2007年08月11日

原付西日本水曜どうでしょう関連

どうでしょう公式サイトの8/9本日の日記において、両Dからお詫びあり。

いずれにしても、このことで、ぼくらは『原付西日本』という旅を、もう二度とみなさんに、お見せ出来なくしてしまいました。ぼくらのせいです。ごめんなさい。本当にごめんなさい。


「もう二度と」の意味するところはやはり「DVDも発売しない」ということなのだろう。
「拉致」という言葉を使っただけで(「北朝鮮」ともなんとも言っていないし、大体拉致問題が表沙汰になる前の製作放映で、間接的にすら関係がないのに)、「拉致問題が解決するまでは公開できない」と「十勝二十番勝負」や「桜前線」をお蔵入りにした彼らなので、薄々そうなるだろうとは感じていた。しかし「(詫びのテロップを入れた上で)鳥取の場面のみカット」という方法もないではないだろうと一縷の希望を捨てきれずにいただけにやはり衝撃的なことだった。

今は西日本の件も気になるけれど、両Dの進退、それにともなう今後のDVD作成販売や新作が作られなくなるのでは、という不安が拭い去れずにいる。企業の中でそういう責任のとり方を選ぶ(選ばされる)ことは決して珍しいことではないから。

いつぞやミスターは(DVD発売時のご開帳コメントだったか)「そろそろもうこれ以上どうでしょうが広まらなくていいんじゃないか」という意味のコメントをしていて、どう解釈すればいいのかファンの中に一時期憶測や議論が起こったことがある。もしかして「出る杭」がこのような目に会う可能性を見越していたわけではないと思うが、「全国で有名になりすぎて、以前はできた企画もやりづらくなった」という意味だったのかなと考えている。

「水曜どうでしょう」は、自分にとって実に久々に心の底から面白い!と思い、つい他人にも広めたくなる番組で、実際そういう口コミで放送地域も広がり現在に至るわけなのだけれど、「そういう自分の行動がどうでしょうの首を絞めてしまったのだろうか、やはりマイナーオブマイナーの"知る人ぞ知る存在"であり続けたほうが万人にとって幸せだったのだろうか」と考え込んでしまう重い事件だった。

将来どういう結果になろうとも、私は「一生どうでしょうします」であることには変わりがないのだけど。真駒内の寒空に、バカエリートどもと共に誓ったのだから。


posted by 大道寺零(管理人) at 22:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | 水曜どうでしょう関連
この記事へのコメント
ども、ご無沙汰してます。
自分も「どうでしょう」はTV(もちろん再放送ですが)を観てどっぷりハマってる人なのでそういうのは寂しいっすね
「どうでしょう」はあのやりたい放題感がなんとも言えぬ味を出してると思うんですが・・・
Posted by ZYX at 2007年08月12日 05:54
>>ZYXさん

こちらこそご無沙汰しております。
D陣のコメントは本当に、ものさびしいもののストレートな謝罪が実に胸に迫ってきました。
出る杭になりすぎた代償か、色々叩く人もいます(中には北海道自体を叩きたい人も混じってるようですが)が、
某局のように「バカじゃなかろか」というコメントを出したり、某ミュージシャンのように事務所ぐるみで開き直ったりする連中とは一線を画した対応だということは分かってほしいなあと思います。少なくとも今の時点でこれ以上の対応はできないのではないでしょうか。
そのためにはやはりファン側が「みんなやってるじゃん」「通報するほうがせこい」というコメントを腹の底に飲み込むことが肝心なのでしょうね。

>「どうでしょう」はあのやりたい放題感がなんとも言えぬ味を出してると思うんですが・・・

本当にそうなんですよね。
ロケ地で放映される可能性が絶対にない!と言い切れる状況だったからこそできた企画やシーンが沢山あり、ゆえに面白い場面が多かったです。
実際ミスターも、サイコロで鳥取をクサした場面の副音声で「まさか鳥取で流れるなんて考えてなかったしなぁ」と言ってました。
突っつかれると隅と言わず底と言わず色々出てきそうな重箱なので、また妙な指摘が出てくる前にDVD発売のピッチを上げてほしいと思う今日この頃。
Posted by 大道寺零 at 2007年08月12日 09:15
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