2007年06月17日

利用された修学旅行日記

ほぼ同内容の記事だが、微妙に異なるので2つ引用。

外相も打つ手なし…無戸籍女子高生の旅券氏名:イザ!

 離婚後300日以内に生まれた子供を「前夫の子」とみなす民法規定のため、母親が出生届を出せずに無戸籍となった滋賀県内の高校2年の女子生徒(16)とその支援者らが12日、外務省を訪れ、「現在の姓で旅券を発給してほしい」と1万4603人分の署名を添えて麻生太郎外相に要望した。

 政府は今月1日から民法規定のため無戸籍となった子供に対し、「母親の前夫の戸籍上の姓」を使用することなどを条件にパスポート(旅券)の発給を認めている。これに対し女子生徒らは、住民票や聞き取り調査で今の両親の子であると確認した上で、旅券を発行するよう求める署名活動を5月から県内4カ所で実施していた。
 記者会見した女子生徒らは「現在の姓で旅券を発給してほしい。見知らぬ名前でとった旅券は必要ない」と話した。一方、外務省旅券課は「これ以上は民法や戸籍法の改正が必要になり、現時点でこれが精いっぱい」としている。

 母親は前夫との離婚成立前に出産したが、家庭内暴力(DV)を受けていた前夫との親子関係を否定する手続きを取ると、前夫に現在の居住地を知られる恐れがあるとして、女子生徒の戸籍を作れない状態が続いている。


無戸籍生徒が修学旅行断念 母の前夫姓の旅券拒否

 母親が前夫との離婚成立前に出産、出生届を出していないため戸籍がない滋賀県の高校2年の女子生徒(16)とその家族らが、現在の氏名でのパスポート(旅券)の発券を求めた問題で、生徒らは15日までに、今月出発予定の海外への修学旅行を断念することを学校側に伝えた。

 外務省は前夫の姓での旅券発給方針を示したが、これを拒否した。

 関係者によると、生徒は「思いがかなわなかった。現在の姓でないと行きたくない」と話しているという。


 生徒らは12日、外務省で麻生太郎(あそう・たろう)外相に約1万4600人分の署名を手渡して要望したが、外相は「今の民法ではどうすることもできない」などと話した。


……この件は、「こういう事情だけど修学旅行には行きたい!」というのが第一にあったのでは?と私を含めイメージしていた方が多いのではないだろうか。
で、「母の前夫の旅券なら旅行なんか行かなくていいもん!」という無神経なコメントに、「あんた本当は何がしたかったんだ?」とあっけに取られた方もまた少なくないと思われる。

支援団体のwebやブログなどを見た上でこの問題について考えると、まず「今の法律や家族・夫婦の規定はおかしい!法改正をすべき!」という主張が何よりも第一義にあって、この女子高生の状況は「全年齢に訴求力を持つ絶好のプロパガンダ材料」ということに至らざるを得ない。
得たいものは、「何とか修学旅行に行ける現時点で最大の便宜」ではなくて、あくまで「事実婚論者の要求する方向での法改正と、現行法上認められない姓での戸籍取得」。
そして、「女子高生が通う学校の修学旅行に間に合うような法改正と前例作り」なのだ。
本来、法改正やそれに伴うコンセンサスの獲得には時間を要する。
そこで支援団体は、「この子の修学旅行までに!」と、勝手に時限を設けたのだ。
学校の行事を勝手にタイムリミットに利用されたのでは、学校側もたまったものではない。


私は麻生外相は嫌いなのだが、「特例で旅券を発給できるように取り計らった」というニュースを聞いたときには、「人気取りのスタンドプレーにしても随分と強引なこと(すごい譲歩)をやってしまうものだ」と思ったのだが、まさかこのようにツバを吐いて突き返されるとは予想外だった。
別の記事をよく読むと、「パスポートを出すにしてもヘボン式ローマ字表示部分の姓が前夫のものとなる」と書いてある。
つまり、最も重要視される「自署サイン」は現夫姓でもいいということだ。これは相当な譲歩だと思うがなあ。

