酒田ゆたか店(元のOAシステムプラザ)は、2階も店舗にしているため、見た目よりも商品が多い。
酒田7号店に久しぶりに行ったら配置が換わっていて、ブツを探すのに思ったより苦労した。
●「一平」太田垣康男 1・2・9・10・12
ほぼ無名なのが不思議なくらいの名作。
剣道一筋に打ち込み、目標である警部補を追いかけるように警察に入った主人公の熱血青年・一平が、交番勤務から刑事になり、事件やコミュニケーションの中で人間的に成長していく様子を描いた作品。
主人公のビジュアルは、「ムーンライトマイル」の沢村くんをゴツくして坊主頭にした感じ。
アクションコミックスってあまり古本市場に数が出ない&一部の作品を除いて絶版が早いので、全18巻無事に集まるかどうかはギャンブルと言える。
(今までの経験上、「あともうちょっとでコンプリート」というところで他社から復刊されてorz…というパターンが多いんだよな…)
●「勝海舟」石川賢 (作:辻真先)(講談社漫画文庫版)
今回最大の収穫。入手できて嬉しい!
庄内の古本屋で入手できる石川作品は大体買い占めたと思っていたが、やっぱり時々回るもんですな。
幕末物の小説や漫画は数々あり、勝海舟の描かれ方もまた千差万別。
しかしこの作品ほど若々しい勝海舟はいないだろう。
江戸城無血開城のあたり、勝海舟は45歳なのだが、
先に断っておくが、以下はNGワードであります。
●流竜馬
●リョウ
●どう見ても〜です
●チョンマゲ付けただけ
えーっとまあそのー、若々しいですねと。
本来年下である坂本竜馬とかいろいろ作品には出てくるのだが、場面を問わず勝先生のほうがお若く見えます。
下のコマは、「江戸城と幕府の運命がいまや勝海舟の肩にかかっている」というのを分かりやすく表現した一コマ。
注:単に上記のような状況を絵で説明しているだけで、決して
●空飛ぶ大城郭が迫り来る
●魔空から城が出現する
わけではありません(なお、上記の例は、石川賢の時代劇では大変ポピュラーなシチュエーションであることを申し添えておきます)。
なのに「ズワー」。
なくても表現上に何の差しさわりもない「ズワー」。
どうしても描かずにはいられない「ズワー」。
しかし、実際に描いてみると、「これ正解」と思わずにはいられない「ズワー」。
石川賢イズムの真髄に触れる一コマである。
後に「魁!男塾」で、大豪院邪鬼がただ座っているだけなのに、「ドドド」という擬音描き文字が添えられて、彼の巨漢ぶりと迫力を余すところなく表現するという技法が用いられたが、それに10年以上先駆ける例として記憶にとどめておきたい。
この作品を語る上で外せないのが「ラスト」である。
江戸城無血開城の後時は流れて、隠居生活(さすがにビジュアル的にも老けている)の勝海舟、天皇と元将軍慶喜の会見がかなって涙する。
その次のページ。黒ベタに白文字でナレーション。
「気が
ゆるんでか 海舟は
その後一年たらずして死んだ……」
「気が緩む」って死因はどうなんだ辻先生。
(実際には勝海舟の死因は脳溢血らしいけども)
また、石川賢キャラによく見られる「眉毛だかまつげだか分からん目の上のボーボー毛」を持つキャラが沢山出てくるので、「ボーボー系石川キャラ(例:久留間源三)」好きな方は必見。どれだけマニアックな層なんだそれは。
●「AO6 青の6号 1 遭遇編」 小澤さとる
相方が、「旧作みたいだ」「絵も昔のだし」と見つけてくれたのはありがたいのだが、スミマセンこれは1997年に発行された新作です。絵柄は仕様です。
これも以下の巻を入手できるかどうか激しく不安なのだが、とりあえず100円なので買ってみた。
巻末に2巻の予告があるのだが、
発売予告に「絶望デス」ってコマを持ってくるのはどうなんだろう…
(実際は5巻だか6巻まで発行されたのだが)
話の展開がちと遅い感じもあるが、やっぱり読むとグッと来る。
OVAと共通の人名やメカなどが出てくる(敵もゾーンダイクだし、ミューティオも出てくる)のだが、設定は大きく違う。
OVAでは、ロレンツィーニシステムの管理者はぬいぐるみを抱いたロリロリ幼女だったが、こちらではハゲの爺ちゃん。
後者のほうが燃えるのはもう言うまでもないよね!
小澤さとるの漫画はなんといっても、「オッサンの会話がやたらに渋カッコいい」のが特色。
この巻で一番ツボに来たセリフ。
「なんせ司令は80歳!
年齢に不足はないからな」
(外海艦長)
「年齢に不足はない」。
すばらしいフレーズです。
不足のなくなってきた身としては、今後いろいろなところで活用していきたいと思います。
●「夢幻外伝1 死者の宴」 高橋葉介
●「打天楽 ワン・ゼロ番外編」 佐藤史生
●「特攻野郎Aチーム DVD−BOX」シーズン3・4
相方がいきなり「急いで金おろして来るわ」と言うので、「ブックオフで相方を動かす高額商品なんてなんかあったっけ?」と思ったらそういうことだった。
●「シカゴ・ライブ」DVD
●「くるくるクロニクル」
●「にんにん物語」
●「武士道満腹物語」
●「大統領の陰謀」 いしいひさいち