先ほど「どんど晴れ」をくそみそに書いて書きっぱなしというのもアレなので…
これまで見た中で面白いと思った作品、こらダメだと思った作品、ピンポイントで印象に残ったものなどをつらつらと書いていこうと思う。
(学生時代や仕事が多忙だった時期など、けっこう見ていない年のほうが多かったりするので、いびつな内容になるけれども)
コメント欄に色々思い出の朝ドラのことなど書いていただけると嬉しいです。
<面白かった記憶のある作品>
●雲のじゅうたん(1976)
就学前で、細かいシーンや浅茅陽子以外の出演者の記憶はほとんどないのだけど、「とにかく面白くて毎日見てた」ということだけは強烈に覚えている。実在の日本初の女性飛行士をモデル(誰をモデルにしかは諸説あり)にして、爽快感のある話だったような。
朝ドラのうち、フィルムが現存する最古の作品らしい(それ以前のものは残っていない)。
●なっちゃんの写真館(1980)
主演:星野知子。立木義浩の母親がモデル。
内容はあまりよく覚えてないのだが、夫役の滝田栄がピアノで弾く「ノクターン」が印象的だった(当時習っていたので)。
●おしん(1983-1984)
見れば暗いとわかっているのに見ずにはいられない魔力はこの作品ならでは。今でも総集編とか放送しているとうっかり見てしまいそうになる。
当時舞台となった山形県では、菓子からトイレットペーパーに至るまで「おしん」の名を冠した商品が色々発売された。
酒田市駅前に「おしんの像」まで設置されたものの、「顔が似てない、可愛くない」と不評で、いつの間にか撤去された(今は山居倉庫付近にひっそり移されている)。
奉公時代を過ごした酒田や、最上川が当時ゆかりの場所としてクローズアップされたのだが、「おしん」の最上川って、冒頭で泉ピン子が腹の子を流そうとしていたシーンとか、おしんが売られるシーンとか、あまりロクな印象がないなあ。
●おんなは度胸(1992)
橋田寿賀子の旅館もの。ストーリーはかなりベタだが、キャストがよく面白かった。
主演の泉ピン子より、やっぱり藤山直美の存在感が凄かった。
散々ピン子と反目した後に手を取り合ってからの展開は、少年漫画の黄金パターン「昨日の強敵が仲間に」のカタルシス十分。ウォーズマンやピッコロと同程度の存在に思えた。
●ふたりっ子(1996-1997)
冷静になって振り返ると相当トンデモ物語なのだが、パワーはとてつもなかった。「朝ドラにおいて勢いだけで盛り上げて乗り切る」ということをやりおおせた稀有な例。神吉さんとか谷川名人、果ては羽生さんまでも実在の棋士が出てくるのが楽しかった。
山本太郎が京大のエリート、憧れの的として登場したのを見たときには、「メロリンQがなぜ!」とたまげた。それ以来NHKって妙に山本太郎好きだよね。
●あぐり(1997)
これはもう、野村萬斎に尽きましょう。
主人公のモデル・吉行あぐりさんは現在100歳で元気にご存命だそうな。
<苦手だった作品>
●春よ、来い(1994)
橋田寿賀子の自伝作品。
突如主役が安田成美⇒中田喜子に交代されるという事件が印象的だった。当時さまざまな説が飛んだが未だに決定的な事情は語られていない。中田喜子がどうというわけではないが、どう見ても安田成美からつながらないという違和感が。
周囲の人間が主人公をマンセーする展開は珍しいことではないが、この作品の場合、「自分で自分(の分身)をマンセーするシナリオを書いている」という構図になるため、それがなんとも気持ち悪かった。
しかもその賞賛が、文才やガッツに向けられるのならまだしも、容姿を褒めるセリフになるともう生理的にダメだった。
●私の青空(2000)
田端智子もよかったし、伊藤四郎や加賀まり子などの脇・そして子役もよかった。続編も作られたし人気が高かったのも分かる。
しかしどうしても私は、この作品の中の筒井道隆の役を見てるとイライラと腹立たしくてどうにも受け付けないのだった…ダメっぽい役がハマりすぎというか…
●オードリー(2000-2001)
朝ドラは定期的に「辛気臭い系」の作品が入ってくるのだが、この作品の辛気臭さはなんだか尋常じゃなかった。主役のせいなのか。
前半、撮影所に出入りしていた頃はそこそこ見れたのだが、後半旅館業に専念してからはイマイチ…
<その他>
●澪つくし(1985-1986)
柴田恭兵目当てで見ていた。デビュー当時の沢口靖子の大根っぷりはけっこうキツかった。まさか生き残っていい味出すようになってしまうとは思わなかった。
●ひらり(1992-1993)
下町っ子と相撲という題材はけっこう面白かった。(しかしこの作品のせいで内館牧子が図に乗って横綱審議会入りするきっかけにもなってしまったんだが…)
主人公の美人姉妹が渡辺いっけいをめぐって恋の鞘当てをするという光景は、今の渡辺いっけいのキャラからするとかなりレアな気も。
●ひまわり(1996)
