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掲示板や大手ニュースブログ、果ては一部のネットニュースにおいて取り上げられた一連の騒動(というか論争というか)について興味を持った私の友人・Aさんは、話題の鷲宮神社が通勤経路から遠くない場所にあるということで、勤め帰りに参拝に赴き、そこであったことを日記に書いた。
その日記は某SNS内の友人限定クローズなものであった、
それを読み、Aさんに「迷惑がかからない程度の記述で内容の一部を紹介させていただきたい」と許諾を求め、承諾をいただいた上でこの記事を書くことにする。
以下は、Aさんの文章そのままではなく、文章をもとに多少の聞き取りをプラスして分かった内容を私がまとめたものである。
<Aさんについて>
・男性/ごく普通のサラリーマン。埼玉在住・既婚。
・参拝時は会社帰りで私服(パーカー・Tシャツ・ジーンズというごく普通のカジュアルなもの)だった
・通勤経路の途中にほど近いということと、「実際どうなんだろう?」という軽い興味から参拝することにした(「らき☆すた」は原作漫画に目を通したことがある程度、アニメはほとんど見たことがなく、作品自体への興味はほとんどないレベル。あくまで騒動と実際に興味を持ったと語る。)
<状況>
・平日の夕方
・境内には特に他の参拝者は見当たらず、後述する若者の他には地元の方と思しき家族連れや子供さんがいた程度、時間帯もあって静かなものだった。一部のネットニュースで報じられたような「オタクが"殺到"」という表現とは程遠く思われた。
・マスコミ報道などに登場するステロタイプなオタクスタイルの人は見かけなかった。コスプレをしている人も同様にいなかった。
・手水を使い参拝したが、拝殿の周辺には一部で言われたようなチョココロネや単行本、アニメグッズなどのお供えなどは見当たらなかった。
・絵馬は描かなかったが、奉納場所を見てきた。思ったほどにイラストなどが描かれた絵馬は少なく、パッと見、いかにもファンらしき内容のものは全体の1割程度に見え、同じエリアにまとめてあった。絵が描いてあるものよりむしろ、「らきすた厨はカエレ」などと2ch語全開で書かれたもののほうが気になると感じた。
さて、私が問題に思い記事にして注意を呼びかけたいと思ったのは、Aさんの短い参拝時間の間に、境内にたむろしていた数人の若者が、彼を監視し、付け回すような行動をしたという事実が書かれており、気になったからである。(Aさんの要望により、多少故意に具体性を抑えてありますがご了承ください)
・若い男性数名だった(身なりについては、Aさんは「どちらかといえば柄が悪そうに感じた、オタク的なものとは反対のベクトルに見えた」と言う)
・入り口(鳥居)あたりから、Aさんを上から下までチェックするようにジロジロと見て、後ろにピッタリとくっついて来た。
・手水舎付近までずっと付いてきて、きちんと手水を使ったのを見て「普通の参拝者だ」と思ったのかどうか、とりあえずそこでAさんから離れて引き返した。
・その後(Aさん参拝中)は絵馬と拝殿のあたりをずっとウロウロ往復している。
・『らき☆すた』絵馬が掛けられている部分をニヤニヤしながら見ていた。
・その後も絵馬のところをウロウロしたり、時々入り口や手水舎付近まで行ったり来たり。
(Aさん談「絵馬を確認してる途中にも通りかかり、此方が帰るまで位は視線を感じていた。多分ずっと見られていたように思う」)
・Aさんは具体的に何か言われたり暴力行為を受けたというわけではないが、威圧感や監視されている感じできわめて不愉快な体験だったと語る。
Aさん談:「彼らにとっては地元民でもなく見慣れない私を不審者のように思ったのかもしれないが、参拝者からしてみれば彼らのほうがよほど不審に感じられました」
彼らにどのような意図があったのかは、Aさんが直接会話をもちかけられたわけではないので分からず(というか話を聞いただけでも明らかに関わらずに正解だと思える)、私も日記を読んで聞き取りを行っただけなので断じることはやめておくが、非常に気になる部分だ。
Aさんは参拝を普通の作法で行い、絵馬もざっと見るだけだったけれど、もし絵馬を描こうとした場合、また彼がキャラクターの絵や「らき☆すた」関連の文言を書いていた場合には、彼らの行動は違っていたかも(何かを話しかけてくるなど)…という可能性を十分に感じさせる行動だったようだ。
客観的に見ても、少なくとも
・Aさんが入る前から境内にたむろ
・Aさんが参道に入ってから手水舎まで密着してまたウロウロ
・参拝は行わず、Aさんが帰ってもずっとそこにいた
のは尋常な行為ではなく、Aさんの思い込みや意識過剰という範疇に収まる話ではないように思う。
Aさんからうかがった話は以上。
