坂田のラーメン屋にしては珍しくメニューが多く、トンコツ系ラインナップも色々。
また、冷やしラーメン(冷やし中華にあらず)や冷やしタンタンメンなどもある。
私は「チャッチャ味玉入り」、相方は「タンタンメン(無限)」大盛り+餃子1皿。
「チャッチャ」は、背脂振りのしょうゆ味。それほどギトギトではなく食べやすい。
味はしょっぱめ。この手のコクありしょっぱめラーメンって実に久々で、これはこれで嬉しい。
酒田ラーメンのスタンダードが好きな人にはきついかもしれない。なるほど、こういうのが食べたくなったらこの店があるわけだな。ちょっと嬉しい。麺は中太で噛み応えがある。
ただ、全体的なパフォーマンスで言えば、味玉なし600円でこの量で同系等のこってり目醤油となると、「『麺家』でラーメン(こってりで)」という選択肢があるんだよなぁ。
相方のタンタンメンは、辛さにグレードがある中の一番辛いやつだが、辛味が醤類というよりは粉唐辛子っぽく、またこれだけ辛味が投入されているせいか、タンタンメンの肝であるゴマ(芝麻醤)のコクがあまり感じられなかった。もう少しスタンダードな辛味にしておけばよかったかもしれない。
餃子は6個で180円。かなり安い部類で、味も大きさも可もなく不可もなく。値段を考えればコストパフォーマンスは高いといえるだろう。
惜しむらくは麺の量で、どういう地域展開のチェーンなのかはよく分からないが、庄内基準では少なめ(つまり全国的な基準では普通)。
味の濃さやパンチから言うと、こってり好きの男性やハラヘリ学生にアピールする店なのだと思うが、そういう客層にとっては量的に不満があるところかもしれない。
次に行くとしたら、冷やしラーメンかトンコツ系を試したい。
確かにこのネーミングだと、ドンブリにメーターとかついていたり、メーテルから「この星の人たちは、満足という事を知らず永遠に食らい続ける心の貧しい人たち…」とか説教されたりしそうです。