「【お願い】「魔界転生」をご存じない方は是非ご覧ください 」を書いてから、ここ数日「魔界転生」検索ワードでのご来訪が(うちとしては)格段に多くなっている。
やはり、光市母子惨殺事件の報道の中で、『本当にそのようなことが書かれているのか』『実際はどう書いてあるのか』に興味を持たれた方が少なからずおられたのだと考えられる。
稚拙な内容ではあるが、誤解の発生や拡散の防止に微力でも役立てれば記事を書いた甲斐があったと思う。
(驚いたことに、「魔界転生」「蘇生」でGoogle検索すると上記記事がTOPに来ていた。本来この作品の中では「蘇生」というよりタイトルどおり「転生」が正しいので、あまりブックレビューなどでも使われないため上位に来たものと思われるが…)
藤子F先生も山田風太郎先生も既に亡くなっておられるため、このような荒唐無稽な詭弁のダシに使われたことに遺憾のコメントを出すことすらできない。
それを考えると、あえて故人の作品を選んだのかもしれないと思い、もしそうであれば本当に卑怯なことである。
報道によれば被告人は、裁判長からの「魔界転生」に関する質問
「単行本であったか文庫本であったか」
「自分で買ったのか」
に対していずれも「わからない」としか答えておらず、ただ弁護士の入れ知恵で作品名を出した(しかもどこも合致していない内容で)だけで読んでいない可能性がやはり濃厚だと思われる。
何しろ魔界転生においては、交合した相手の女性は最終的には死ぬことが既定であるのだから、この作品を念頭に置いて性交した時点で「殺す気まんまん」とも言えるのだが…
2007年06月30日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック