのかもしれませんが、「もっと先を書きたかったのだろうな」と思えてなりません。
私のラスト解釈はあくまで個人的な、多分独りよがりなものだろうと思いますが、そんな風に勝手に読み込んで勝手に感動するのも読者の特権だということで一つご勘弁を。
Posted by 大道寺零 at 2006年10月02日 02:03
「アシュラ 完結編」で検索して来ました。

アシュラには朝日ジャーナル掲載版も有るそうです。
まんだらけ 中野店 4F マニア館 今日もジョージ「アシュラ」を完全読破 - まんだらけトピックス http://www.mandarake.co.jp/information/2009/01/20/21nkn08/index.html

また件のアシュラの完結編は今度単行本として発売される様です。
銭ゲバの娘 プーコ/アシュラ(完結編)(仮) - ジョージ秋山捨てがたき選集第2巻 ジョージ秋山著 販売ページ http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68312213


大道寺零さんのアシュラの感想文は凄くじっくり考えられてますね。
余裕の有る散所太夫と余裕の無いアシュラの人間性の対比は深いし、アシュラが人を殺す動機が3種類に分けられるとは気付きませんでした。
Posted by 釣本直紀 at 2009年07月10日 22:06
>>釣本さん

情報ありがとうございます!
朝日ジャーナル版があったのは知りませんでした。参考になります。
この選集、「海人ゴンズイがついに再収録!」ということで1巻目は注目してたのですが、2巻目でアシュラ特別編が入って来るとは思いませんでした。さすが青林工藝社と言うべきか、ラインナップがコアですね。

感想エントリの方も読んでいただきありがとうございます。
あんなに長くするつもりのなかったものが書いてるうちにエキサイトしてきてえらいことになっちゃったんですが、少しでも楽しんでいただけたのでしたら嬉しいです。
Posted by 大道寺零 at 2009年07月11日 21:06
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