この記事を持って何かを論じる根拠にするつもりはなく、あくまで「私の友人がこういう体験を語ってくれた」というレポートを許諾のもとにお伝えしたというものである。
決して、これをもって
「痛いオタクの巡礼や迷惑行為はなかった」
と断じるための材料とする意図はない。
ただ単に、「Aさんが参拝した日時にはそれらしい人や行動は見当たらなかった」という一つの事実を示す聞き取り結果としてとらえていただければと思う。
残念ながら、私の側から「これは本当にあった事実だ」と証明する手段はない。
間違っても近隣エリアで生活・お仕事をしているAさんに迷惑をおかけするようなことにならないよう、特定されないように注意を払うため、記事ソースを示すことも行わないので、信用しようとするまいとこの記事を読まれた方にお任せするしかない。
<ここから先は私が絵馬に関して感じたことを雑記>
これはAさんが見たうちの絵馬の一つ。
「らきすた厨はカエレ 鷲宮町民」
と書かれている。
(他にも「らきすた厨は自重しる」と書かれたものもあった)
うーん…
絵馬には一般的に「願い事を神様に伝える」とか「神様の前で抱負などを書いて決意を示す、目標成就を誓う」「参拝記念=神様に参拝するご縁と機会を持ててよかった」というもので、その向かうところはあくまで「神様」なわけで(まあそういう意味では「俺の嫁」発言もかなり微妙なことは確か)。
これはあきらかに「一部参拝者」に向けて書かれているという意味で、絵馬のありようとして逸脱が大きい(というか、らきすたも何も知らない一般の参拝者には、イラスト入り絵馬以上に気味が悪い)と感じる。
まして「〜〜厨」やら「自重しる」やらの2ch的用語をこんなに堂々と書かれると見ているこっちのほうが恥ずかしいというか…掲示板の論争や煽り合いを神社の絵馬に持ち込むのも明らかに筋違いではないだろうか。
これから「巡礼」を行う人も、彼らを快く思わない人も、「ネット上での論争やポリシーの違い、叩き合いを神社に持ち込む」ことは厳に自粛すべきではないだろうか。それこそ神社や地元の方に迷惑じゃないかと。
前に記事を書いたその後も、いくつか絵馬がアップロードされているのを見た。
らきすたファンの描いたものの中にも、「いくらなんでもこれはなあ」と引いてしまうものがあった。
例えば
「夏コミにこなた×かがみ本が出ますように」
とか、百合っぽいカラミを思わせるイラストが添えられていたりとか、性的な意味合いを強く匂わせたりモロに書いているものは流石にイカンと思う。
Aさんによれば、
「本当にパッと見だったし、変な連中がいたので
奥のほうとかよく確認できなかったけど、百合とかエロ的なものは見つけられなかった。(もしかしたら撤去するか奥のほうにやられたのかなあ?)」
とのこと。
Aさん、聞き取りと記事にすることを快諾していただきまして本当にありがとうございました。
聖地巡礼は他人事ではなく、今回の件は心配しておりましたが、フタを開けてみれば「電波ブログ主の自爆テロ」が真相だったようで安心しているところです。
その問題のブログに新しいエントリーが書き加えられ、「この件がTVニュースで採り上げられた」と意気揚々と大本営発表しているようです。
(肝心のニュースはブログ主の希望に反し、宮司さんの好意的なコメントのインタビューも挿入され、概ねファン側に好意的な印象でまとめられていると思います。)
こんにちは。コメントありがとうございます。
>大本営発表
あのタイプの方々は概して権威主義的である場合が多いと思います。きっとご自分のブログをソースに大新聞社がニュースにし、しかもTVでまで扱われたということはもう天にものぼる光栄なのでしょう。
鷲宮神社の件に躍起になっておられるようですが、同市の少年が金属窃盗容疑で逮捕されたニュースについてはどのような記事を書かれるのか興味のあるところです。
>肝心のニュースはブログ主の希望に反し、宮司さんの好意的なコメントのインタビューも挿入され、概ねファン側に好意的な印象でまとめられていると思います。
そのようですね。まちBBSの鷲宮スレッドも拝見しましたが、名社だけあって、賛否両論ある中にも、観光客には手馴れた様子にうかがえました。(久喜市の人間が自分のもののように鷲宮のことを語るな、という不満もいくつかありました)
どうやら「華麗にスルー」のようですね。
それどころか、犬も喰わない夫婦喧嘩のニュースを引っ張り出して幸手市叩きとも解釈できる(幸手市叩きとしか解釈できない・・・と表現したほうが良いのか?)エントリーを立ち上げて矛先をかわそうと必死のようです。
またもや炎上の予感がしますね。
それはそうと、Aさんが遭遇した若者ってまさかあのデムパブログ主が結成した自警団・・・という可能性はどうなのでしょうか?