振り回された学校側、署名などに利用された同校生徒こそいい迷惑である。
出発は今月とあるから、いろいろな対処に大わらわではないかと思うと、心から担任団に同情する。

この件に関して、「修学旅行を国内に変更して、日程も後回しにすればいいじゃないか」と軽く言う意見もいくつか目にするが、修学旅行とはそんな単純なものではない。

一般的な修学旅行の時期は2年次の1〜2学期だが、学校側では生徒が入学した直後からすぐ企画がスタートし、会議を重ねてさまざまな事項を決定していく。
日程の決定。複数の業者にプランを試作していただいた上での入札。宿泊先の決定と予約。公立高校では予算上限が厳しく設定されているのでその中でのやりくり。
そして大きいのが交通機関の確保と手続きである。
バスならまだしも、特急や新幹線の車両を借り切ったり、あまつさえ臨時列車を出してもらったり、飛行機などをチャーターするためには、早い段階からさまざまな機関に書類を提出し、手続きを行わなければならない。見学先の予約なども重要だ。
また、数ヶ月前になれば生徒の修学旅行委員にしおりを作成させたり、事前学習の準備、班分けや部屋割り、座席割りを作って絶えず業者と連絡を取り合うなど、企画運営は学校側だけでなく、生徒側も大きく関わってくる。
また、この学校の場合は行き先が海外だから、入出国管理の申請手続きなどもあるため、今月出発なのにこの期に及んで「行けるかも」「やっぱり行けません」とかやられてたんじゃそれだけで参ってしまうというものだ。

もし出発が秋だったとしても、今からではどうにもならない話である。
日程変更だけで言っても、現在ゆとり体制以来行事日程はギチギチで入れ込むのは至難の業(例えば、文化祭や体育祭などに影響が出る場合もあるし、高校総体の日程と重なってしまったら行けなくなる生徒も出てくる)だ。
また、ハイシーズンに日程がずれてしまった場合、宿泊料がハネ上がってしまうし、そうでなくてもキャンセル料などが発生するため、積み立てた費用では賄えなくなり、臨時徴収が必要になってくる(家の経済状況によってはそのために旅行に行けなくなる生徒すら出てくる可能性がある)。

とまあ、このように簡単に「じゃあ国内にすれば?」などとはユメ言ってほしくない言葉なのである。
この問題について、「外務省も融通利かせればいいじゃないねえ〜」と言う向きもあるように、これからこの学校も「行けない人がいるなら海外なんかしなけりゃいいじゃない」と心無い口をきく人も出てくるのだろうと思うとどうにも不憫である。
繰り返しになるが、修学旅行というものは、保護者が毎月子供のために積み立てた貴重なお金で、よりよいものにしようと教職員と生徒が共に時間をかけて準備する重大行事であり、一つの主張や思想のために勝手にタイマーとして利用されたり、人質のように扱われてよいものではないのだ。


この女子高校生(「坂上クミ」という名前なので、以下「K.S」と表記することにする)を支援する人のサイト上に、この件をアピールするためのチラシがあるのだが、この内容が凄まじくて呆れてしまう。
このチラシを読んだ上で署名に協力した人はある意味聖人ではないか。私は実際にこれを見て署名を要求されたとしたら絶対にサインなどしない。

まだ高校生の書くものに目くじら立てるのは大人気ないと言われそうだが、「もう高校生にもなってこんな考え方、こんな文章しか書けないのか」と思うので、特に気になった部分を引用して批判してみる。

私の「姓」でパスポートを出してください(PDF)

今、外務省はパスポートのわたしの姓を住民票や学生証とは違う母の前夫の「姓」にしようとしています。


「にしようとしています」って、まるで外務省が悪の権化であるかのような言い様はなんだ。

そもそもこれまでにK.Sが母の現夫の姓の戸籍を得ることは十分に可能だった。

A:出生届を出していなくても、嫡出否認の訴えが整わない限り、生まれた時点で「K.Sは前夫の子」とみなされる(つまり厳密には潜在的な戸籍が存在するということになる)わけなので、まずは前夫と母の子として出生届を出す

