2005年06月11日

葬列のできる球団事務所漫画

誰が何を思ったかよくわからんのだが、ともかくテレビ朝日で8月から「アストロ球団」のドラマが放送されるんである。
テレ朝の野球中継で、OPとかリプレイ時に「アストロ球団」のショートアニメ(しかもIG製作ときたもんだ)が流れるのもその関連なのだろう。「唐突過ぎる」「いいからベンチとか試合状況を見せろ」「とにかく暑苦しい」など、プロ野球板ではおおむね不評のようだが。

追記:
調べてみたらむしろ逆で、
「テレ朝では、今季のプロ野球放送の演出の目玉として「アストロ球団」のアニメを使用。同漫画がアニメ映像化されたのは初めてで、視聴者から「まさかアストロ?」の問い合わせが殺到。その反響の大きさから実写ドラマ化を決定した。」
という経緯だったらしい。

(「アストロ球団」がどんな物語でどんな試合(むしろ「死合い」)を繰り広げたか知りたい方には、「ノーセーブノークリアー」のアストロ球団コンテンツが激しくオススメ。)
ともあれ、放送開始に向けて、公式サイトの内容が続々整備されているようだ。

原作者・作画者の先生方のコメントも載っているのだが、原作の遠藤先生のがなかなかすごい。

(アストロ球団が書かれた時代は、)野球も巨人がやたらと強くて、野球自体がつまらなくなってしまって、巨人ファンなんだけど「アンチ巨人」という人たちが出てきたような時代――「四無主義」と言われて、オイルショック・不景気、なんだか何をやってもダメだ、先が見えない、という空気があった。そこへ「アストロ球団」が登場し、バカみたいに「一試合完全燃焼」を謳って、先は見えないけど誰かに期待してはダメで、期待できるのは自分だけ、奮起すればおのずと道は拓ける、とやって、共感を呼んだんだと思うね。

「完全燃焼」…確かにそうですが、燃やしたのは命の炎というか、燃え尽きちゃったキャラ多数と言うか、もっと言えば、試合内容以上に燃えた遺体が多かったような…
「奮起すれば」…憤死した方々(勿論「突っ込んだが塁までたどり着けなかった」という尾言う意味ではない)もいらっしゃったような…

とにかく、「やればできる」、そういう昔ながらの哲学が「アストロ」の世界なんだから、「やるしかない!」ってことを言いたいね(笑)。

「やればできる」…えっと…「人間ナイアガラ」くらいなら…なんとかできそうかな…
人間ナイアガラ(あとは勇気と人数だけだ!)

60年代後半〜70年代というのは、確かに巨人V9時代であまりにも強すぎ、実際のプロ野球シーンは遠藤先生の言うとおりに面白みに欠けたかもしれないが、野球漫画の世界はかなり発狂した怪作が目白押し。
「アストロ球団」を筆頭に、「侍ジャイアンツ」、「アパッチ野球軍(たまにゃサードに逆送するが)」、またアストロ同様に盲目選手(しかもキャッチャー)が登場、しかも隻腕スラッガー、直球しか投げない主人公などが登場する「男どアホウ甲子園」。これなんかは、原作者がまともに野球のルールを知らないというこれまた別の意味でのどアホウっぷりが炸裂
個人的には、小学生がジャイアンツに入団し活躍、時々王さんとかが宿題を見てあげたりする「リトル巨人くん」あたりもこの狂気の系譜上にあると思っている。
今、これらの巨魁と比べてしまうと、「主人公甲子園のマウンドで、死球を受けて指が骨折していたのにムリして投げて指一本損失、その後代打屋としてプロで活躍」という「どぐされ球団」なんかは金魚のごとく大人しすぎるなあ。


posted by 大道寺零(管理人) at 08:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画
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