2005年09月03日

 Queen:Live At Wembley Studium購入物

去る8/31で、酒田駅前のダイエーが完全閉店。1ヶ月かけて閉店セールをしていたので何度か赴き、服や日用品などを購入。ワゴンに並ぶシャンプーや洗剤類、しかしその価格が「処分価格」としながらも、そのへんのドラッグストアよりもまだ高いという今ひとつな度胸に、ダイエーがこの血で存続できない理由を見たような気がした。

8月も下旬となると商品も大分減り、通常の売り場にゾッキ本やら、均一価格のCD・DVDやらが並んで販売されている。そのDVDワゴンの中に一枚だけ、Queenの「Live At Wembley Studium」のDVDが。価格は1790円と格安。だが、Queen関係のDVDは「グレイテストビデオヒッツ」1・2を所持しているのでいくつかダブリもありそうだ。何よりも裏側を見ると、リージョンオールにして

Subtitles:KOREA,ENGLISH

あ、怪しい〜〜!しかも日本語字幕ナシ!
この手の安くて怪しいDVDやCDは、ライナーや解説シートなどという気の効いたものは付いていないのがデフォということもあり、まあ高い買い物じゃないのだが、海賊版の懸念も高いし、一度合い方にお伺いを立てることにして、この日は買わずに帰る。

帰宅した相方に「格安のQueenのライブDVD見つけたんだけど、字幕がKOREAしかないし、怪しさ炸裂なんだけど…欲しい?」と尋ねると、「まーとりあえず買ってみていいよ」という返事。
「字幕ないから、MCわかりづらいかもしれないけど…」と言うと、

「そもそもQueen(というかフレディ)、MCつってもほとんど喋らないし」
「何か喋るとしても、客イジリの『デオデオデオレレレレーーーオ♪』とか、『ヘイヘーーイ!』くらいだろ。全然支障ないよ」


うむ。確かにそうだ。

私  「こうして見るとQueenって、歌以外はほとんど人語を発さない稀有なバンドだよねえ」
相方 「いやいやフレディは、喋る事・もっと言えば歌そのものより、『(客と同じ)その場にいる』『存在を誇示する』だけで立派にその仕事を果たしているのだよ。これぞ真のスター。」

むむむ成程。
こうして考えてみると、「クロマティ高校」のフレディのキャラクター造形というものが、驚くほどオリジナルのフレディの本質を捉えていると言えるのではないだろうか。
人語を発する(というか解する)ことよりも、そのコマ・ページに存在するだけで、その仕事を完遂している。
野中英次はやはり天才(恐らくは、マンガ界屈指の「やる気のない天才」)なのだなあと、改めて実感。

まあ、そんなこんなで翌日、結局DVDは購入した。選曲が中々いい。しかも「Gimme some lovin'」なんて入ってる。
えーー?フレディの「Gimme some lovin'」?聴きたい〜!
ということで高まる期待。

このライブは1986年のもの。1985年のLiveAid後に行われたもので、曲も多少後期アルバムよりではあるものの、「集大成」「ベスト」といっていい構成。
グレイテストビデオヒッツなどのPvでは、どうしてもカメラがフレディにばかり寄りがち(ギターソロの部分ですら、カメラは独特のマイクスタンドで「ギターのまねっこ」をしているフレディにON)だったのだが、このライブではブライアンやジョン・ロジャーにも多めにカメラが振られているのも嬉しい。当時の収録としては、音質も画像も十分に及第点だろう。
惜しむらくは、フレディの歌で、高音の部分が明らかに出ていない。そのため序盤から、無理せずに低いパート、あるいは1オクターブ下げて歌い、オリジナルの高音部はロジャーに任せるという場面がかなり多い(ゆえにロジャーはこのライブでは本当に八面六臂の大活躍を見せる)。
単にフレディの体調が悪かったのか、長丁場のライブゆえにセーブしたのか、あるいは(一番直視したくない事ではあるが)AIDSの発病の影響なのかは定かではない。
しかし声の質自体は通常に勝るとも劣らず、休まず動き回るパフォーマンスの体のキレ、圧倒的な声の力とツヤ、楽しそうな客いじりなど、入魂のステージングを見ることが出来る(ゆえに、高音部を出し惜しみしているとは考えづらく、発病の事に思いが走ってしまうのだが…)。
結論から言えば、「グレイテストビデオヒッツ」をお持ちでも、Queen好きならば購入検討すべきアイテムということになるだろう。

と、ここまでは、この製品・正確に言えば正規タイトルのお話。
実は購入したKOREA字幕版…パッケージに印刷されている曲のうち数曲が収録されていなかったんである。
そのうち一つが、楽しみにしていた「Gimme some lovin'」だったのである。ションボリ。
んで、正規版のことを検索してみたら…それもそのはず、正規版は2枚組で、リハーサルなどの特典映像が付いている。
そしてこのKOREA字幕版は1枚組……

しかもオリジナルの1枚目に入ってる曲さえカットというのはいったいどーゆーことなのかと…

ああ、結局安物買いで銭失ってしまったようでございます。今は「正規版(AmazonではあまつさえOffされて1900円台で売ってた…)欲しいが、買いなおすのも悔しい…」という心境。
1日クッション置いたなら、調べてから買えばよかったよママン…

というわけで、スーパーやショッピングセンターの安売りワゴンでこのDVDを見つけたQueenファンの方は、購入時にはくれぐれもご注意をば…「KOREA字幕」のものには気をつけろ!ということで…
こんなレビューがあってもいいよね?いいよね(泣)?

ちなみに、同時にPOLICEのライブDVDも購入。こちらはとりあえず、パッケージの曲目と中身の齟齬はなかったので、まあ安堵(それが普通なんだが…)。しかもSubtitle:Englishとだけ書いてあったのに、バッチリ日本語字幕も入っていたのが謎。
POLICEが活躍していた頃はあまり興味がなく、今回しみじみと「動くPOLICE」を見て、メンバーが歌って楽器弾いて、時にはギター抱えながらキーボード鳴らして…という大忙しさに驚く。3名のバンドだもんなあ…
CD聞いた分にはキーボードの音だろうと思っていた部分の大半がギターによるものだったのにもたまげた。
そして、スティングの服装もラフだが、それ以上に他メンバー(バックのホーン連中含め)のあまりの普段着っぷりにも二度びっくり。
何年のライブか書いていなかった(例によってライナーなどはない)ので不明だが、スティングの容貌の若さ、選曲から見て相当初期だろう。こちらはまあ納得の行く買いものだった。
posted by 大道寺零(管理人) at 14:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 購入物
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