産科医減少「少子化の反映」 柳沢氏答弁に医師反発(朝日新聞-goo ニュース)
発言は、「産科、産婦人科、外科の医師数が減っているが、なぜか」という質問に答えたもの。柳沢氏は「産科の医師は出生数あたりでは減っているわけではない」「出生数の減少で医療ニーズがはっきり低減していることの反映」などと答弁。産科医、助産師不足の対策には「効率化、ネットワーク化して対応していく」とした。
結局、「産まない人が悪い」という視点から一歩も動けていないのでは?
産科医をめぐる過酷な勤務状況や訴訟リスクのこと、各地のお産難民の悲鳴は、最近では一般庶民にも常識になりつつあるのに、大臣(それも厚生労働大臣)の認識がこの程度とは…
しかも解決策に「効率化」というのも笑った笑った。
産科医が分娩をやめたり、なり手が少ないのはそもそも「とても割に合わない」(金銭的なことというより肉体的・時間的な部分で)からだろうに…
人員を増やして勤務状況を改善する、勤務内容に見合った報酬や労働条件を整えるといったことをしなければどうにもならんはずなのに、この程度のことしか言えないとは…
確かに産婦人科医1人あたりの出生数は、90年が95人、04年が98人と横ばい傾向にある。だが、日本産科婦人科学会で医療提供体制検討委員長を務める海野信也・北里大教授は「大臣は、分娩(ぶんべん)施設数の減少が出生数の減少率より大きい事実を見落としている」と指摘。「産婦人科が扱う領域は、婦人科系のがんや不妊治療などに広がっているのに、担い手は減っている。お産を扱う医師は、数字以上の激務。実態にきちんと目を向けていただきたい」という。(同記事より)
産婦人科のニーズは、妊娠・分娩だけではない。
一昔前は「なんとなく恥ずかしい」というイメージがあった部門だが、今は不妊治療も更年期障害も、オープンにして通院する人が増えた時代(というか実際、どうしても周期的に経過を見て継続したり、連日通院などの必要が伴うので、オープンにしたくなくても、家族や直属上司にはある程度しないと、とても治療を続けられない)。子宮ガンや筋腫等についても、若いうちから「早期治療」の意識が高まっている。
また、高校生などの若い子も月経不順などで気軽に相談に来るようになっているのはとてもいいことだと思う。
要するに、「女性特有の健康をメンテナンスする」意識が高まっているということで、産婦人科が忙しくならないはずはない。
分娩数だけで勤務状況を把握した気になるのはナンセンスきわまりないことだ。
一応柳沢大臣は、後で「訴訟リスクや勤務状況のことはわかっている」と言い訳していたが、後日になれば何とでも言えるのであって、それが分かっていたらどうしたって上記のような発言にはならないと思うのだけど…
子供相手に言いたいほうだいのところが、
ソニークタラギCEOにくりそつだと思いました。
70万円は高くないとかいいそう。
女性だけでなく、最近はライン系の仕事をしてる方にも失礼な発言がありましたし…
全方向に平等にケンカを売らないと気がすまないのかも…