4歳生ゴミで生存、1歳放置死…21歳母を殺人で起訴 (YOMIURI ONLINE)
北海道苫小牧市高砂町の市営住宅で昨年12月、無職女が男児2人を1か月以上置き去りにしたうえ、死亡した三男(当時1歳)の遺体を遺棄した事件で、生き延びた長男(4)が生ゴミや生の米、冷蔵庫内のケチャップやマヨネーズを食べて命をつないでいたことが、札幌地検などの調べでわかった。
同地検室蘭支部は6日、2人の母親で、三男に対する死体遺棄罪で起訴済みの山崎愛美(よしみ)被告(21)を殺人罪で札幌地裁室蘭支部に追起訴した。長男への保護責任者遺棄罪での起訴も検討している。二男は2004年に窒息死している。
地検によると、山崎被告は兄弟を育てるのが煩わしくなり、昨年10月30日ごろ、2人にチャーハンを食べさせた後で交際相手の家に行き、12月4日に戻るまで2人を放置した。三男の青空(そら)ちゃんはすでに死亡、遺体はミイラ化していた。死因は餓死か低体温症とみられる。
一方、長男は元気で、山崎被告が戻ってドアを開けると、飛び出して抱きついてきたという。山崎被告は「2人を殺してしまおうと思った。2人とも死んでいると思ったので、(長男が生きていて)驚いた」などと供述している。
………この手のバカ母のニュースを聞くたびに、「『子供は親を選んで生まれてくる』なんざ、親が自己満足したいだけの世迷言だねッ」と思うのだが、なんつーか久々にケタが違うわ。
今年はいかに暖冬とはいえ、12月の苫小牧って……東北ですら、雪はなくてもやっぱりそれなりにしんどいのに…
(1ヶ月ならまだ電気も即ストップはしないだろうし、エアコンかコタツが生きていたのだと思いたい。)
そして、生きて母を迎えた長男に対する感想が
「生きていて驚いた」
かよ!いやもう本当に死すべきはアンタだから!
地検は、長男に対する殺人未遂罪の適用も検討したが、放置された後も健康だったことなどから、立件は困難と判断した。
山崎被告は先月13日、青空ちゃんの遺体を交際相手宅の物置に放置したとして起訴された。
いや立件しろよ地検……
というかそもそも、「過去に窒息死した」という次男もバリバリ怪しいんだけど……
そして最後にさらっと書いてあって見逃しがちなのだが、この女、自分が殺した3男の遺体を彼氏の家に放置って……
そもそも、どっかおかしい女なのか????
この長男くんは、1ヶ月もの間寒さと飢えの中、3男が息を引き取って遺体が変化していた様を見ていたんだな…
どう考えても、アシュラ(ジョージ秋山の同名漫画主人公)化していておかしくない。
というか、「母親が帰ってきたときに飛び出していった」際に、手に包丁とかナタとか斧を持っていたとしても私は「うむ、やっちまえ」と許すだろう。
(ジョージ秋山の「アシュラ」について興味のある方は、拙稿レビューをご覧ください)
いや、比較してはアシュラの母親があまりにも不憫だ。
アシュラの母は、妊婦の時点ですでに発狂していたが、出産前も出産後も、死体を捜して(読んでいただければわかるが、それしか食べるもののない飢餓状況が舞台である)その肉をアシュラに食べさせていた。
結局は、その死体すら見つからないという極限中の極限状態に達し、アシュラを焼いて食おう(ここに至ってもなお、最後まで「子供が『邪魔だから』殺そう」という発想ではないことに注目したい)とするのだけど…それでも、生き物として最後のラインに達するまでは、精神の平衡を失ってもなおちゃんと「母親」していた。
彼女も結局は、アシュラに殺されてしまうのだが…
でもこの長男くんは(少なくとも目視できる程度の)狂気やダークサイドに至ることもなく、母親を母親として出迎えた。
多分普通の4歳児にとって、母親は絶対的な存在であるから、よもやこの「放置」が悪意のもとに行われたとは疑うこと自体なく、批判能力もなく、かえって母親の身を案じていたのかもしれない。
あるいは、飢えと寒さと遺体と共に過ごした1ヶ月の間、既に潜在意識の「アシュラ化」を一回り終えていたのかもしれない。