B:親子関係不在の証明を要求し、前夫の子ではないと証明してもらう。

C:改めて籍を抜き、母の籍に入る、もしくは現夫から養子縁組をしてもらう(戸籍のない子供を養子縁組することは出来ない)

ともあれ、「一度籍をキレイに抜くために」Aの手続きが必要となるわけなのだが、これはあくまでステップ、次へ行くためのトランジットに過ぎない。

「多感な年頃の少女からすれば、暴力前夫の姓を名乗るのがイヤだという心情を汲むべき」という声もあるだろうが、少女が生まれて17年。離婚成立が1992年だそうなので、そこから数えても15年が経過している。
この間、母親はいくらでも手続きを行う時間があった。
例えば、自分で名前を書く機会が増える小学校就学まで、あるいは中学のうちに済ませてしまえば、こんな思春期真っ只中でどうのこうのと言う羽目にならずに済んだ。
最低でも高校入学すぐくらいに動いておけば、少なくとも旅行に行ける行けないの話にはならなかったのだ。

それをしない、そして「こんな法律の方がおかしいのよ!」という思考停止状態に陥ってしまったために、こんな瀬戸際で擬似的な「A」の段階をやらなければならない、やりたくないから旅行なんかどーでもいい。(戸籍が無いので推定される潜在的な籍で旅券を作るしかないということ)
これはそういう話なのだ。
(マスコミ発表では、そもそもBの段階をするのにDV夫だから無理、ということになっているのだが、弁護士1人代理人に立てれば済む話ではないのか。

住民票や学生証は、ものすごーーーく周りが便宜を図ってくれたから、現夫の姓で、そもそも戸籍が無い=法的なサービス根拠が無いにも関わらず出してくれたもの。(大体、高校入学時には原則的に戸籍抄本が必要なはず)
その温情的便宜が効くのは、「そのものの法的な能力がさほど厳密ではないから」だ。
なんてったってアザラシやら架空のキャラクターにさえ住民票は出してもらえるのだから。

これまで、戸籍が無くてもしあわせに生きてきました。
戸籍が無いだけで、なぜ差別を受けなければならないの?


今回のことは差別でもなんでもなく、K.Sの母親が当然行うべき手続きを故意に怠ったために生じた現状に沿うようにコトが進んだだけ(むしろ発給の方向に向いたこと自体が大変な奇跡)なんだが?


「知らない人がお父さんだなんて…」


きっと前夫も思ってるんじゃないだろうか。
「他人の種で生まれた人間が『長女』と記載されるなんて…」と。

DVの事実は厳しく咎められるべきだが、「一時的に戸籍が汚れる」のは前夫にしても同じじゃないのかな?

こっちはもっと凄い。

戸籍がなくても私はここにいます(PDF)
同HTML版

戸籍とは何なの?の疑問に始まり、取材を受けたり、わけのわからないままの日々が過ぎる中、「戸籍がないとかわいそう」とか「私もかわいそうな子なの?」「存在のない子なの?」と、ひとり苦しみました。知らずにいた日々は何も不幸せではなかったのに。親のせいじゃないとはわかっていても、頭も心もぐちゃぐちゃになり、学校でもいろいろあり、けがもして一時的に不自由になり、その上に戸籍問題で心に障害を持ってしまい、電車のホームに立ったとき、このまま、電車に飛び込めたら事件になって国もわかってくれるかな?!


まあ有体に言って、どう同情的に見てもK.Sの戸籍が無いのは母親が手続きを怠った(こういうのはネグレクトとは言わんのかな)ためであって親のせいなんだが。
あと、電車飛び込み人身事故は、鉄道会社も利用客も沿線住民も大迷惑なのでやめてください。そのくらいの迷惑も分からんのかねえ。

大人は勝手です。子どものために……と作った法律なのに、子どもを守ってはくれません。現実、私たち子どもを苦しめています。私たち子どもは大人の生き方のためになぜ被害を受けなければならないのでしょう?
結局最後に泣くのはいつも子ども。大人は勝手に戦争をして、そのせいで泣く子どもが過去にもいたはず


