「するってぇと何かい?******なのかい?」
というフォーマットになんか面白いことを入れてリスナーが送ってくるネタがあったのだけど、その中に
「するってぇと何かい?
キド・クラッチってぇのは、車の部品じゃないのかい?」
という投稿があり、久々に聞く「キドクラッチ」という技の名前に虚を突かれて噴いた。
プロレス好き(とは始めて知った)の国分太一も大ウケしながら、「そもそもキド・クラッチとは」「木戸修とは」について若いリスナーにも分かるように説明していた。
(その中で「どんなに激しい動きでも絶対に崩れない、分け目が絶妙なヘアスタイル」と言っていたのだが、ほぼ同じ説明がWikipediaにもあり、これまた噴いた。)
そもそも「木戸修」の名前を聞いたこと自体、プロレス関係の情報を要れなくなってしまったこともあって、10年ぶり…ではきかないかもしれない。
グラウンド主体の玄人好みのファイト、シャープな関節技、そしてあの寡黙で渋いたたずまい。学生時代、「週プロ」を読んでいた頃を思い出せば、「国内男性レスラーのマイベスト」を選ぶなら必ず私の中でTOPにあったいぶし銀の男。それが木戸さんだった。
木戸さんの今はどうなっているのか?と調べてみたところ
・2001年まで新日に所属、11月に引退。
その後しばらく新日の若手育成に。
・2005年に復帰。ビッグマウス所属のレスラーとしてビッグマウス・ラウドに参戦している。
らしい。
そうかー復帰したのか。
前世紀末あたりからのプロレス団体の、あんまりいい意味ではない細分化とか系譜の入り混じりがゴチャゴチャしすぎてきてしまっている状況もあいまってもう全然追っておらず、「ビッグマウス」についても今回初めて名前を聞いたという体たらくなんだけども、wikpediaで見る限りはまあとにかくグダグダな流れのようだ。(というかそのエンブレムはどーなのよ…[参考:新日本プロレスのエンブレム]
現在、木戸さんは「ビッグマウス・ラウド」の正式所属ではなく参戦という形になっている(のかな?)模様。
YouTubeにいくつか動画があがっていたところからピックアップすると、
・ビッグマウス旗揚げ時のVS藤原喜明戦
うは〜組長のワルキューレ懐かしいな〜〜〜
木戸さんの渋みが増してさらにカッコイイ。
しかも解説は山ちゃんだ。旧UWFファンにはたまらん映像。
あーこういう映像久しぶりに見るわ〜。
こういうの
これ第一試合だったのだが、正直メインでよかったんじゃね?
・エキシビジョンマッチのVSウルティモ・ドラゴン戦
(U・ドラゴンが相手ということは直前まで伏せられていたとか。
序盤のお約束「腕の取り合い」が見せ場に発展するところがさすがグラウンドと組み技の業師といったところか。多分観客はドラゴンの飛び技をちょっとは見たかったんだろうけどそこまでは土俵を譲らない空気の読まぬマイペースぶりこそ木戸さんである。)
などがあった。
現在は第一試合で栗栖正伸あたりと絡むことが多いようだが…
うーん、栗栖ねえ…
正直、木戸さんの持ち味を引き出せる相手だという感じがしない。
他に個人的に感涙の映像。
・第一次UWF 格闘技ロード公式戦 VS藤原喜明戦
冒頭に流れる「UWFのテーマ(音割れてるけど)」がたまらない!
昔はよく、元気の出ない時、辛く落ち込んだ時にこの曲を聞いて自分を鼓舞したものだ。
そして二人とも若い。技の応酬もスピードとキレがある。
ガチの関節技の応酬、観客を含めた男臭さと玄人臭さ。まさに旧Uの風景である。
・木戸修引退試合 その2
(藤波辰巳・木村健吾組 VS 木戸修・長州力組)
もうこのメンツだけで胸いっぱい。
木戸さんの小麦色のツヤ肌を見ると、他の3人が妙に生っちろく見えるから困る。
木村健吾の稲妻レッグラリアートを別に受けるでもなくスカし、キドクラッチで試合を決めたりもせず、フツーに脇固めのまま時間切れで試合終了する「作らなさ」。木戸は最後まで木戸。
・引退セレモニー
「いぶし銀」ののぼりとともに、普段着の新日ジャージで登場。
セレモニーでもいつもと同じクールフェイス、でも娘さんたちが登場したときに見せるパパモードの優しい顔が貴重。
・新日本プロレス ファイティング スピリット96 2月8日
木戸修、山崎一夫 vs 武藤敬二、佐々木健介戦
まだ武藤が髪の毛を生やしていた頃。
なぜか奇妙な木戸人気がある札幌での試合に輝くオサムちゃん。
そして山ちゃんの映像も貴重かも。
「木戸修」「osamu kido」で検索すると懐かしい対戦の映像なども出てくるので興味のある人は探してみてくだされ。
色々検索してたらこんな質問にぶちあたった。
「教えて!goo」〜 木村健吾のイナズマの威力
プロレスラーは誰しも決め技を持ってますが、イナズマレッグラリアートだけは威力に疑問が残ります。あの技は果たして効くんでしょうか??
なんというかもっとこう…オブラートというか…
でも愛の溢れる回答がなかなか面白い。
こんなもん読んだせいで、木村・越中の「イナズマ&ケツタッグ」を唐突に見たくなっちゃったじゃないか…
で、越中のファン編集映像でいい「ケツ」いっぱい見れたので満足。