いずれにせよ、何のトラウマもないということは考えられないだろう。もう少し成長して、例えば就学して他の友達の親と自分の親を見比べて、母の異常さ・非常識さに気づいたときにそれが発芽する可能性は十分にある。
個人的には、「恐怖と混乱のあまり、放置された期間の記憶が失われた」という展開の方がこの子にとっては幸せかもしれないと思うのだが…
「ちょっとだけなら」と子供を放置して焼死させたスノボDQN母の事件も腹立たしかったが、この女の場合は明確に「放置すれば死ぬだろ(死んで欲しい)」なのだから、厳しく裁かれなければいかんだろう……
21歳で4歳の子供ってことは、17歳で出産、しかもその後もポコポコ妊娠したということだ。
不愉快なことだが、出産においていかに年齢が非情なまでに絶対的かという事実を改めて感じると共に、「なぜにDQNは繁殖力が高いのか?」と思うと本当に悔しいな、正直。
「一部の動物(魚類など)の産卵数が多い理由は、そもそも孵化率や幼体生存率が低いから」
という生物界の摂理が、実際最近のDQN母親子殺しの話を聞くと見事に当てはまってしまうから困る。
この手のニュースがあると必ず、「妊娠・出産・出産にあたっては、試験を行って資格制にすべし」という意見が上がる。
実際には、母性が強く自覚され、育つ時期は人それぞれ(胎動を感じる頃だったり臨月になったり、あるいは実際に新生児と対面・授乳した時だったり)なので杓子定規に図るのは難しいのだが、真のDQNは驚くほどに、「取り繕う」ということをせずに、相手が誰でもいついかなるときでもDQNっぷりを発露するので、以外に「妊娠検査陽性時の簡単な口頭試問」でも検出できるかもしれない。
一般にはあまり知られていないが、乳児院や養護施設から特別養子縁組で養子を迎えたい場合、「養親としての資格がある」と裁判所から認定されるためのハードルは非常に高い。
(以下に紹介するのは、公立の施設から養子縁組をする場合の要件であり、私的施設の場合は必ずしも当てはまらない。)
●法的な夫婦であること(大原則)
●夫婦のどちらかが25歳以上60歳未満
●部屋の広さが少なくとも2室10畳以上あること(台所は部屋数に含まない。持ち家でなくとも可。)
●夫婦のどちらか片方、または同居の家族(養親の親など)が育児に専念できる状態であり、保育園等に委託せず自宅で養育できること
(⇒つまり、隠居の親がいるか、夫婦二人暮しであればどちらかが勤めに出ておらず主婦(主夫)であること、または自営であることが要求されている。最も厳しい要件の一つ。これは法律上、養子縁組は、乳児院や養護施設から養親に「委託」していることであって、養育を保育園等に委託した場合には「二重委託」となるから…というのが理由らしい)
また、実際にはある程度の収入が要求されたり、養親の年齢が高い場合には乳児を希望しても通らないなど、とにかく条件が厳しい。
それを考えれば、実の親に対しても、ごく常識的な内容の「親検定」があってもおかしくはないと思う。
たいていは、簡単なマニュアルを見て「こう答えりゃいいんだろ」とパスするのが大部分だろうが、それでも、「間違ってもコレだけはやっちゃいけない」「それをやったら親失格」と認識するだけでも何らかの意味があるように思う。
この「交際相手の男性」も男性で、バカ母に2人も乳幼児がいたと知っていたか知らなかったかで罪状(法的にではなく…)が大きく違ってくるな。
まあ普通、21歳が家に2人も小さい子供を置いてきたとは想像しないだろうけれども…
この手のバカ母子殺し(あるいは放棄)事件には、もう必ずと言っていいほど「交際相手の男性」が出てくる。
子供の面倒をきちんと見て、さらに精神的な影響もケアした上でならば、恋愛でも何でもすればいいと思うけども…
もし子持ちだと知らなかったのであれば、いきなり自分ちの物置に幼児の死体が置いてあるのを見て死ぬほど驚いたに違いない。