●「野球狂の詩」OP
「止め絵が入るOP・ED」が異様にツボなので、実は動画としても純粋に好きなOP。
アニメ版は水原勇気編がメインだったが、OPでは他のメッツメンバーも色々出ていて楽しい。千藤のスライディングを見るたびにヅラが落ちないかと心配になる。
「個性的」という言葉では語りきれないアク+設定+前歴のあるメンバーを見ていると、「TDNもメッツでなら日本プロ野球でやっていけたのになー」「いやむしろメッツしかあるまい」という気になってくる。何しろエースが前科者。ゲイビデオの1本や2本どうってことないぜ。多分。
水原勇気は、萌えられないことに定評のある水島女性キャラの中にあっては異色の存在で、原作アニメともに、今見ても十分にすらっとして可愛い。
まさかその後平成版に担ぎ出され、子持ちの中年となってなお登板する(外見はあまり変わらんけど)という悪夢を見させられる羽目になるとは夢にも思わなかった…
堀江美都子のスキャットと勇気ちゃんのひたむきさがよくマッチした名曲だが、悲しいかなカラオケで歌うには全然盛り上がらないのだった。
●「キャプテン」OP/同ED
放映当時から見ても、十分に「健全すぎてストレートで古臭い」「音楽で使う歌集にでも入ってそう」な曲だが、振り返ってみると「キャプテン」の主題曲としてはよく合っていたと思う。このアニメで変なタイアップを使われていたらどれほどゲンナリしたことか。
EDはしみじみとする名曲。
ちばあきおの絵は一見華がないが、「キャプテン」はマジで名作。
(もし野球マンガを3つ推薦しろと言われたら間違いなく入れるだろう)
このアニメも、地味な素材を丁寧によく作りこんでいた。こういう仕事はさすがエイケンだと思う。この手の「地味良作」は、出崎哲の真骨頂だ。
墨谷二中の地味〜なユニフォームが、逆に「中学野球だなあ」というリアリティを感じさせる。
(1979年(昭和54年))のコトも、たまには思い出してあげて!
1話ポッキリの特番アニメでしたが、主題歌で「♪落ちこぼ〜れ〜♪」と、女性コーラスが悲しげに響くのはこの作品だけ!
あや秀夫の「ヒットエンドラン」でしたっけか、原作は。
これまた地味な野球マンガでしたな〜。
>落ちこぼれ
野球アニメではないですが、「あばれはっちゃく」の、「おいらは花の落ちこぼれ♪」を思い出しました。