丸川さん"投票しなかった疑惑"認める (Sponichi Annex)
東京都の選挙権がないことが判明した自民党公認で、東京選挙区から立候補した元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代さん(36)が17日、府中市での街頭演説後、約3年間にわたり選挙の投票に行っていないことを認め、謝罪した。一方、住民税未納の疑いもかけられたが、源泉徴収票のコピーを取材陣に提示し、こちらの疑惑はシロだった。
丸川さんは午前7時半からJR吉祥寺駅前であいさつを開始。3カ所目の遊説場所である府中市での演説後、集まった報道陣に重い口を開いた。「このような立場で投票をしていなかったことは、本当に恥ずかしいことでおわびするしかない。本当に申し訳ございません。ごめんなさい」と話し深々と頭を下げた。
アナウンサーとしてテレビ朝日に在籍していた丸川さんは、赴任先の米ニューヨークから04年6月に帰国。その際に自宅のある新宿区へ転入届を提出していなかった。赴任するまでは選挙に行っていたと話したが、帰国後に行われた05年9月の衆院選、今年4月の都知事選の投票を行っていないことを認めた。
その理由については、仕事が忙しいことなどを挙げ「投票権を行使しなかったことを深く反省しております」と申し訳なさそうだった。ただ、本人は帰国後に選挙取材も経験しており、投票の意思があれば自宅に投票所整理券が届かないことを疑問に思うはず。選挙に対しての基本的な姿勢が問われそうだ。
「謝罪」「ごめんなさい」という行為具体的な意味も(しかも報道陣に対してだけ)よく分からん。
「住民票を移していなかった」のは過料を伴う義務違反なのでともかくとして、「投票権を得ずに投票していなかった」のは、単に自分の権利を獲得し忘れていたというだけで、別に人に謝るようなことでもないだろう。
「本当は政治にも選挙にも興味がなかった私がソレくさい顔で立候補しちゃってすみませんでした」
なら分かるが。
まあ本当に反省しているなら立候補取り消すんじゃないかとは思うが。
前回も書いたが、今まで選挙の際に自宅に投票所入場券が送付されて来ていない時点で気付いていない以上、「これまでも選挙をしたことがない」可能性が限りなく高いだろう。
期間中に彼女が投票を行わなかった(行う気もなかった)選挙は以下の通りとされている。
・04年7月参院選
・05年7月東京都議選
・05年9月衆院選
・06年11月新宿区長選
・07年4月東京都知事選
・07年4月新宿区議選
特に陣営上問題とされている(というか凄く気まずい)のは、今年4月の都知事選において、彼女を応援している石原都知事に対しても票を投じていなかったという事実のようだ。
これがあるので、「選挙が行われているのは勿論知っていたが、投票に値する人物と思われる候補者がいなかったので選挙権を行使・取得しなかった」という言い訳が使えなくなっている。
そして笑えるのは、高校生に「ニュースやコラムを通じ、もっと世の中のことを知り、そして考えよう」と啓蒙するのが目的の「mammo.tv」というサイトの中で次のような文章を書いていたことだ。
#081 統一補欠選挙を終えて(mammo.tv)
投票率の低さ、白票の多さは、現在の政権というより、政治そのものへの不満の表れ、と見ることも出来るでしょう。
確かに、投票してもしなくても、その結果は結局、私たちの生活に降りかかってきます。しかし、そこで考えて欲しいのは、不満があるのに、黙ってムスッとしているのと、口に出して表現するのと、果たしてどちらが望ましいだろうか?ということです。
少なくとも民主主義という仕組みは、一人一人が自分の考えを持っていて、それを表現することを前提にしているのではないか?と私は思います。そして、議会に代表を送り込む“議会制民主主義”を私たちが採用している限り、その不満も代表を通して表現するべきではないでしょうか?
みなさんはどう思いますか? 投票権を手にするまでに、じっくり考えてみてください。
この文章自体はケチをつけようのない模範的な内容だが…投票権を持っていなかった人間がこんなソフト説教していたとは…何もかもが「お前が言うな」である。サイトの管理者側も頭を抱えちゃっているのでは。
また、未納疑いがかかっていた自宅のある新宿区の住民税については、「テレビ朝日からの給与で住民税をとられていた」と、源泉徴収票のコピーで納付を証明。住民税が給与から源泉徴収されていたことで「転入届の手続きも済ませたという気になっていた」と話した。
丸川さんは約5分間の取材陣とのやりとりの中で、計4回にわたって深々と頭を下げた。また、応援演説に駆け付けた自民党の国会議員に「お騒がせしました」と話す場面も。しかし、丸川さんの演説に聞き入った有権者に対する直接のおわびはなく、集まった人の中には「どういうことなんでしょうね。ちゃんと説明してほしい」との声もあった。
えーと…
源泉徴収票から分かるのは「所得税額」だけで住民税額は直接記載されてないはずでは??
