2007年06月22日

さよなら朝日ソノラマ漫画

文月さんの日記で、朝日ソノラマ店仕舞いというニュースを知った。

読者向け説明ページより

現在ソノラマ社が発行しているコミックスやノベルズなどは、朝日新聞社出版本部が出版権を引き継ぎ、10月以後は朝日新聞社の新刊として発行することが決まっています。
「百鬼夜行抄」「雨柳堂夢咄」「Petshop of Horros」「魔百合の恐怖報告」「外科医 東盛玲の所見」「毒姫」「チキタ★GUGU」「栞と紙魚子」などの人気コミック、また「吸血鬼ハンターD」などの人気ノベルズは、朝日新聞社の本としてご愛読ください。
というわけで、朝日ソノラマという会社はなくなりますが、朝日ソノラマというレーベルは生き続けます。


ちなみに雑誌類は9月まで出すらしい。
「人気コミック」のラインナップに諸星大二郎が並ぶところが朝日ソノラマの朝日ソノラマたる所以、それゆえに好きだったがなあ。
刊行などが続けられ、ソノラマの名前がレーベルとして残るのは何よりだが、なんとも寂しい。

また、この告知だけだと9月以降の雑誌類の扱いが気にかかるところなのだが、ニュースの文面によれば

朝日ソノラマ9月で店じまい、朝日新聞社出版本部が引き継ぐ:RBB NAVi 2007/06/22

 10月以降、朝日ソノラマの出版物の発行元は朝日新聞となる。現時点では、原則として、朝日ソノラマのコミック、小説、雑誌をすべて継続させるとしており、10月の時点で休刊、廃刊、絶版とするタイトルはないとしている。単行本の新刊は6月でいったん休止するが、10月以降は朝日新聞の本として活動が続く予定。


とあるので、雑誌も大丈夫の模様(現時点では)。
特撮系のムックの扱いはどうなるのかな?

朝日ソノラマといえば、なんといってもソノシートだったりファンファニーレーベルだったりするのだけど、ちょいと昔カタギの漫画読みにとっては「マンガ少年「サンコミックス」の思い出は避けて通れない。

自社雑誌である「マンガ少年」の掲載作は勿論、他社誌に掲載された名作をフォローしてくれている良質レーベル。
背表紙のトレードマークの太陽マークと手書きが多かった作品ロゴ、ちょっと全体的に垢抜けない装丁なのだがそこがまたいい。
80年代にも、絶版の名作を「サンワイドコミックス」枠で愛蔵版として復活させていて、あああの当時もっと購買力があったならあれもこれも買いたかったな〜…と、販売ラインナップを見て今でもため息が出る。

他に思い出深いのは、手塚治虫「火の鳥」の大判ソノラマ版。
現在読める手直しバリバリの「火の鳥」とはストーリーがかなり違っているものもあって貴重(特に「望郷編」は絶対こちらで読むべし!)である。

また、ラノベ特化レーベルの元祖である「ソノラマ文庫」…ってこっちはいまだ現役なのだけど、私が買っていたころの「カエル色の背表紙」が印象に強く残っている。
かつて「クラッシャージョウ」(今となってはなんであんなにハマれたのか不思議なのだが)のシリーズを買い集めたり、またアニメとは全然違う展開、さらにアムロとセイラさんの××シーンがあると一部のガキの間で話題騒然となった「ガンダム」の小説版、あとは辻真先のミステリーものなんかもあった(「D」が出た頃にはラノベ離れしてしまっていてあまりフォローしてなかったなあ)。

作品やレーベルが終焉を迎えるわけではないので、あえて変にシメないでおきたい。
ソノラマの名はレーベル名に残す意向のようだが、できればあの昭和っぽい(というか石森っぽ)ロゴも一緒に残してくれんかなあ。




posted by 大道寺零(管理人) at 20:44 | Comment(4) | TrackBack(0) | 漫画
この記事へのコメント
朝日ソノラマがmixiの日記キーワードランキングの第2位になっていましたね。

読んでいると、ヲタク誕生の一端を朝日ソノラマ社が担っていたのではないかと思いました。

そういう私も中、高校時代は朝日ソノラマ社の本のお世話に(w
今だから言えますが、クラッシャージョウのタロスに本気で恋をしていました。
いまだにあのテの男性がツボです。
Posted by 文月奈緒子 at 2007年06月22日 23:53
>>文月さん

>mixiの日記キーワードランキングの第2位

私も驚きました。キーワードランキング上位って、いつも芸能とかのライトな記事や重大事件のことがほとんどだし、mixiのライトユーザーと、ソノラマを日記書くような思い入れ(メジャーマイナーな会社ですし)が結びつかなかったんですが…ちょっと意外でした。

>ヲタク誕生の一端を朝日ソノラマ社が担っていたのではないか

特撮・漫画・アニメの少しコアな部分の需要を満たしてくれてましたからねー。
特に「009」ファンには、70年代にしてディープな網羅本(何しろハードカバー箱入りです)を出してくれるなど、足を向けて寝られない出版社でした。
また、「アシュラ」「光る風」などの、歴史的名作であるにも関わらず他社の腰が引けてタッチしなかった作品を多数サンコミックスで扱った功績は大きいと思います。

>クラッシャージョウのタロスに本気で恋をしていました。
>いまだにあのテの男性がツボです。

私もキャラの好みはマニアックなほうだという自負がありましたが、スコーンとすっ飛びました。どう考えてもかないません。参りました。
折に触れて「ポニョ好き」「太め好き」を公言する文月さんですが、昨日今日に形成された趣味ではなかったんですね。
というか、「タロス萌え」というターム自体を生まれて始めて聞きました。長生きはするものです。
Posted by 大道寺零 at 2007年06月23日 11:50
ファンタスティックコレクションのウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント巻末には、

様々な事情で、小社から「ファンタスティックコレクション」「宇宙船」と名の付く出版物が発行されることは今後なくなります。雑誌「宇宙船」の休刊後も、励ましのお便りを送り続けて力を与えてくださった皆様、復刊を待ち望んでいた皆様にどうお詫びしてよいかわかりません。

って書いてありますな。
ファンコレは資料として信頼できるブランドだったんで、ただでさえ放送終了後の総括本の出版数の少ないこのご時世、特撮ヲタにはイタい損失ですわ。
Posted by eng at 2007年06月23日 17:47
>>engさん

ファンタスティックコレクションが…それは痛いですね…
あとで一部抜粋して本文に追記させていただきます。

>放送終了後の総括本の出版数の少ないこのご時世

それはここ数年感じていました。ここでソノラマがなくなってしまうのはきついところです。
Posted by 大道寺零 at 2007年06月24日 01:55
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