教科書には珍しく、思春期の少年のほのかな恋情を描いた短編で、ちょっとだけエロかったことが記憶に残っている。でも、詳しいシーンは忘れてしまった。
・農園で苺摘みをする少年の間では、「気になる女の子の胸元に苺を入れ、それを叩いて潰す」という、ちょっとエロいイタズラが流行っていた。
・主人公には、Fannyという憧れの女の子がいた。
・二人で作業をしている時、偶然だか、ラブコメ的なハプニングだかで、fannyの胸元に苺が入り、それを叩いて潰してしまう。
・その苺を取ってやる
みたいな話だったと思う(何もかもうろ覚えで申し訳ない)。なんか全体的に切ない感じの話だった。
特に3・4番目のあたりの描写が、何かこうぼかしたような感じで、逆に「これはもっとエロい行為の隠喩なのではないか?」と深読みを誘う話だった。
「潰れた苺をつまむ」なんて、いかにもなイメージじゃありませんかお客さん。
私も、「青カンかそれに準ずる行為をぼかして描写してるんじゃないか」と思ったのだが真相はどうなんだろう。いずれにせよ、教科書に載せるにはちょっと刺激的な内容で、大変よろしかった。
今も教科書に採択されているのかと思い検索すると、
・「女の子に苺でいたずらする描写がセクハラにあたるのではないか」と問題になり、最近は採択されていない
という情報があったり、また、採択する上で改作が加えられたりしているようだ。
1994年「ことばと文化:改作の問題−E. Caldwellの"The Strawberry Season"をめぐって−」というフェミニズム言語学関係の論文で、
高校用英語科教科書78冊を対象に、文学作品の収録状況を調査したところ、最も採録頻度の高い散文作品はE.Caldwellの"The Strawberry Season"であり、計5冊の教科書に現れていることが分かった。しかしながら、それらはすべて、何らかの改作が施されていたのである。ここでは、それぞれの教科書に収録された改作作品を,書き換え・削除・加筆という3つの観点から,原作と比較し,改作作品の収録をめぐる問題点を指摘する。
という内容のものがあるらしいが詳細は不明。
もう一度教科書、できれば原文にあたってみたいのだが、相方から英語の先生に「Strawberry Seasonについて知りたいんですが、あれって結局やったんでしょうかね?」と聞いてもらうわけにも行かず、かといって買うほどでもなし。
久しぶりに図書館でも行ってみようかな…教科書ではないが、教室のエロ物件としては、意外な盲点として「学級文庫」がある。
中2の時、学校中の空き教室を見つけて吹奏楽のパート練習をしたのだが、よく使っていた3年生の教室の学級文庫に、「凄ノ王伝説(永井豪の「凄ノ王」のノベライズ版。著者は永井泰宇)」の、こともあろうに1巻が置いてあった。誰だよ持ってきたの。
永井泰宇(永井豪の実兄)の小説を読んだ事がある方はご存知だろうが、エロシーンの描写が妙ーーーーーにねちっこい人なのである。
しかも「凄ノ王」の序盤といえば、少年マガジン最初にして最大インパクトのレ○プシーンである、「雪代さんのアレ」が載っているのだった。いやーたまげたたまげた。
学級文庫に(学習系以外の)マンガの持込はタブーだったが、一々教師が目を通す筈もなく、そういう場面がある小説というのは穴だったのだ。
今思えばあの「凄ノ王伝説」、クラスの男子に回し読みされまくったんだろうな〜。
高校の図書館で、現代ヨーロッパ小説選集の中で、ナボコフの「ロリータ」だけが回転率が激しく、一冊だけ傷みが早かったのも同じ理由なのだろう。もっとも多くの男子が「読んでガッカリ」なパターンだったのだろうけど。
私が高校の時の英語の教科書に載ってまして、当時の教師が「はい、ここははずかしがって苺と訳さなくて結構です。乳首ですね。」と言ってのけたのを思い出しました・・・
たしか、胸のイチゴを取ってあげようとしてムラムラきてそのまま押し倒しちゃって、次のシーンでいきなり夕方になっていたなぁ。あの空白の時間帯がキモでしたよ。ヒル夫妻かお前らはヽ( ´ー`)ノ
お久しぶりです〜〜!お元気でしたか?
またネットでお会いできて嬉しいです。
>当時の教師が「はい、ここははずかしがって苺と訳さなくて結構です。乳首ですね。」
すばらしい先生ですね!
このくらいハッキリ言ってくだされば、私も今になってモヤモヤしなくてよかったのですが。
居眠り常習犯だったので、ひょっとして聞き逃しただけかもしれないのですが。
>鴨どん(ってなんか美味しそう)
>あの空白の時間帯がキモでしたよ。
そう!そうなんだよね〜。
女の子のほうも明らかにまんざらでもない反応だったし、「いきなり夕方」っていうのがほんとに、昔のドラマでアレシーンをぼかした時の描写みたいでねえ。「教科書のくせにやるじゃねーか」と思いました。
今(ジャンプ参照)も昔も、「いちご」というのは思春期のモヤモヤの象徴なのでしょうか。