*「P*W Babies Paperback」 moonriders
(MOON RIDERS RECORDS)
ライダーズ3年半ぶりの新譜。
流浪のロックおぢさん達はレーベルも色々と流浪したが、今回はついに自分たちのインディーレーベルからリリースとなった。
ライダーズを教えてくれた玄機先輩の一周忌がすぐそこに迫った中での新譜。
未だにライダーズを聴く度に辛くてたまらないのに、否が応にも「聞かせてあげたかったな…」という無念さが募る。
*「新 ワイルド7」(1〜4) 望月三起也
ぶんか社が、ものすごく良い形で復刻してくれた(未収録扉絵・画稿追加&作者と綿密なやり取りを行いながらの再編集)文庫版。文庫化しておきながら「魔像の十字路」を出さなかった徳間に爪の垢を贈呈してやりたいくらい。
一話一話が長すぎず、健在のワイルド節がやはりたまらない。飛場ちゃんは記憶喪失で、新ワイルドのメンバーは旧メンバーのキャラ立ちには及ばないけど、「キメ」のポーズとセリフのカッコよさは負けていないと思う。
「悪党退治できるのは悪党だけ」という基本コンセプトがあるので、ワイルドの敵はいつだって「より悪逆非道」なわけだが、「新」は掲載誌が青年誌(今は亡き「コミックバンバン」)ということもあってか、ものすごい非道(一回の話で出る死人も元祖よりずっと多い)。ゆえに退治シーンで得られるカタルシスも多め。
「刑務所にムダな税金は使わせねえ」なんてセリフは、やっぱりイイですなあ。
この文庫シリーズのもう一つ褒めたい点は、表紙がちゃんと望月御大の絵だということ。徳間はその点もダメだった(別のイラストレーターが描いたバイクのイラスト。もっともあの当時はなぜか、本人以外のイラストが表紙になる文庫がけっこうあった。「スケバン刑事」とか…)。
◆義父が山菜を色々と採ってきてくれた。
今日はシドケ(毎年トリカブトと間違って死ぬ人がいるんだよな…)のおひたし、ウルイと厚揚げの炒め煮、ネマガリタケの味噌汁。それにカレイの塩焼き。
今回は遊佐のほうに行ったとのこと。ここ以外にも、雪の消えるのが遅い八幡の山は山菜の出るのも他とは時間差なので、長くシーズンが楽しめる。鳥海山麓の近くに住んでいて良かったと思える季節到来。そのぶん調理時間も延びるけど。