2007年02月15日

ピースボートのチョコを見て思った日記

多分、このasahi.comの記事の写真が、もっともチョコレートの全体が鮮明に写っているのではないかと思うのだが。

全体的にチョコレートの表面が白っぽく、しかもなんか滑らかでない。

これは、固めた後に表面を削ったか、もしくは作り方がお粗末でブルーミングが起こっていると見た。

ブルーミングとは、最近はチョコ製品のパッケージにも注意書きが添付されることが多くなったけれども、「一度溶けたチョコが再び固まったときに、脂肪分が分離して、表面が白く粉を吹いたようになる現象」をさす。(食べても害はないが、正直粉っぽくて不味い。)

普通、チョコレート菓子を作る際(特にコーティングや、固めチョコの場合)には、これを起こさないように、湯煎する際、温度が一定以上に上がってきたら温度の低いぬるま湯や水につけて下げ、下がってきたらまた熱めのお湯に入れ…という作業を繰り返して溶かす(テンパリング)。

要するに、白く見えるのがブルームだとしたら、よっぽどぞんざいに作ったに違いないと思った。
相手が食べるはずもない、見るからに美味しそうでないチョコを3.5kgも、適当に溶かして適当に固める人たち(「2日がかり」というのは多分、固まるための放置時間だと思う)。いやぁ想像するだけで寒気がしますなぁ。

ちなみに、「日本ココア・チョコレート協会」のサイトによれば、「ブルーミングを起こさないため」には、以下のような注意が必要だという。

● 保管状態のよいお店でお求め願います
● 直射日光に当てないでください
● 暖房のききすぎた部屋におかないでください
● 火のそばやストーブ、ヒーターなどのそばにおかないでください
※ 夏場に高温で柔らかくなったチョコレートを冷蔵庫に入れると、ブルーム現象が起きることがあります。


まあこれらを逆に読んでもらえば、彼女らがチョコレートをどう取り扱ったかは推して知るべしということだ。
要は、「本当に食料の無駄遣いだなお前らは!」ということで。

ところでこの写真、チョコを渡している女性が自分の子供をつれてきているわけだが、これもまたイヤらしさ全開だ。

「私はちゃんと務めを果たした"健全"な女性ですが、女性の皆さんのために声を上げてるんですよ〜」

って感じが。
それ以前に、自分の思想活動に子供をつれて歩くなと。
ものみの塔と一緒じゃないかと。


かと思うと、

<福島社民党首>バレンタインデーチョコで野党共闘呼びかけ(注:毎日で該当記事を探せなかったので、リンク先はmixiニュースです)

 バレンタインデーの14日、社民党の福島瑞穂党首が国民新党の綿貫民輔代表に国会内でチョコレートを手渡した。チョコに添えられたのは「憲法改悪反対。共謀罪、国民投票法案を成立させないように共にがんばりましょう」と野党共闘を呼びかけるメッセージカード。綿貫氏はホワイトデーの「お返し」は約束せず、苦笑しながら受け取った。

 福島氏は同じメッセージ付きチョコを民主党の小沢一郎代表と共産党の志位和夫委員長あてで両党にも届けた。
(毎日新聞)


日ごろはジェンダーフリーを言ってる人が、こういう時だけ「女性であること」を利用して、明らかな政治利用・アピール目的で喜ばれもしないチョコレートを配るってなんか矛盾してる気がするんだけど(職場とかで義理チョコするなという意味ではないです)…

やはり男性は、(ましてカメラがある前で)人前で2月14日にチョコレートを手渡されれば、拒絶しにくいもんだと思う。
それを分かっていて渡す・しかも「お返し」前提(特にピースボートの場合)というのは、それこそジェンダーにつけこんだ「セクハラ」に他ならないのではないだろうか…


posted by 大道寺零(管理人) at 16:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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