参考:「源泉徴収票って何?」(All About)
(これは日本国中共通の所定書式であり、会社によって項目が違うということはありえない)
どこの国の書式の源泉徴収票??
普通住民税額などが記載されているのは給料明細なので、マスコミ含めこれと混同しているのでは??
住民税が天引きされているのならば住民税は「特別徴収」ということになるので、これを証明するのは
・給料明細
・市町村が発行する納税証明書
の2つのうちいずれかだが、「どこに納税されていたのか不明」であれば当然後者は取り寄せようがない(のかな?)。
んでそもそも第三者に向かって語る場で「住民税を納めていた」ではなく「とられていた」という表現もどうよ。立候補者以前に大人として。
いつまでグダグダと笑いを振りまくつもりなのか分からないが、本当にみっともない人である。
どうやら、06年分までは、会社が天引きしていたようです。
問題は、07年度分。
丸川さんは、5月に退社したんだから、6月に本人のところに納税通知書が届いたはずだと思います。
もう1期目の納付期限は過ぎてると思いますが、どうも納めてないんじゃないでしょうか?
納めていれば、「どこの自治体に納めたかわからない」なんて発言が出るわけないですもの。
なお、丸川さんは04年度分の住民税も天引きされていたみたいです。
ということは、アメリカに赴任したときの転出届けも、半年以上遅れて出したんだと思います。だとすると、03年秋の総選挙のときは、新宿区に選挙権があったんだと思うけど、在外投票なんてしてそうもないですよね。
どうだったんかしら?
年間70万円も住民税払ってて、それがどこの自治体に行ったのかも知らないほど、「税金の使い方」に関心を持たない人が、「税金の使い方」を決める仕事に立候補するというのは、どういう神経なんでしょうかね。
こんにちは。コメントありがとうございます。
(二つコメントをいただきましたが、微妙に違う文章で基本的に重複の内容でしたので、勝手ながらこちらで一つにまとめさせていただきました。ご了承くださいませ。)
>サンスポの記事によれば、丸川さんが示したのは、源泉徴収票じゃなくて、住民税の納税通知書だったみたい。
情報ありがとうございます。サンスポのサイトで記事を読んだところ、確かに「3年分の納税通知書」とありましたね。「源泉徴収票」はスポニチ記者のミスなのでしょうか、ちょっとわかりませんが。納付先は新宿区とありましたね。
>問題は、07年度分。
丸川さんは、5月に退社したんだから、6月に本人のところに納税通知書が届いたはずだと思います。
そうですね。通知書が届いていれば把握しているはずです。
或いは退職の時期がかなり微妙(というか境目)だったので、退職金または最終給与から一括徴収されている可能性もありますが、いずれにしろ退職する際に年金や税金の納付方法が大きく変わりますから把握しておくのが普通ですよね。
一連の行動を見ると、結局この人は「常識がない」というか、「世間知らず」という一語に尽きるような気がします。もはやそれで通用するような年齢でもないと思うのですが自分で気がついていないところが痛いですね。
常識がないならないで、人に説教したり、自分がやってもいないこと(「投票に行こう」など)を呼びかけなければまだ突っ込まれなかったのでしょうけど…もっとも投票や期日前投票への呼びかけ自体はとても有意義なことですが。
事前投票所の立会人や役所の人も、「まさか立候補者が、自分が投票人名簿に載っていないことを分かってない」とは想像もしなかったでしょうから、さぞ驚かれたことでしょうね…
税金は「納めて当たり前」なのですから、「ホラホラ払ってますよ見て見て」と今更誇示するようなものでもないですし。
>70万円も住民税払ってて、それがどこの自治体に行ったのかも知らないほど、「税金の使い方」に関心を持たない人が、「税金の使い方」を決める仕事に立候補するというのは、どういう神経なんでしょうかね。
同感です。基本的に深く考えてないんだとは思いますが…