マズメシスレを見ていると、レシピをめぐる嘆きは主に下の二つのようだ。
1:レシピ通りに作ってほしいのだがレシピや本を観ずに直感や独自の工夫で作った結果がマズメシ
2:レシピに従った結果がマズメシ
このエントリーでは、1について考えてみたい。
つまり、「なぜレシピや本に従うことを拒否する心理が生まれるのか?」という問題である。(ただし問題となるのはあくまでメシマズな場合のみ)
引用元はマズメシスレ36皿目(現在DAT落ちだが…)より。
566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/15(火) 19:07:45
あぁ、うちの事情はちょっと逆だ。
うちの嫁は前は専業主婦でとくに趣味もなく友達もいなかったから
時間ありまくりで考える時間が山ほどあり、まさに
【King of アレンジャーs】だった。
その結果、マズメシの極地みたいなものが常にできあがってきたんだ。
それから、趣味をもち趣味を通した友達も増えてくると忙しくなり、
とても【アレンジャー】になんかなっていられなくなったんだろう。
通常の一般に美味しいといわれているレシピに忠実になってきたよ。
それでも、まだまだ、【アレンジャー】としての気質は抜けてなく、
「(食事に)手を抜いてごめんなさい。」などと時折言ってくる。
(↑レシピ通りに作ることが手抜きだと思っている。)
俺はそのほうがよっぽどうまい飯がくえるので嫁には
「いいよ、いいよ。君が自分で見つけた趣味と仲間だ。
大切にして思いっきり楽しんでおいでw」などと言ってやっているのだ。
568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/15(火) 19:22:07
レシピというのは先人の知恵の精華だというにそれを甘く見るんだよね。
うちの嫁にも「おまえ仕事でマニュアルに沿った仕事したことあるだろ?
じゃあレシピだったマニュアルの一つなんだから忠実に従えよ」と
説得したことがあるんだが、
「だって料理は工業製品じゃないもん。家庭の味ってもんがあるでしょ」と
反論された。
定番のものを同じ味を繰り返し作ることで「家庭の味」になると
思うんだが、そのへんまったく聞く耳をもってくれないんだよな。
569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/15(火) 19:26:24
>>568
マトモに食えるもん作ってからそういうでかい口叩けよ
と言ってやりたいな・・
570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/15(火) 19:27:54
>>568
家庭の味は創ろうと思って作るものじゃないんだ
夫婦愛と同じで、お互いがお互いに良かれと気遣い合ううちに磨かれ、熟成されて出来上がるんだよ
573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/15(火) 20:37:47
>>568
料理は人間が作るから、同じレシピで作っても同じ物はできない。
そのブレが個性であり家庭の味になるんだから、レシピ通りに作れば
いいんだよと。
596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/15(火) 23:54:38
>568
> 「だって料理は工業製品じゃないもん。家庭の味ってもんがあるでしょ」
工業製品は試作品や不良品を流通させないだろ?