松嶋奈々子はあまりイイと思わなかったが、弁護士役の上川隆也がよかった。一つの事件や裁判をめぐって、2週で一つのエピソードが完結するという作りが新鮮。
主人公のペットの犬が語りを努めるのだが、この声が萩本欽一でなければもっとよかった。
●あすか(1999-2000)
主人公の父親役で出演した藤岡弘のためだけに見ていた。和菓子職人役で、例によって菓子作りの練習を始めるなどの役者バカエピソードあり。
●天花(2004)
ほとんど見ていなかったのだが、歴史に残るダメドラマ伝説を見聞きするにつけ、スルーしていたのが悔やまれる。
ちなみに「天花」は脚本家が創作した言葉らしいのだが、中国語だと「天然痘」を意味するとか。ひぃ。
2007年09月25日
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姉妹揃って、世の中なめ切ったような破天荒っぷりが忘れたくても忘れられません。
その後、ヒロインが金八先生でポスト名取役を演じるのですが・・・あまりにも・・・。
「どんど晴れ」はほんの少し、しかもかなり間を空けてしか見ていないのですが それでも老舗旅館モノというわりに仰っておられるように、老舗らしからぬ雰囲気が所々に垣間見れて『NHKなのにTBSとかの昼ドラみたいな演出…』と思ってました。
あまり間違ってなかった印象のようで 苦笑いです。
朝のテレビ小説は一時期、必ずチェックしていたのですが ここ最近はとんとご無沙汰でいたので最新事情を面白く拝見させていただきました。
以下、私の印象深かった作品など…
・「雲のじゅうたん」は私も内容はほとんど覚えていないのですが、大道寺さんと同じく とても面白かった!と云う印象が在ります。
・「はね駒」渡辺謙さんのカッコ良さと家族エピソードの面白さが好きでした。
・「ロマンス」「凛々と」は男優さん目当てで見ていて申し訳無い事に ストーリーはさっぱり覚えていないのに、ビジュアルは鮮明と云うヨコシマな事になっています。因みに榎木孝明さん、田中実さんが主役でした。
長文、失礼いたしました。
わたしは朝ドラを見ないんですが、これだけは見ました。院生時代だったかな。テレビ技術開発前夜を背景にしていました。主演の田中実がものすごーく好みだったんですが、他の脇役もキャラ立ちしていて良かったと思います。
>やんちゃくれ
見事なまでに記憶がないです;検索しても番組に関する記述がほとんどないし、存在感の乏しい内容だったのでしょうか…
主演女優さんの名前もその後あまり見かけないですね。
>>とんぼさん
>『NHKなのにTBSとかの昼ドラみたいな演出…』と思ってました。
私も最初そう思い、見ているうちに「昼ドラのほうがよっぽど面白くてそれっぽく作ってた」と感じるようになりました。これまでは「多少難のある作品でも、朝ドラとして一定のクオリティは守られている」と思っていた(「天花」はさすがに別ですが)ので、「こりゃダメだ」感が強まったのだと思います。
私も寝込んだりしない限り朝ドラを毎日見ることはほとんどなかったのですが、今は完全にウォッチャー目線でニヤニヤしています。そんなわけで最近の事情といってもほとんど知らないのです;
>はね駒
そういえば渡辺謙さんが出てましたね!すっかり忘れていました。
>>Feliceさん
なにげに田中実さん人気ですね!
「凛々と」の頃は大学生で、朝ドラはほとんど見てませんでしたが、イッセー尾形さんが出ていたことは覚えています。
朝ドラでは男性主人公ものは視聴率的に苦戦することが多いようで、「走らんか!」のコケを契機に長年封印されていますが、そろそろまたチャレンジがあってもいいんじゃないかな?と思っています(あくまでビジュアル優先じゃなく、実力重視で。今のNHKはどうしても前者になりそうで…)。
確か当時放送していたのがおしん。
OPテーマ曲の時に家を出れば遅刻しないで間に合うという事だった記憶が。
連ドラのファンは何故か多いですね。
>時計代わり
うち(実家)もそうですよ。
8:15〜の放送では出勤も登校も絶対間に合わないので、BSでの7:30〜の枠を流しながら身支度して出かけるというのが基本リズムでした。その手の生活習慣があるのでつい見ちゃう(というか流しちゃう)人が多いんだと思います。
今でこそどの局でも朝の番組で時刻を表示するようになりましたが、当時は民放ではあまりしてなかったので、1分単位の時刻が常時表示されているというのもチャンネルを合わせていた理由かも。
パタパタしてても面白いと引き込まれますし、一作でも楽しめた記憶があると、「今度こそは多少面白いかも?」とついはかない期待をしてつい毎年見てしまうのかと。
ちなみに実家の母は、「朝食の後片付けや出かけの化粧をしながら、画面を見なくても大体状況が分かる」ということで、副音声を常にONにしていました。副音声は副音声で、聴いてみるとわりと面白いもんです。