772条がそもそも子供のために(誰が父親か分からないという状態にしない、「俺の子じゃない」と養育費等をバックレる父親を出さないためのもの)作られたものだということは理解しているのかな?
「子どもを守ってはくれません」というけれど、戸籍を新しくする方法はあるんだってば。
「なぜ被害を受けなければならないのでしょう?」…あんたの親に言ってくれ……そもそも何が「被害」なんだ??
「戦争」の飛躍は正味わけがわからない。担当の国語教師が不憫でならぬ。

大人は勝手に法律を作って、紙の上で振り分け、差別したりして、それで終わり。ただそれだけ。どんな大人を信じてどんな大人のうしろ姿を見て、どう子どもは学べばよいのですか?大人は勝手でずるいです。


「背中を見て学ぶ」第一の大人が「自分の親」であることは言うまでもない。勿論、これに値しない親も実際には腐るほどいる。
しかし、自分の親のこれまでの生き様は間違っていない、頑張って私を育ててくれた人だ、という誇りが持てるのであれば、信じられるのであれば、親1人いれば今更に「どんなうしろ姿を見て学べばいいのですか?」などと言う必要はないはず。
それともK.Sは母親の背中に誇りを感じることが出来ないのか?そういうわけではあるまいと思うのだが。

「大人は勝手でずるいです」
これから大人たちに協力と理解(実質的には同情)を求めようとしている時にこの幼稚さ、この乱暴な一般化。赤ペン入れときますね。

正直に話したら認められない変な法律。裁判で親を訴える意味がわからない。私にとって生まれた時から親だと信じてきた人を他人の手で「この人が親」と言ってもらわなくても私のために一生懸命だった人が親であり、他人に認めてもらわなくても私が一番知っているのに、親子の絆は紙の上で決めるものなのでしょうか?
実の親にいじめられる子や、実の親に殺される子どもは親のおもちゃじゃない。なのに法律はとんでもない親でも紙の上では親と。


「私が親と慕う人が親」では、もう誰もが好きな姓を名乗り放題になるわけで。
親子の絆は、「自分が一番知っている」のなら心で確認しておけば十分なのでは?

「子どもは親のおもちゃじゃない」
いい言葉です。お母さんと支援者の皆さんにも言ってあげて下さい。
「なのに法律はとんでもない親でも紙の上では親と。」
Aの段階から進めば紙の上でも別の人が親になれますよ。
大体この論法では、「子どもに暴力をふるう親は戸籍上の親でなくすべき」ということになってしまう。
世の中には親権剥奪という手段があることを知ってるのかな?
戸籍上で親ということは、同時に 養育の義務も存在するということで、それを簡単になくしちゃっていいのかな?

そして出来るとわかったパスポートは裁判の申し立てをして、見も知らぬ人の名前で出来ると聞き、そんな一度も使った事のない名前でなんか行きたくないです。私はここにいます。生まれてからずっと使っている名前でパスポートは発行してください。
修学旅行へ行かせて下さい。10代最後の修学旅行です。人生は二度とないのです。子どもを守るために作られた法律なら、その法律のせいで守られてない子どもを守ってくれる法律に早く変えてください。


この後半部分、露骨に馬脚を現した文章で、
「修学旅行をタテに利用している」
「修学旅行をタイムリミットにして急かしている」
と確信した。


戸籍がなくても私はかわいそうな子じゃないです。戸籍がなくても私はここに存在しています。
戸籍のない子でもパスポートを作ってあげる、じゃなくて、作るのが法律だと思います。
国は、私に偽造パスポートで修学旅行に行けというのですか。


「そこに存在している」からとりあえず住民票があって、学校や保険などのサービスを利用させてもらっているわけだね。
イレギュラー中のイレギュラー、温情中の温情で特例としてパスポート発給の道ができ、外務省の職員らが手間と時間をかけて実現したというのに「偽造パスポート」とはものすごい暴言。
現夫の姓でパスポートが作られたら、それは日本国の戸籍にはない名前で日本国民であることを証明することになり、そのほうが偽造パスポートだろ。

私が今日まで使ってきた名前は学生証、保険証、住民票の名前は一体なに・・・・・
国は、私を人と認めてくれないのですか・・・!


