「AチームのBOXをわざわざ買うようなファンは、発売後あんまり時間がたってないのに中古屋に売ったりしないんじゃないかと思ってたから意外だったよ」と相方。
私
「まあ、どんなマニアックなブツでも、売る人は売るんだって。 買って焼いて高く売れるうちに売る人もいるだろうし…
もしかしたら、買ったはいいけど、奥さんから『またこんなもの買って!!』って売り飛ばされたシチュエーションかもしれないしねえ」
相方
「もしそうだったら同じ男としてorz………」
というような会話をしていた矢先、タイムリーに読んだ記事。
妻が夫に暴力「逆DV」道内激増 道、男性の一時保護検討 昨年相談最多42件 (北海道新聞ニュース)
妻などが配偶者に暴力を振るう「逆DV(ドメスティック・バイオレンス)」被害に遭ったとして、昨年一年間で道に寄せられた男性からの相談が過去最多の四十二件だったことが二十四日分かった。道は、前年の五倍強と相談が激増したことを受け、現在は女性のみが対象の一時保護を男性にも拡大しようと、施設の確保など具体的な検討に入った。道によると、男性の一時保護は国内では例がないという。
道は、道内十六カ所の「配偶者暴力相談支援センター」で電話などで相談を受けている。道のまとめでは、昨年一年間の相談は千六百六十八件で、うち男性からが四十二件(2・5%)だった。年代別では、若年層から高齢者までと幅広い。
相談内容は「殴るけるの暴行を受ける」「物を投げつける」といった身体的なものや、「大声で怒鳴る」「大切にしているものを壊したり、捨てたりする」など精神的なものに分類される。なかには「妻の暴力がエスカレートし、もう家にはいられない」と当座の日用品を持って本人が相談に来たケースもあった。
実はここ数日、当ブログの過去記事「それはもはやDVの域」に対する検索からのアクセスが多い。
多くのニュースサイトがこのニュース記事を取り上げ、「鉄道模型を捨てられた夫」の話を思い出した方が大勢いたのではないだろうか。
ニュースサイトやニュー速などでも多くの人が疑問に思ったのは、
家庭内での身体的・精神的な暴力が「DV」であり、それは男→女に限定されるわけではないはずなのに、「逆DV」という表現はおかしくないか?
ということだと思う。
しかし、このような定義が国語辞典に掲載されている事実に、私含めて多くの読者が驚いた。
ドメスティックバイオレンス
【domestic violence】
女性が,夫や恋人などの身近な立場の男性から受ける,様々な暴力行為。肉体的暴力のみならず,言葉の暴力,性的暴力,社会的暴力(交友の制限など),物の破壊,経済的暴力(お金を渡さない)なども含めて考える。DV。
〔狭義には女性から男性への暴力を含めない〕
三省堂提供「デイリー 新語辞典」より
goo辞書より
…いつの間に「男性から女性」に限定されてたんだ……
色々「DVの定義」について検索してみると、圧倒的に上記同様のものが多いようだ。
ドメスティック・バイオレンスとは
ドメスティック・バイオレンス(DV)とは、夫や恋人、パートナーなど「親密な」関係にある男性から女性に対してふるわれる暴力のことです。社会的、肉体的、経済的に立場の強い男性が、弱い立場の女性を力により支配しようとする行為であり、これは女性の生きる力を弱め、人間としての尊厳を奪ってしまう人権侵害であり、犯罪です。
「アバンセ誌上セミナー:DVの定義と形態」より
↑のページは佐賀県女性センターのセミナー内容をまとめたページらしい。
女性に向けた内容だからこうなってしまうのはしかたないかもしれないが、地方公共団体ドメイン内のページなのだから、もうちょっと中庸の視点で定義を確認しても良かったかもしれない。
そう考えると、北海道のこのたびの発表は「大きな一歩」なのだろうと思う。
さすがにWikiPediaの定義は性差を含まない表現になっている。
ドメスティック・バイオレンス(domestic violence, DV)とは、狭義には、同居関係にある配偶者や内縁関係にある家族から受ける家庭内暴力のこと。広義には、恋人を含む近親者、または「かつての」近親者から受ける暴力全般を指す。
"Domestic"は本来「家庭の」という意味であるが、近年ではDVの概念は同居の有無を問わず、近親者間に起こる暴力全般に拡大されつつある。狭義のDVと区別するため、いわゆる恋愛関係にある者の間に発生する暴力を特にデートDV(dating violence)と呼ぶ場合がある。
WikiPedia項目「ドメスティックバイオレンス」
家庭の理想像は「肉体的にも精神的にも暴力や脅威のない、安全な環境」だと思うので、定義に性差を設けるべきではないと思うのだが。
内縁や恋人関係も範囲に入れるならば、そもそも異性間だけとも限らないわけだし。
男女共同参画局の調査では、既婚女性の4.6%が「夫から命の危険を感じる程の暴行を受けたことがある」と答えている。
