2007年07月06日

人、それを置き去りと言う日記

杉村太蔵衆院議員が、大事な大事な選挙前だというのに、「SPA!」で連載している自分のコラムでやらかしちゃったらしい。

2chのスレッドにコピペされたもの(魚拓)

娘の紗歩が生まれてちょうど2ヶ月目の日のことです。
久しぶりにママと二人で「外食でもしようか?」と画策し、まずは紗歩をお風呂に入れて、おっぱいをあげて、うんちをさせて、お腹いっぱい、きれいさっぱり。
お部屋の室温を赤ちゃんの快適温度といわれている25度に設定し、風通しがいいように少しだけ窓を開ける工夫も凝らして20分ほど抱っこ。
ようやく愛娘の寝息を夫婦で確認することができ、「ママ、そろそろ大丈夫じゃない?行こうか?」と言いながら、足音を立てずに、そっと靴を……と思いきや、ママは久しぶりのデートに少々気合が入り過ぎている様子で、やけにヒールの高い洒落込んだ靴を選び、
「そのまま履いたのでは足音が出る」と言うので玄関先まで持って出て、ようやく表に出たときは計画立案から3時間。
それでもやっぱり「絶対に1時間で戻ってこよう!」、そんな誓いを立てて出かけた次第であります。



おかげで夫婦の会話もよくはずみ、「よく俺と結婚する気になったな」などと妙にロマンチックなのかどうなのか、今更ながら白々しいことを抜かしながら、それでもご機嫌で「あれから1年だよな」などと、マスコミに追いかけられていたあの頃を振り返り、「本当に大変でしたわね」と、二人にしかわかりえない新婚1年目の辛苦を振り返りながら、「これからも末永く何卒よろしく頼みます」というパパの締めの挨拶であっという間の1時間が経過。
ママが「そろそろ帰らないと紗歩が心配だ」ということで、久しぶりのデートと紗歩の初めてのお留守番が無事に終了した……かに思われました。

ところが、帰ってきてびっくり、というよりも親として本当に心から反省しなければならない事態に。
顔は真っ赤に紅潮し、生まれて2か月しか経たない娘の小さな額には、今までに見たこともない大粒の汗がいくつも浮かび上がっており、着ていた服はぐっしょりと濡れた状態でした。
「紗歩、大丈夫か?」、思わず私は叫んでしまいました。
娘はもうすでに泣き疲れたのか、私の顔を見つけた矢先、何とも言えない安堵の表情を見せ、抑えきれなかった不安からようやく解放された穏やかな表情で私を迎えてくれました。
本当に新米パパには何とも心に深く突き刺さるような印象的な事件で、これで何もなかったからよかったものの、「本当に悪いことをしたな」、そんな思いが込み上げてまいります。
このことは私も妻も親として心から反省もしたし、同時に娘をこの腕の中で強く抱きしめて、本当に無事でよかった、改めて娘に詫びた次第であります。
たったの1時間です。
それでも生後2か月の赤ん坊にとっては、その間、泣いてもわめいても誰も来てくれない、その時間がどれほど孤独で不安な時間で、辛いものだったか、考えただけでも胸が苦しくなります。

それにしても子育て、これは本当に大変なことだと今更ながらに痛感させられています。
しかし、妻と、そして自分を産み育て、当たり前の話ですが、まったく同じように子育ての苦労を味わった親とも話して思うことは、確かに大変ではあるけれども、これほどのやりがいを感じるものはないし、これほどの幸せを感じることもなければ、これほどの責任感を感じさせるものはないということです。


いや、まだしばらくは首も座らない2ヶ月の赤ちゃん放置して、自分らはおデート気取ってお食事して、「初めてのお留守番」ってどれだけウルトラバカなんだよ…
子育て経験のない私でも分かる、というか出産したら数ヶ月は熟睡できない覚悟くらいしてたがなあ。
読後感が、国会議員とか関係なく、常識ある大人の男性のソレというよりは、バカ母の垂れ流しブログを読んじゃった時のイヤ〜な感じに限りなく近いんだが…

多分、
「子育てに悪戦苦闘しつつ、世の中の子育てママをリスペクトして好感度アップ」
「子持ちになっても恋人気分を忘れず、妻を女性として錆び付かせないようにエスコートする素敵な俺」

をアピールしたかったんだろうけど、育児板とか既婚女性板とかもう大変なことになってますから!

