肝心のキャラクターについては、
「のまネコ」をデザインした広島出身のOL(わた氏)は、もともと生粋の2ちゃんねらーで「のまネコ」をデザインする際には「モナー」を参考にしたと公言しているという。
「したがって2つが酷似するのは当然なんです」(エイベックス関係者)
酷似?「酷」似?「類似」ならともかく、そこまで言っちゃうのかエイベックス関係者。
しかしこの記述、先に取り上げた女性セブンの
そして、まず最初に浮かんだのがネコでした。
という内容に矛盾しているように思えなくもない。
この件については「MUZO」の続報(やはり9/8発表で)
●「のまネコ」のコンセプト、「のまネコ」というネーミングを考案したのは、avexさんです。
●わたさんは、avexさんに依頼されてイラストを描いたに過ぎません。
●モナーのことを「白いネコ」と言っているのはavexからの要請。
わたさんは2ちゃんねらーだし、言うまでもなくモナーは知っている。
と補足されているが、今度は電話コメントの内容と齟齬が発生するなど、正直火消しのつもりで新たなつっこみどころを撒いている様な、中途半端な違和感を感じるのだが…
東スポ記事にも多くの問題点がある。
最初に引用した部分で(取材の限り知りえた)経緯を述べ、そのあとに
しかし、掲示板に書き込んでいる人にしてみれば、そんなこと知る由もない。
騒動は激化の一途をたどっており…
とあり、2ちゃんねらーが「無知ゆえに」抗議に出ているかのようなニュアンスで書かれているが、実際はその部分について、知ろうとして正当なアクション(メールや電話での問い合わせ)を取っても、応対どころか誠意のないテンプレ回答と「守秘義務」の一点張り、また肝心の「わた」らが口をつぐみ続ける一方で、実際に電話窓口から「オリジナルです」という言質も出ていたのだから、「ログ読むだけで取材になるんだからちゃんと読め」と言わざるを得ない。
また、既存マスコミはみんなそうなのだが、とにかく「サイバーテロ予告」という部分だけを大きくとり上げ、「やばくてキモい」イメージを故意に植え付けようとしているのは抗議に値すると思う。
今回は「田代を使ったら相手の思う壺」という意見がいつにもまして繰り返し強調されている。
むしろニュー速に常駐している明らかな工作員と思しき書き込みに言及すべきだろう。
しかしながら、そのサーバー攻撃の説明として、「田代砲」に割くスペースが異様に多いのにはちょっと笑ってしまったが…
まあ、東スポの記事に「厳密性」「信憑性」を求めるのもヤボといえばヤボだけれど…
この記事でもう一つ大いに注目されたのは、以下の部分。
これには、当初こそ静観の構えを見せていたエイベックスも重い腰をあげざるをえなくなり、異例の「釈明会見」を開くというのだ。
「今回の件に関しては、現在、当社内部でリサーチ中です。ただ、今週末には本騒動に対する当社としての見解を発表することになると思います」(同社事業部)
東スポでは「会見」としているが、おそらくavex的には、「ZEN」を明示した例のコメントによって「見解を発表した」ことになるので、会見ではなくwebページ提示を持ってソレにあてたんじゃないかと思う。<その他追記>
*move木村氏のBlog
先日のエントリーに追記あり。
追記:9/8 23:58
私への相応な風当たりと共に分かった事ですが、
上記の件はavex内でも賛否両論が分かれいる事柄の様です。
今の私としてはavex全アーティストまで巻き込んだ
"不買運動"を迅速に収拾して戴く事を願うばかりです。
何か私に動きがありましたらまた御報告致します。
また、9/8夕方後の数時間しか表示されていなかったようだが、一両日のアクセス数グラフを示し、主にavex社内に向けて
「これだけの人がこの問題に興味を持っている」
「決して数十人だけが騒いでいる問題ではない」
ということを訴える内容のエントリーがあった。
グラフを示すためだけに一時的にエントリーを利用したのか、それとも「相応な風当たり」が影響しての削除かは定かではないが、スクリーンショットを撮っておけばよかったと後悔しきり。
<追捕:「こころはどこにゆくのか?」内の「木村氏ブログに起きたこと」に詳細がありましたので興味のある方はご覧ください。>
木村氏の今後の立場などについても気になるので、続くエントリーが待たれるところ。
*MUZIK-GHANNEL
先のエントリーではこのBlogについて性格に説明していなかったのだが、「ZEN」の関係者である「小谷」氏を含むDJコミュニティのBlogとのこと(Blogの小谷氏のプロフィール記述が変更されていたり、掲示板で取り上げられるや否や削除されたことで注目された)。
