新潟中越沖地震義援金のクリック募金 （日記）

Feliceさんの日記で知り早速クリックしてみた。
bokin.ch 新潟中越沖地震　震災義援金　クリック募金
↑のリンクのページからバナーをクリックできます（移動即募金ではありませんのでご自身の判断にてどうぞ）。
多分IP・クッキーでのチェックをしているので、何回クリックしても1日1回＝1円しかカウントされない。
ので、まどろっこしい・それなりにまとまった金額を届けたい！
という方は日本赤十字・もしくは新潟県出納局のまとめる窓口へ直接振り込む方法がある。

●日本赤十字
●新潟県出納局とりまとめによる義援金受付窓口

こういうときにネットバンキング口座があると便利なんだな…私は作っていないので、クレジットカードやウェブマネーで気軽に募金が出来れば助かると思うのだが、まあこちらが贅沢を言う話でもないわけで。

こういうことがあると、義援金詐欺なども横行する可能性があるので、できるだけ確実に被災者に届く確かな受付口かどうかをよくよく確認してから行いたいところ。

また、Yahoo！では、有料壁紙を購入した金額が募金に充てられたり、ショッピングなどで貯まったYahoo!ポイントを返上する形で募金にするというユニークな試みもなされている。

少なからず生臭く聞こえる響きが誤解を招きがちだが、やはり災害時の支援は「モノよりお金が一番」である。

心づくしの救援物資でも、それを仕分けするには膨大なスペース、そして少ない人手を仕分けや整理に割かれてしまうというデメリットがある。
ゆえに今回は、早い段階で新潟県が「個人からの支援物資は受け付けない」というアナウンスを出した。これは正しい処置だったと思う。
実際被災後3日目の段階ではボランティアや支援物資を活かせる段階になく、実際に人もモノも溢れてしまうという状況が生じていた。（ボランティアが不要というわけではなく、必要となる段階がそれぞれにあるということ。実際トイレの不足する中で、ボランティアに来た人も用を足すわけだし、数的な調整は必要なのだ）

阪神淡路大震災や先の中越地震などでは、個人からの「支援物資」の中には、余った引き出物の食器やクリーニングしていないボロボロの古着、選択はしているが使用済みの下着など、明らかな不用品や家庭ごみの処理と勘違いしたような「使えない物資」が含まれており、ただでさえゴミの処理に困る状況の中でいたずらにゴミを増やし、また仕分けに膨大な人手が取られて困惑した経験があるからこその個人支援物資制限要請だったのだろう。
たちの悪いことに、そういう「家庭ごみ」を押し付けた連中は「いいことをして気分がいいわ〜」と自己満足に浸っているのだから始末に負えない。
また、「古着がダメだというなら、私が趣味で縫ってる服を送るわ」と勘違いして、余り布製の服やらオカンアートを送りつける手作りさんも、災害のたびに必ず出て来るので困ったもんである。

支援は被災者の要望や現状に沿ったものでなければ意味がない。
とりあえずTVもネットも生きている状態なのだから、被災者側から「●●がいくらあっても足りない！古いものでもいいのでどんどん送ってください！」とSOSが出てから初めて動けばよい話だ。
どうしても「不用品を役立てて欲しい」と思うのであれば、フリーマーケットやガレージセールを行い、その売り上げを送金すればよい。（実際そういう行動を起こしている人も少なからずいる）
使い道は最もそのとき適切なものに対して現地が判断して決めてくれればいいのだから。
いくら善意の行動だとか、「温かみのあるもので応援したい」という気持ちがあっても、差し引きで先方にとってデメリットの大きい支援は意味がないと思う。
ワイドショーのレポーターの中に、「個人支援物資不要」と表明した県職員や現場のスタッフに対し、「善意を否定するんですか？」とかくってかかっていた人間もいたらしい…趣旨を正しく理解していない上に、他に仕事のある人間のジャマをしているので２重の意味で「何しに来てるんだよとっとと帰れよ」と思った。

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避難所の映像の中に赤ちゃん連れの親子を見ると、色々想像してしまう。赤ちゃんの授乳やオムツ換え、普段家で生活する分には問題にならない泣き声なども周囲に気を使うことだろう。また、妊婦さんも色々不安（まして切迫流産などのトラブルを抱えている人はなおさら）なことだろう。
地震が起こった瞬間、分娩や帝王切開の真っ最中だった人もいたかもしれないし、採卵や胚移植手術中（不妊治療だって待ったなしなのだ）の手元が狂っても大変なことになる。
陣痛のタイミングを計っている人、切迫流産・早産で不安な気持ちで入院中の人もいただろう…そう思うと、「一刻も早く安心して過ごせる状況になりますように」と祈らずにはいられないのだった。