その後病院に行くようなことになったかどうかは文章からは分からないし(女性週刊誌の見出しでは「脱水症状」と書かれているようだがまあセブンだしな…)、虐待だの議員辞職だのまで言い出すつもりはないけれど、どう見ても「置き去り」の範疇の事例だろう。
息抜きで出かけたくなるのはいいとして、外出するならベビーシッターなり誰かに頼めばいいだけの話。(というか嫁さんの神経もすごいな)
しかもこの話をすっぱ抜かれたわけではなく、自分で書いて校正チェックして「ぼくって子育ても頑張ってます」って顔している辺りがもはや不可思議。
「全然反省してないだろ」感がプンプンなのだが…

そういえばタイゾーさんは、赤ちゃんポストについてこのような文章もご自分のブログで書いていらしたのだった。

赤ちゃんポストについて (杉村太蔵ブログ - 自由民主党)

まったく個人的な感想ですが、まず名前が嫌ですよ。
赤ちゃん“ポスト”とは何ですかね。とんでもないネーミングだと思いますよ。

ただね、ここで政治家として国民の生命を守る責務を負った立場から一言申し上げると、どのようなご時世であろうとも、常識ではおよそ考えつかないような、とんでもなく無責任な親は、たとえ数は少なくても絶対数存在する、となると、
「産んだはいいけど、育てられない」
よって、例えば赤ちゃんをロッカーに入れてしまうだとか、捨ててしまうだとか、そうした胸が張り裂けそうになるような事件が起きているのも事実です。
生まれてくる赤ちゃんには何の罪もないのに。


「常識ではおよそ考えつかないような、とんでもなく無責任な親は、たとえ数は少なくても絶対数存在する」。

うん、まさにご自身の身をもって証明されましたな。

あと、「赤ちゃんポスト」はマスコミが勝手に付けた通称であって、正式名称は「赤ちゃんのゆりかご」。運営団体が自分から「赤ちゃんポスト」とは言ってないわけだが。
posted by 大道寺零(管理人) at 22:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
2人子供さんのいる、同僚女医さんに聞いてみました。「子供が生後2ヶ月の頃なんて、一瞬も目を離せませんでした。家に誰もいなかったら、近所へちょっと出かけるにも、抱いていきました。当然でしょ?」とのこと。それが常識ですよね。
 こんなんが、国会議員って・・・
Posted by ネコトシ at 2007年07月09日 03:32
>>ネコトシさん

>「子供が生後2ヶ月の頃なんて、一瞬も目を離せませんでした。家に誰もいなかったら、近所へちょっと出かけるにも、抱いていきました。当然でしょ?」

ですよね〜。
この記事関連のニュー速スレッド内でも、子育て経験のある方が
「外出どころか、家の中でトイレに行くときですら気になって、ドアを開けて用を足した」
と書いてました。2ヶ月ってまだほんとフニャフニャな生き物ですし、変に寝返りを打ったり、吐き戻したりしたらヘタすると数分で命に関わってしまいますからね…

返す返すも、自分で「反省したからヨシ」と判断して記事にするところがどうにも救いようがないと思います。
Posted by 大道寺零 at 2007年07月09日 15:01
こんな奴のために税金払ってると思うと胸糞悪いわ!!
Posted by かい at 2007年07月09日 16:57
>>かいさん

はじめまして、でしょうか?
杉村議員は比例区の議員ですので、選挙区で落すことはできません。私達にできるのは、投票する政党を自分で考えて選ぶことだけですね…野党は野党でどうにも頼りないのですが…
Posted by 大道寺零 at 2007年07月11日 00:06
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