(基本やベーシックセンスが身についていないのに)レシピを使わない、使うことに抵抗があるという行動の典型が一つ見て取れる。
一つは、
「レシピ=システマティック/マニュアル
=味気ない・ぬくもりがない」
という考え方から来るもの。
これは、一部の女性や年寄りの中に存在する「システマティックなものは機械的・工業的であり人間的でない」と忌避する感覚を強く持つタイプの典型と言っていいだろう。
実際にはそのシステムは、スレ内で発言されたとおりに、「これまでの経験や実験結果を経た人類の英知の結晶」なのだが。
勿論、「その実験・検証プロセスを言われるがままに飲み込むのではなく自分で実証して納得した上でマニュアルを受け入れる」のは大いに価値のあることだ。
しかし、家人をその実験に巻き込んでよいかどうかというのはまた別問題なのだが……(本人が味オンチだと、家人だけが大ダメージを負うというパターンも多数報告されている)
もう一つは、上の行動原理とある意味共通する部分も大きいが、
「レシピに忠実=手抜き・愛情/工夫不足
=家事のプロである私のすまじき行為」
と考えてしまうパターン。
結婚後(あるいは自炊経験)の年数が経っている場合は、「経験豊富な主婦のプライド」が「今更レシピ本なんて」と敬遠させる部分も大きい。そのプライドに実力や実績が伴っていれば無問題だが、マズメシ人の場合はそこに実力が伴っていない空虚なプライドなので始末に負えなくなる。
味オンチや超ポジティブシンキングが重なると、さらに悲劇が加速する。
また、逆切れ要素を多く持つ場合は、レシピや本を推薦されても、「主婦歴●年・家庭料理のプロであるところの私に今更こんなものを見ろなんて失礼な!」とたちまちおツムが大噴火する危険も。
693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/17(木) 19:51:09
飯マズ歴10年嫁でも効果あるなら、うちもDS料理ナビ買うかな。
881 枯れた名無しの水平思考 New! 2007/05/17(木) 11:01:11 ID:84uSJb7D0
主婦暦10年、夫に頼むから料理教室に通ってくれと言われ続けた。ナビを使い出してから
子どもが初めておいしそうにご飯を食べるようになったよ。超やせ過ぎだったのに肉付きも
良くなってきて・・・ありがとうピエールゥゥゥ!!
695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/17(木) 20:09:53
うちにもある>お料理ナビ
あれだと火加減とかも子供にも分かりやすい具体的な絵で
示してくれるからわかりやすいらしいよ。
でも嫁は「あれは子供用だから」と使ってません;;
696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/17(木) 20:14:45
>>695
あれって20代狙ったソフトだろ確か。
しかし、相手がかたくなに子供用と思ってるとなぁ。
「子供用ってくらいのじゃねーとわかんねーだろお前は!」
とも言えないしな(w
705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/17(木) 22:55:21
ここにもおまえらの嫁が。
303 名前: 投稿日:2007/05/17(木) 21:06:23
私メシマズだったのかも…
最近、レシピどおりにしか作ってないから手抜きだと思って
「ごめんね〜最近手抜きで」って言ったら、すごい笑顔で
「いいよいいよ!おいしいよ!もう作ってくれるだけで十分だよ!」って言われた。
はじめてメシマズスレ読んだら、同じ流れの会話が書いてあったんだけど…
頑張ってたのに。
最初はレシピなんか見てなかったのに、
毎日のようにレシピ見たほうがいいって言われつづけたし。
味見はしてます。おいしいと思ってました。
むしろ料理得意です。と思ってました。
高校生のころにずっと晩御飯を担当していたのですが
家族がみるみるうちに痩せました。
私はみんな反抗期で食べないだけかと思ってたんですが、
DSの奥さんの書き込みを見て、もしや…と思った次第です。
みんな「まずい」って言ってましたorz 照れてるだけかと…
すみませんちょっと布団いってもだえて来ます
706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/17(木) 23:03:58
照れでマズいって言ってると思ってた・・ってどんだけポジティブ思考だ・・
790 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/18(金) 14:29:18
素直で逆切れしない嫁なら、これもいいぞ。
「わたしがつくったお食事どうぞ」
http://www.amazon.co.jp/dp/4829201487/
ただ逆ギレ嫁や、プライドだけが高い嫁だと
「こんなの子供向けの料理本でしょ! バカにしないで!」
と火病するからダメかもしれない。
こうしてみると、本やレシピサイトに比べて、DSお料理ナビは子供経由で案外親しみやすく、受け入れやすいかもしれない。敬意はどうあれ、メシマズの解消・本人の自覚に繋がるのは大変よいことだ。
中には↑のように、「マズい」とストレートに訴えても通じていない場合すらあるのだから…
「何故レシピではこの分量配分になっているのか」
「何故レシピではこの温度帯での加熱を求めているのか」
を読むと納得してレシピ通りに作る「基本」を理解できるかもしれません。
http://www.kasoken.com/
(カソウケン 家庭科学総合研究所)
まあ味覚なんて個人差がありますから、本人や家族がおいしいと思えば良いんですけど、家族がみるみる痩せていくというのはちょっと気の毒ですね。
レシピに手を加えるのは先ずそのレシピを物にしてからじゃないっすかね?