このコミュニティの中心人物である「DJ KOO」氏からのコメントあり。
何も無かった様にこのまま情報更新するのはあまりにワザとらしく嫌なので俺の意見を言わせて貰います。今回の事、その発端、バックグラウンド、内容の中身、悪いけど全く知識はないです。最初blog上のコメントを見て正直腹が立ち妨害にしか見えず絶対許されないと思った、とにかく全てのコメントをチェックしていった、随分と罵ってくれた書き込みを何度も読み、解る範囲で情報も集め、こう思ってる。これだけ感情的な非難が共通して集まってるって事はそれ以前にそうとう頭に来る事をやられたか裏切られたかの状態が有ってやること、内容の中身がどうのとかじゃなく聞いて欲しい、とにかく基本的な問題で、権利とか言葉のニアンスとか成り立っているやり方とか確約とか、そんな事を整理してどっちの主張が正しいからこの問題は解決なんて、そんな線引いただけで気持ちが治まる訳はないし、クリエイテイブをそんなふうに扱わないで欲しい、小谷とも話してないので何とも言い難いけど、人を気分悪くさせてまで..と言うより(キレイ事じゃないけど)売り物作るなら何ひとつ軽く考えるな、やり方で結果上手くいっても次は興味なくされる、ゴメン勝ってに喋ってるけど、皆が言う様にエイベックスのやり方はそういったセコい部分でダメにしてる、俺が言ってる事で問題にされたらそこを直すべきだと言うし、
今、俺の範囲では思う事を言うだけで何もないけど、ウチの関係の中から理屈じゃなく皆に嫌な思いをさせてしまった事は本当にすまなかった、ただ出来る事ならblogへの中傷だけの投稿は我慢して考えて貰えないだろうか。
9/9 - DJ KOO -
全文引用、本来ならばよろしくないことは重々承知の上だが、今回の件ではとにかくページやエントリーの書いたり消されたりが起こっているようなので、氏の、(多少読みづらさはあるものの)真摯なコメントを保存したいという意味でも長く引用させていただいた。
2ちゃんねらに限らず閲覧者は、「名前があがっているから(avex所属だから)共犯者・賛同者」と安易に同一視せず、また言うまでもなく、どういう趣旨の内容であれ、暴言や中傷・脅迫めいたコメントを残す事は荒らし行為であり、いかなる場合でも許されることではないということをもう一度肝に銘じるべきだろう。
それにしても思うのは、こうした「集団の中の個人の(集団全体の意向とは異なる)信条や意思表示」が、時を移さずに実行できるというのは、Webによる情報交換があればこそだということ。
少し前までは、会社の行動を遺憾に思っても、それを発表する場はなく、消費者やファンから同一視されることを拒めなかった。
チャンスといえば、せいぜいTVの生中継などで爆弾発言するとか、またファンクラブ会報などで真情を吐露するくらい。前者はそれなりの人気・仕事がなければ不可能だし、後者は形になるまで時間がかかる。所属会社の発行物や、チェックを受ける雑誌新聞には掲載されるはずもない。
それがBlogやメルマガ、webの更新などを通じ(リスクは当然受けるが)、「会社はこうだが、自分はこのように考えている」と、「商品」ではなく「個人」としてのコメントを出せる時代になったんだよなあ…と。
同時に、媒体を持っていても特にアクションがなければ、「avexの方針に賛同している」と解釈されるともいえる。あとは各アーティスト(木村氏の言うように、アーティストの中でも賛否はさまざまなのだろうから)がどうコメントするか、あるいは「何もしない」lことによって(avex)への消極的賛成を示すか、avex所属アーティストの中にお気に入りがいる方にとっては気になる問題なのではないだろうか。
のまネコ事件本筋とは何のかかわりもないことだが、しみじみ実感した次第。
9/8記事について「見た」コメントありがとうございました。とても心強かったです。引き続き目撃者が増えるのを楽しみにしています^^。
お越しいただきありがとうございます。こちらこそコメントありがとうございました。
私も、あまりに短いUPだったので、我ながら不安になってたりしました。
スクリーンショットや保存を取っておかなかった事を悔しく思っていたところだったので、詳しい内容を書いていただいてとても助かりました。
今度はまとめサイトがいくつか不審な閉鎖をしたり…
今回の件では、消したり潰されたり、という動きが目立つようなので、これはと思ったものは保存していくように心がけたいです…