「応援販売」が販売店を滅ぼす(前編)(ITmedia +D PC USER)
最近、PC売場にいる店員の説明が下手になった──と感じたことはないだろうか。製品について質問しても的確な答えが返ってこないことが多くなってはいないだろうか。彼らは、パッケージの裏面を読みながら押し黙ってしまったり店の奥に引っ込んで、その製品についてネットで検索していたりする。いずれの場合も、製品に関する知識を持っていないためにその場その場で答えを探しているのが原因だ。
これには、大きく分けて2つの理由が考えられる。1つは、消費者がインターネットなどを通じてかつては販売員でなければ知ることがなかった製品情報や口コミ情報を得られるようになったことで、店員の知識が相対的に減少したように見えるという点だ。そして、もう1つは、「実際に」店員の知識が下がっているという見方である。なぜ、こういう状況に陥ってしまったのだろうか。
家電量販店の売り場にいる販売員が必ずしもその店員ではなく、メーカーから派遣された人だということを知ったのは随分前だが、「応援販売」という名称があるんだね…
日頃家電売り場で感じる違和感や疑問を解説してくれる面白い記事だった。後編が楽しみ。
客としてはやっぱり、製品やメーカーごとの違いをちゃんと分かっていて、こちらの用途に合う製品を勧めてくれるショップ店員がいてくれるのが一番頼もしい。
もう10年近く前になるが、結婚の際の嫁入り家電購入にアドバイスをしてくれた山形のデンコードーの女性店員さんは素晴らしかった…
あの時購入した製品はどれも壊れていないし、使い勝手がとても良い。
炊飯器の炊き具合のメーカーによる違いも教えてくれたため、好みに合うご飯をいつでも食べられるし。(台所家電や洗濯機、掃除機の場合、特に女性の意見は説得力を持つことが多い。)まとめ買いなのでよくしてくれたのかもしれないが、「店員さんはかくあるべし!」とつくづく思った。
こういう中立の立場でアドバイスしてくれる、しかも商品知識が豊富な店員さんが減っていくのは残念なことだ。
けれども家電製品だとまぁ、スペックを覚えるだけでもなんとかなりそうですが、ゲームソフトなんかだと店員さんも大変です。
このせいで、どうしても家電ショップだとゲーム類、中でも特にぱっと見全部同じように見えて売れ方に凄い開きのあるエロゲーが弱くなり、昨今では軒並み家電ショップはエロゲーから撤退しています(もちろんイメージの問題も大きい)
でもこういうのはもう、店員が個々に勉強してノウハウを身につけていくしかないわけですが、従業員の個性に頼っていては大きな小売店はやっていけないわけで。
なかなか難しいんでしょうなぁ。
そういえば、最寄の家電量販店でもPCゲームの棚は縮小されて、エロゲはなくなる傾向が進んでいます。健全系のゲームのパッケージも褪色してきてたりして、「売れないんだろうな〜」としみじみ思ってしまいます。
専門店(特にエロゲ)かネットで…っていう傾向なんでしょうね。特に地方では。
かといって、「エロゲのソムリエ」みたいな名物店員がいる一般量販店と言うのもソレはそれで引かれそう;
みたいな感じでしょうか。
いて欲しいなあぁ。どこかに。
確かにソムリエさんの語彙は異常に豊富で、微細すぎてかえって伝わらないこともしばしばと言うイメージですね。いや、ソムリエさんのいるようなお店で食事する機会はほとんどないのですが…
「濡れた犬のような香り」とか、ごく普通に出てきますからね…
ソムリエのシンボルといえば、首から提げる銀色の小皿みたいな奴(タストヴァン)がイメージ強いですが、エロゲソムリエは箱ティッシュとか亜鉛サプリとか下げてそうで生々しいなあ。
酋長さんのお店の玄関に、「エロゲソムリエのいる店」って看板かけてもらいますか。「ビール達人のいる店」みたいな感じで。