「一体なに」と言われれば「通名ですね」としか言いようがないですな。

K.Sの家の場合、法改正を急ぐのなら
・「現在の所在を知らせず、顔をあわせずにDV夫と法的な交渉が出来るような便宜」⇒DV防止法の充実
・「離婚した夫や調停中の夫が、妻や子につきまとったり接近して身の安全を脅かすことが出来ないような罰則強化」⇒ストーカー防止法の充実
のほうがよっぽど優先されるべきだと思うし、そういう論点なら納得もするのだが。
(大体顔や名前を出さないとはいえこれだけ大っぴらに宣伝活動をしておいて、所在を知られたくないもないもんだと思うのだが…
滋賀県・六月修学旅行・海外…というキーワードだけでも相当学校特定されそうだ。)

パスポートに前夫の姓が法的な便宜上乗っかるというだけで、修学旅行以降その姓になるわけでなし、せいぜい入出国審査の際に必要になるくらいだろう(修学旅行は大分便宜が図られているので、いちいちなんだかんだ聞かれる事も無いはず)し、旅行中担任や友人から前夫姓で呼ばれるわけでもないし…
この文書にあるとおり「一生に一度の思い出だから旅行に行きたい」のであれば、十分に許容範囲だと思うのだが。
一回旅券にして今回限りの苦渋の利用にして、帰ってきたら捨てるなり燃やすなり、返上するなりすればよい。で、将来戸籍の手続きをして現夫の姓になるなり、あるいは結婚して夫の籍に入った時などの好きなタイミングで取り直せばよいだけの話だ。
それができないのは結局、旅行に行きたいというよりも
「私の旅行までに法を改正しなさい」
という要求が本音だから…としか見えなくても道理ではないだろうか。

<追記>
「一回旅券にして」の部分について

現在は一回のみ有効な旅券は一般向けには交付されず、一般旅券として発行されるのは5年有効または10年有効の数次旅券のみ。勘違いによる誤記でした。訂正します。
(20歳未満に与えられる旅券は5年有効のもののみです。)

なお現在は公務用にのみ一次旅券(公用旅券)が存在しています。
参考:教えて!gooの質問
posted by 大道寺零(管理人) at 22:07 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ごねまくっているようですが"現夫の姓"というのが曲者で、少女が名乗りたいと申告している姓は"生物学上の父親の姓"ではなく、産みの母の"新しい夫の姓"らしいですから「前夫の戸籍に入れたくない」なんていうのは言い訳なんですよ。
居住地を知られたくないというのも公にした事でばれてますし役所もさっさと通常通りの処理をして就学旅行に行けばいいだけの話。

旦那一家の出身地が太郎地盤で舅が太郎マンセーなので少し贔屓目にみてしまいますが、今回の譲歩&少女拒絶は予想通りの展開で「現夫の姓じゃ行きたくない」と言っていることを逆手に取った優しい拒否(こんなこと認めるわけねーだろ。日本が通名だらけになっちまうわ。でも優しいところを見せて俺の高感度アップ、ニヒヒ)なんじゃないかと思うのですが。
とにかく太郎ちゃんGJです。
Posted by クマ at 2007年06月18日 02:33
突っ込みどころ多すぎてポカーンとしてしまいますな。
わざわざ話のネタになる人を引っ張ってきて国を攻撃。何か譲歩策を出しても言うことが通らないと癇癪。本気で子供の我侭ですな・・・
それってどんな慰安婦問題の練り直し?
(国際問題になりかねんから内容は書かないけどね。日本のジャーナリストのあほさ加減晒してもあれですし・・・)

知らない人を父親にしてほしくないっていう気持ちは多少わからんでもない。が、修学旅行に行きたい気持ちが強いんだったらガタガタ抜かすなボケがっ!と思ってしまう俺はダメな人でしょうか?
本当の父親が生きてるだけでもいいと思えよ!と、ちょっと方向性は違うけど俺はそう思う。生憎自分はもう会えませんからね(^^;
(今の父も凄く好きですよ。俺の誇りですw)

