2007年02月14日

WikiPedia 閉鎖説の真相 日記

「あと3〜4ヶ月分しか資金がない」というらしい内容の発言から、危機説がささやかれていたWikiPediaだが、結論から言うとそうした逼迫した危機ではなかったらしい。公式にコメントがあった。

ウィキペディア資金難で閉鎖 うわさの「真相」 (J-CAST)

この騒動を受けてウィキペディア広報のSandy Ordonez氏は、

「Ms. Devouardが言ったとされるコメントは、文脈を無視して出てきたもので、ウィキペディアはすぐに閉鎖というわけではない。資金集めをする努力がいかに重要かを話したものだ

と、3〜4ヶ月以内の閉鎖を全面否定した。
それを裏付けるかのように、作家のBruno Giussani氏は07年2月11日付に自身のブログで「Devouardが実際に話したのはどんな内容か」という見出しでこう書いている。

「銀行に3〜4ヶ月分の運営費があり将来のことについては心配していない。ただし、私達は成長著しい企業が体験したと同じように運営資金の問題を経験している。非営利団体であり、大抵は寄付でまかなっている。アメリカでは広告を付けることに寛容であるが、ヨーロッパでは反対が多い」

つまり、資金面では今のところなんとかなっているが、今後、運営資金をどう確保するかが問題だ、という話のようだ。


普段お世話になりまくってるのでとりあえずは一安心。

本当は寄付をしたいという気持ちもあるのだけど、今のところちょっと手続きが煩雑な感じ。

日本版WikiPedia:寄付について

今のところ、クレジットカード・Moneybookers・郵便為替/小切手・銀行振り込みの4手段があるのだが、手数料とかをもうちょっと詳しく知りたいところだ(アメリカへの送金となるので)。
できればWebMoneyとか、クリック募金のようなシステムがあれば気軽に応援できるのだけど。でもそれはそれでまた余計なお金がかかってしまうかな。

広告については、日本のBlogでも賛否両論のようだ。

理想を言えば、広告を載せて中立性や自由度を狭めてほしくはないのだが、例えばGoogleのスポンサードリンクのような控えめなものであれば許容範囲内だと思う。
また、あくまでユーザーからの感覚だが、項目が書名や曲名・映画やドラマなどの作品名・人名であれば、それに関連したアマゾン等へのアフィリエイトリンクがあっても気にはならないし、WikiPediaへの援助になるならそこから買うかという気は起きるだろう。
posted by 大道寺零(管理人) at 00:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
寄付したくても手間がかかると思うと億劫になってしまいますね。
あと、詐欺じゃないかと勘繰ったり。
日頃お世話になってるのに心も懐も狭いわぁ・・・・。

余談ですが、"スポンサードリンク"の文字を見る度、わかっているのに「どげな飲み物?」と頭の中に浮かんでしまいます。
Posted by クマ at 2007年02月14日 02:11
>>クマさん

>"スポンサードリンク"の文字を見る度、わかっているのに「どげな飲み物?」

実は私もそうなんです…
同志と呼ばせてください!!
Posted by 大道寺零 at 2007年02月14日 16:13
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