2007年02月14日

フランスの出生率日記

夕食中、相方から「先進国中もっとも合計特殊出生率が高いのはフランスで、この前2を超えたはず」という話を聞き、食後の話題に。


フランス、出生率2.005まで上昇(YOMIURI ONLINE)
産休手当30万円 短縮勤務 大家族割引…国・企業手厚い支援
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 日本など先進諸国が少子化に悩む中、ベビーブームにわくフランスが2006年、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の数に近い推計値)を2・005まで上昇させ、欧州一の「子だくさんの国」となる見通しとなった。1994年に1・65まで下がりながらのV字回復には、社会あげての子育て支援があり、家族政策では今や「フランス・モデル」を確立した。(パリ 島崎雅夫)


詳しい内容はリンク記事を読んでいただくとして、確かにめちゃくちゃ手厚い諸手当に驚く。
これは有体に言って「産まなきゃソン」である。
こうした手当てが、配偶者の所得額には基本的に関わらず支給されているため、女性の社会進出を妨げることなく「ダブルインカムメニーキッズ」が実現されているらしい。


「社会分析的ブログ」の記事・「フランスに学ぶ少子化対策」内でのまとめによれば、こんな感じらしい。

1. 妊娠&出産手当(妊娠5ヶ月〜出産)……すべての費用について保険適用
2. 乳幼児手当(妊娠5ヶ月〜生後3歳)……子ども1人あたり約23,000円/月※
3. 家族手当……子ども2人で約16,000円/月,1人増えるごとに約20,600円/月追加※
4. 家族手当補足……子ども3人以上の1人ごとに約15,000円/月
5. 新学期手当(小学生〜)……約29,000円/年
6. 産後の母親の運動療法……保険全額支給
7. 双子もしくは子ども3人以上など……家事代行格安派遣(1〜2度/週)
8. 片親手当……子ども1人で約76,000円,1人増えるごとに約19,000円/月
9. 不妊治療……人工生殖にも保険適用(4回まで)


すごすぎる。
いったいこの財源をどうやって賄っているのか不思議になるほど。
税率的に、うちのような子なし家庭だと全然恩恵をいただけないんじゃないかという思いもわいてくるが、「不妊治療の高度治療にも保険適用」というのは本当にうらやましい限りだ。(なお、フランスの不妊治療では、卵子等の提供は○、代理母は×というスタンスらしい)

日本じゃこの半分も実現不可能だろうなあ。
まあ現在「少子化対策をフランスに学ぼう」という動きがあるのは正しいと思う。
前の少子化対策担当大臣は、「韓国に学ぶ」とかヘッポコなこと言ってたからな…
日本より出生率が低い国に倣ってどうするのかと…


posted by 大道寺零(管理人) at 01:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
 思いますに、「結婚してなくても産んで育てられる」体制が、出生率を押し上げた重要なポイントの一つではないかと。財源は「何とか会館」を建てるのを止めればかなり確保できるんじゃないでしょうか。

 私には子供はありませんが、少子化対策にまじめに金をかける体制は、老人や現役世代の福祉にも厚いことが期待できます。人間を大事にするんじゃないかと(実際のフランスはどうなんだろ)

 日本の大臣が、あえて韓国に学ぶ、といったのは、結局お金をかける気がないってことなんじゃないでしょうか。学ぶふりだけで。・・・キィ〜!!普段から、厚生労働省他に抱いている憤懣が噴出してきました!!
Posted by ネコトシ at 2007年02月14日 03:04
>>ネコトシさん

>「結婚してなくても産んで育てられる」体制

それは大きいですね。
個人主義が徹底して尊重される伝統がありますし、また婚外子への差別・偏見がないのも同様ですね。片親世帯への援助も手厚いですし。

>財源

今日聞いたニュースでは、財務相が「少子化問題のための金には糸目を付けない」と発言して驚かせたようですが、日本の場合、「消費税増税の口実」の側面が大きく、実際に手当等への反映は雀の涙だったりするので手放しには喜べないような…
Posted by 大道寺零 at 2007年02月14日 16:32
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