いや、滅多なことは言いたくないのですが・・・・
先週はもう重くて久喜市民氏のサイトには行ってないのですが、そんなことがありましたか。
(今見てみたら、勝利宣言で終了かと思いきや、また「ムクドリがどうの」と勝利宣言を重ねていたようでした)
自分の市で起きた事件をスルーするだけならまだしも、批判したい方の事件は「この世の闇」として取り上げるところに管理人氏の基本姿勢がよく見えると思いました
幸手市の事件は、調べてみると無理心中に近い状況だったようですね。殺人事件と窃盗事件を同列に論じることは勿論出来ませんが、広域の金属窃盗はそれだけ多くの人の生活を脅かすものですから、事件性としてはまさるとも劣らないように感じますが…
Aさんの出会った若者は、色々と想像できますが、ご本人に取っても類推の域を出ることではないようですのでなんとも言えませんね。
唯一つ言えるのは、参拝者の後を付回したりニヤニヤ凝視するような行為は、十分に「不躾」「不愉快」なものだということですね。Aさんは絵馬を描きましたが、もしアニメ絵の絵馬を書いたら彼らはどういう行動に出たのか、また例のアニメには全く関係ない、家内安全・学業成就などの「いわゆる普通の絵馬」だった場合にも、そのペン先を凝視していたのかは気になるところです。
いずれにしろ彼の場合はオタク狩りのようなことにならず良かったと思います。
(訂正版)
最近の「我ら久喜市民」は最悪ですね。正しい合併の枠組み協議」以降は自作自演のコメントが増加し、自分の意に反する書き込みは本文改竄やnameを書き換える(および批判者のnameを借りて批判者の批判)など日常茶飯事になりました。
特に「正しい合併の枠組み協議」では反対意見には全て「幸手市民」にしてなすりつけようとしています。
「私は『幸手市民』と書いた覚えは無い」という書き込みを3回ほどしましたが、全てコメント審査で削除されました。これは削除されるべきコメントでしょうか?
こういう事していると、我ら久喜市民のHPは「捏造と誇張の伏魔殿」と言われても仕方ないと思いますね。
はじめまして、コメントありがとうございます。
最初の鷲宮神社についての記事のコメント欄をしばらく観察していたのですが、確かに管理人氏にとって不都合なコメントの削除が目立って多いということはすぐに見て取れました。
寄せられたコメントの取捨選択は管理人の権利でもありますが、その基準に明らかな恣意性や自己弁護・自己正当化の意図が見える場合、その削除行為を読者にどう捉えられるかは言わずもがなだと思います。
しかし単なる削除にとどまらず、投稿者名までも改竄・捏造するとは、違法な行為とはいえないまでも非常に悪質ですね。
いわゆる「炎上」や、叩かれる管理人対応はこれまでも数々見てきましたが、倫理的に大きな問題がある行為だと感じます。
個人ブログにあってはこうした公正でないコメント操作が行われる可能性があるため、多くのニュースサイトではソースとして扱わない(2chのニュース速報+板なども原則的にそのはず)はずなのですが、萌えニュース板から派生して「生」の状態の個人ブログをソースとして盛り上がったニュースサイトが多く存在したこと、またTVキー局までもがそれをソースとしてニュース映像に仕立てたこと、それ自体に問題を感じているところです(「市民団体メンバーが複数で公式に運営するサイト」と故意に誤解させる例のサイト名にも問題がありますが、ちょっと読めば個人ブログにすぎないことはすぐに分かるはずなので…)