日本では男性の行為と認識されていたが、欧米では古くから女性側からの暴力に関しても関心が寄せられており、近年では日本でも同様のケースが報告されるに至っている(ただし男性に関しては統計自体をまったくとっていないケースもある)。これら「近親者からの暴力」では、社会通念に於いて「夫婦喧嘩は犬も食わない」といわれていたものの、一方的に虐待されているケースが知られるにつれ、警察が介入するケースも増えている。
被害の件数
DV防止法の適用上は被害者の性別は問われないが、平成17年中、警察への相談数は、16,888件中、男性2.4%、女性97.6%である。
ちなみに平成17年度の調査における、男性が被害者の割合は下記の通りである。(内閣府男女共同参画局調べ)
●身体に対する暴行をうけた・・・・・34.1%
●恐怖を感じるような脅迫をうけた・・33.5%
●性的な行為を強要された・・・・・・18.3%
このように男性に対する暴力の件数は決してまれと言えるような数字ではなく、通常の暴力犯罪に比べて女性が加害者である割合が異常に多いとさえ言える。
脅迫とか精神的な追い込みをさせたら女性の方が一般的に上手(偏見か?)というイメージがあるのだが、意外にも肉体的な暴行が割合的に多いのだな…
体格・体力・腕力の差を考えると「成人男性に殴る蹴る」行為をするというイメージがまず沸かない(自分の身長が低いからだと思うけど)のだが、やっぱり道具を持ち出すんだろうか。
「女には手を出さないはず」と踏んだ上での暴力であるならば、すごく卑劣だと思う。
やっぱり男性の身になれば、「毎晩女房から殴られる」「言葉でいじめられて帰るのが辛い」とはなかなか相談しづらいよな、色々な意味で。表面化していない「妻からの暴力」は、実はもっと数が多いのかもしれない。
また、暴力の件で相談しても「男性が受け入れるべき」「ご自分にも非があるのでは」といわれがちな面があるらしいし、男性が手を上げれば即DV認定となりやすいのに、男性もつらいですよなぁ…
そう考えると、「ダメおやじ(前半のDV期)」は30年以上時代を先取りしていたのか……
あの作品が連載されていた頃はまだ「父親の威厳」がなんとかかんとか存在していた(揺らぎ始めてはいたと思うけど)時代だからシャレになったのだろうなー。とはいえ、当時放送されていたアニメ(そもそも原作自体が後半の救済期に至っていないので、終始イジメられるだけの話が延々と続く)は、救いがなさ過ぎて子供ながらに見ているのがなんか辛くてリタイアしたのだけど……
とはいえ、家庭人となった今、あらためて「ダメおやじ」を振り返ってみると、
●嫁:凶器を用いる肉体的暴力・言葉による精神的虐待
●娘:父の助けを無視orイジメに加担
●息子:積極的に父を虐待
という状況にあって、
・毎日きちんと定時に家に帰り、蒸発などしない
・毎日ちゃんと会社に行く
・毎月全額給与を家に入れる
・外で風俗や酒飲みに行ったりしない(もっとも行く金がない)
・子供の学校の行事などにも積極的に参加する
・休日や余暇も、家族の要望に応えて東奔西走する
のだ。なんたる聖人。全然「ダメ」じゃない。
さらに
・嫁の暴力の結果、大量流血や内臓モロ出し(デフォ)
・サメの餌にされて手足を食いちぎられる
ような目にあっても死なない。超人。
いつの間にか「ダメおやじ」を熱く語ってしまった。
まあとにかくこの記事を読んで思ったことは、男女親子兄弟どの間柄にしても、暴力はいかんし、許可も合意もなく人のものを勝手に捨てるのは良くないことですよー、ってこった。
また、日本のDV防止法が「男→女」に限定されていない以上、DVの定義も、一方通行なものにするのは疑問を感じる。
懐かしいですねぇw
http://www.youtube.com/watch?v=b6GuiOcQwpg
オープンングでの語り?
『俺の名前はテンプルトン・ペック、通称フェイスマン、自慢のルックスに女はみんなイチコロさ、はったりかましてブラジャーからミサイルまでなんでも揃えてみせるぜ』
この自己紹介的な語りが今もかなり印象に残ってたり…
>妻などが配偶者に暴力を振るう「逆DV(ドメスティック・バイオレンス)」
まぁ零さん夫妻はラブラブ(死語)だから大丈夫でしょう(フフフ
その後具合はいかがですか?
>フェイスマン
今まさに相方がその名前のまーちゃんを作り、「ブラジャーからミサイル亭」という名前で時々露店を出しております。
フェイスマンという名前にするはずだったのに勢いで女垢を取ってしまったのですが、くじけず地味に育成しているようです。
Aチームはとにかく、吹き替え版の声優キャスティングと演技(アドリブ含む)が神でしたねえ。
>零さん夫妻
なるまいとは思ってるのですが、特に去年から身体的にいたわられ続けてもらっているので、甘えから横暴妻・鬼嫁になってしまっていないか時々不安になることがありますわ…
真相は相方のみが知る、であります。