>カソウケン
面白いところですね!読みふけってしまいました。面白い。自炊を始めたばかりの学生さんなんかには最高ですね。
ただ、「妙なプライドからメシマズ」の人の多くは、料理というものが化学であり数学であり物理であり生物学であり、ある意味自然科学の集合体だということに対して非常に拒否反応を持つ人が多い(マニュアルと同じく、「サイエンス=非人間的、ぬくもりがない」と短絡する)ような気がするので、これはこれで逆ギレしそう。
「料理は理科の実験じゃないわ!」とか言って。
でもねえ、計量カップのメモリの見方や調味料や米を計るときはすり切りで…というような基本は、理科の実験で身につけるものなんですけどもねえ…
>>manabuさん
プロのmanabuさんからしたらもう噴飯でしょうw
恐ろしいのは、彼女達が必ずしも「モノにしていない」とは思っていない&全然間違っているのにモノにした気になっているという事実なのですが…
アレンジャーが
アヴェンジャーに見えた…
オレもカレーを作って一度も成功したことが無い
カレー汁になり
とろみが無いなと水溶き片栗粉を入れた
味見してから捨てた
どうしてもカレーは鬼門だ…
やっぱカレーとラーメンは外食に限るね
いじょ
えええええっ。
料理は実験だと思ってたYO!
時々意図せず冷蔵庫で微生物を培養しちゃうよ!
重曹を使うとタンパク質汚れがよくおちるのは理科の実験だよ!
・・・・そうかあ、「家庭」を「科学」と捉えず「崇高なスピリチュアル」だと思う人もいるんですね。でも、今は家庭科って「家庭科学」とかそういう名前で学校で教わるんじゃなかったでしたっけ?
>カレー汁になり
>とろみが無いなと水溶き片栗粉を入れた
>味見してから捨てた
ルーの箱の裏を見るんだ!野菜や肉の量は少し多かったり少なかったりしてもいいけど、水の量だけは合わせるんだ!(計量カップがなければペットボトルの空き瓶でも何でも、大体の容量が分かるもので計ればそんなに失敗はしないと思う。慣れれば、「この鍋の半分くらいでだいたい●リットル」とか体で覚えるよ。)
「とろみが無い」ということは、ルーに対して水が多すぎると言うことだから、とろみを足しても味が薄くてあまり美味しくはないわけよ。(片栗粉などを足すことでかえって粉っぽさが出てしまう)
味は別にコレでいいという時は、片栗粉ではなく、上新粉(うるち米の粉)がお勧めだけどあんまり男性は常備しないだろうなあ。
味も薄い場合は、カレー粉やブイヨンなどを足すといいです。
>やっぱカレーとラーメンは外食に限るね
ラーメンは、味噌やタンメンは自分ちで好きな具をたっぷり載せて食べるのが楽しいよ。市販のスープも今はけっこう美味しいし。
ただ、シンプル醤油ラーメンをスープから作ろうとするとやっぱり労力と材料費に見合うものはなかなか作れないね。
材料にこだわったスープやタレは具材だけでけっこう材料費がかかる(洋食の本物のコンソメみたいなもんで)。お店で大量に作るから採算が取れるようなものだし…
また、濁らせないようにコトコト煮込むのも、冬場ストーブでもなければガス代がかかるしねえ。
シュミと割り切ってたまにやるのは楽しいけど、醤油ラーメンはやはり外でプロに任せるのが最適解なんだろうね。
>>Feliceさん
>・・・・そうかあ、「家庭」を「科学」と捉えず「崇高なスピリチュアル」だと思う人もいるんですね。
崇高というかなんというか、科学や理論では割り切れない温かみとかヒューマニズムの場所だと思うんでしょうね。それはある意味間違ってはいないんでしょうけど(反面それで理不尽がまかり通ることもままあるわけですが…)、家事のプロセス一つ一つは自然科学の集合体なのですが。