子供ダシにすれば何でも通るって思うその支援者に疑問を抱きます。その子にも問題はあると思いますが、そういう未熟な子供を安易に操って問題の種にしてしまう大人共をまずは排除して欲しいものですね。
Posted by しろ at 2007年06月18日 11:07
私はこの少女(というかこの親子)に関しては、“洗脳”されてしまったのだと思い、それを含めて同情します。
日本に限らず、“社会的な弱者”に手を差し伸べるのは宗教団体や思想団体が多いですから。

聡明な母親なら自分で調べ、子どもの戸籍の問題を自分で何とかする事も可能でしょうが、DVの被害者は肉体的にはもちろん精神的にもかなり消耗し、視野が狭くなっています。
また通常の場合、役所の窓口では一般的な対応をすることが多く、母親にとっては絶望的な事を言われてしまったのかもしれません。
そこに手を差し伸べる人がいれば、そこにすがって、言われた事を鵜呑みにするのは仕方がないかな?とも思います。DVの被害者には依存的な性格が多い、とも言われていますし。
疲れた思考状態の中で「あなたは悪くない。悪いのはあなたを救えない政治と憲法なのよ」なんて言われたら、私なら絶対にイチコロです。生きる希望すら湧いてくるかも(w

まあ、以上は憶測でしかありませんが…

ただ私もこのテのボランティアを何度か参加した事があるのですが、途中からどんどん思想的になって、逃げ出した事が多々あります。
また逆に“赤(今だにこういう事を言う人ががいる)”などとレッテルを貼られてしまうとか…

結果が出ればいいのだろうし、実際にそのほうが早く結果がでるのだろうけど、なんだかやりきれない話です。
Posted by 文月奈緒子 at 2007年06月18日 11:51
>>クマさん

>「遺伝的な父≠現在の父」説

色々参考にした掲示板や記事でも取り上げられていましたが、ソースが明確でないので本稿では取り上げませんでした。
(何かの記事での表現のニュアンスから出てきた説だったように思います。)

今回は、修学旅行にギリギリ間に合うようなタイミングで省令が出たのですからものすごい譲歩なんですけどねえ。
選挙を控えてのパフォーマンスとしては効果抜群だったと思います。当事者団体には全然伝わってませんが…

>>しろさん

>子供ダシにすれば何でも通るって思うその支援者に疑問を抱きます。

そうですね。
彼女の場合、ダシであると同時に、既に洗脳完了した「同志」になっちゃってますけども…
こういう団体にありがちなのですが、署名さえすれば何でも要求が通る、民意の代表だみたいな顔をするのもどうかと思います。
特に学校や何らかの団体に関わると、本当は賛成したくなくても、「署名してくれないなんてひどい、冷たい」「それでも同級生なの?」と言われたり、半強制的に書かされるという話もある(「●●ちゃんを助けて!」な難病募金も同様)のでほんと迷惑ですわ。

>>文月さん

>この少女(というかこの親子)に関しては、“洗脳”されてしまったのだと思い

私は同情は出来ませんが、「洗脳」については同感です。少女の場合は特にけっこう前から「宣材」になっていたようなので、ずーっと「国が悪い」「法律が悪い」と言い聞かされてきたのであればこうなるのも必然なのかもしれませんね。
また、実際多感な思春期なので、
「国が悪い」と思わなければ母親を憎むかの二択
になってしまいがちなので、母親を否定するよりは前者ということになったのでしょう。

…それにしてもこの問題では全然出てきませんけど、DVで消耗した母親は置いておくとしても、「DVの相談に乗った」という現在の夫は17年間何やってたんだろう…と不思議になってきます。
Posted by 大道寺零 at 2007年06月18日 20:55
あの家族の何を知ってて言ってるんですか?
現にAの方法もBの方法も無理な理由があるから出来ないんじゃないですか?
ホンマに理由があるかゎ分からんけど、
理由がなかったらこんな問題ゎ出なかったんじゃないでしょうか。
Posted by t at 2009年09月04日 13:04
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