多分、科学的な考えを嫌う人は、料理に関して言えば、
「キッチリ理論的・科学的=正確だけど最大公約数的で"味気ない"」
という考えなんじゃないでしょうか。
"味"という、解析不能でアナログでファジー(塩分や旨み成分などは科学的に分析できますが、見た目や場の雰囲気などの心理的要素も大きくかかわると言う点で)なものを追求する心理が、"味気ない"という概念と科学を間違って結びつけているというか。
勿論日常の衣食住にかかわる行為は、別に全て科学的根拠を把握していなければならないと言うわけではなく、mol数も浸透圧も沸点も知らない婆ちゃんが、経験則で見事に美味しい料理を作ったりしてくれるわけなので、結果よければ全てよしなのですが、適切な結果にたどり着けないのに科学的根拠にアレルギーを示す種類の人間にはやはり進歩のチャンスは乏しかろうとは思いますね。
そんで個人的な感覚では、恐らくそういう人に限って、「水に感情がある」だの「水は情報を転写する」だのという似非科学とか怪しい健康法にコロリとひっかかりやすいんじゃないかと…
追加です。
>家庭科
現在の教育要領では、「家庭科」ですね。
専門学科として「家庭学科」を置く所はありますが、「家庭科学」というカリキュラムは現時点ではありません。
「家庭の中・身の回りの科学を探ってみよう」という内容であれば、小学校の生活科や、中高の総合学科などで扱われることはあると思います。チームティーチングなどで興味深い内容の実験などを行っている学校もあるようですね。同目的の必修クラブを持つ小学校もあるようです。
ショクブンとかヨシケイを頼んで、
その材料をレシピどおりに加工してつくっているが
父子はタンパク質メインでたべて
あとは残す(ママが食べる)ので
二人ともぽっちゃりだ!
まずいならやせるのなら、
うちはまだ大丈夫かな。
(このスレでは食通すぎて一般に偏食と
よばれるダンナさまがいるかもしれない点は
検証されてないので・・・・・)
ショクブン肉は高い国産なので配布量が
少ないのがカロリー的には救いなのかも・・
餃子とかハンバーグで濃い目の味付けにすると
動けなくなるまで食べるのはわかってるが
それで腕前を褒められても全くうれしくない。
家庭の味じゃなくて外食の味だっていいから
野菜食べてくれ。という気持ち。
ヨシケイとかの材料宅配サービスは、私のような作りすぎ症候群(⇒ついつい食べすぎ…)には「適量を知って悔い改める」という意味でもいいかもしれません…
食材だけじゃなく、レシピの価値も含んでのお値段ですしね。(調味料は自前でしたっけ?)
お子さんが満遍なく食べられるようになるには、親御さんが美味そうに食べるのが一番じゃないかな?と思っております。そういう意味では、旦那さんの好みの偏りが激しいのは辛いところですよね…
naporinさんの日記を拝見していると、日々食事の内容に心を砕いておられる様子が見て取れると思っておりましたが、そういう事情がおありでしたかー。
今住んでいる地域が、東北にしては薄味好みの傾向があるところなので、「実家の味よりは薄め」を心がけています。最初は物足りなく思いましたが、すぐに慣れて、素材本来の味をシンプルなダシで味わうのも美味しいものだと思うようになりました。多少慣れが必要ですが、体が慣れてくれば楽しめる者のようです。
理想で言えば、「濃いめの味も薄めの味付けも、両方の美味しさがわかる」ようになってくれるのが最高なのでしょうけどね…
今の世の中、ビタミンやミネラルを総合的に網羅したサプリメントとか野菜ジュース(一日これ一本系)もありますけど、やっぱり食品で摂ってほしいものですね…