一度「アラ探しモード」になってしまっているから毎日毎日ギャグとしてつっこみ倒したけれど、通常モードのままだったとしてもきっと火曜日あたりから呆れていただろうと確信している。
●乗っ取り屋
乗っ取り屋の秋山(石橋良純)は、脚本家の都合よく夏美の「秋山さんは本当はイイヒト」攻撃にほだされつつあり、加賀美屋買収工作への積極さを欠くようになる。
業を煮やした部下(セイン・カミュ)達は独断で加賀美屋に乗り込み、
「営業を即刻中止しろ」
「予約の客は他の旅館にでも回せ」
「それが嫌なら株主総会を開いて現経営陣を退陣させ、従業員は全員解雇して入れ替えする」
と通告する。女将たちも仲居たちも全員土下座で許しを請うが聞く耳持たず。
女将は経営陣入れ替えの条件を呑み、その代わりに
「せめて今日だけはお客様をお迎えし、加賀美屋のおもてなしをさせてほしい」
と訴える。
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負債を抱えているわけでもない加賀美屋に対して営業を中止させることが、乗っ取り屋にとってどういう利益があるのか???イヤガラセ以外の意義が全く分からない。きっと脚本家は、地上げ屋ヤクザとか、時代劇に出てくる悪徳高利貸し(「今日中に借金が返せないなら娘は連れて行くぜ」系)のイメージしかないのだろう。
また、女将がこの条件を飲む理由も不可解。
「株主総会を開く」と言っても今日明日開催できるわけではないのだから、総会の結果が経営陣追放と決まってはいるものの、
「どうぞ、開いてください。株主総会とやらを。」
と言えば、セインたちを帰し、少なくともそれまでの数日は猶予ができ、通常営業を行えるし、予約客への対処もできるのだ。
「言うとおりにしますから今日だけは」
と嘆願する理由は一つもない。
また、株主総会の決定で経営陣を退任させることはできても、全従業員の総解雇をする権限はなく、明らかな労働基準法違反となる。
●株
そこに秋山が現れ、セインの独断を叱るものの、「秋山はすでにチームから外され、私のボスではない」と冷たくあしらわれる。
秋山、急に叫ぶ。
「茶番劇は終わりだ!」
茶番劇。その言葉が何よりもこのドラマに対する視聴者の認識をズバリと言いあて、「ああこの茶番なドラマも今週で終わるんだなあ」という気分を駆り立てる。それはそれとして。
そして鬼の首を取ったように
「株の過半数だと!ハッハッハ!50+3−5はいくつだ!そんな計算もできないでM&Aを手がけるつもりなのか!」
ちょっと説明しておくと、
50%=秋山が伸一から騙し取った株
3%=秋山が半年前に取得しておいた株
(名義書換が行われるため、この譲渡を加賀美屋が把握していなかったということは本来ありえないし、譲渡自体株取引として無理のある設定なのだが)
5%=今回の仕事の秋山の取り分
で、秋山が加賀美屋側に寝返ることで、外資側の保有する株は「50+3−5=48%」となり、過半数に満たない。だから株主総会で加賀美屋を思うままに操ることなど出来ない。残念でしたバーヤバーヤ。
という場面(らしい)。
私は最初、秋山の「取り分5%」は「せしめた株の5%、または最終的に得た利益の5%」だと思っていたので、「50*0.05=2.5%では???」と混乱してしまった。(地方旅館の株を持っていても、それだけでは実質的な利益とは言いがたいと思うんだけど…)
その直後のシーンで、秋山は女将に
「女将さん、乗っ取られると分かって加賀美屋の株を手放す方はいらっしゃいますか?」と訊き、女将もまた
「いいえ、加賀美家の一族にはそのような人は一人もいません!」
と自信満々で言い切っているのだが…
結婚式の時に見た分家の連中の銭ゲバぶりと内輪もめを思い出すと説得力ゼロなんだがなあ。
そもそも、上場しておらず親族だけが所有する加賀美屋株を、半年前にあっさり3%譲渡しちゃってる親戚が既にいるのだし。
しかも伸一自身が易々と50%を騙し取られちゃってるのだし。
最終回付近、加賀美屋に秋山が再び訪れ、自分の持ち株を夏美に返そうと頭を下げる。
いやそれは伸一の株なんだし、道義的にまず第一に伸一に頭を下げて返却すべきだろう。
そして夏美が一言。
「いいえ、その株は秋山さんが持っていてください。」
だからなんでお前が決めるんだ。何の決定権があるんだ。
秋山曰く「名義は(伸一所有から)書き換えていません。」
……だったら今回の株騒動は一体なんだったんだ………
そもそもこの一連の展開自体、「ハゲタカ」や「ホテリアー」の節々をパクってつまみ食いしたという指摘もあり、比較ポイントを聞くと確かにそれっぽい。
●加賀美屋内に肖像権なし
乗っ取りピンチの渦中、一度は盛岡を離れた夏美の友人アキ(鈴木蘭々)が帰ってくる。カメラマンであるアキに、女将は「今の加賀美屋の姿、お客様や働くスタッフの姿を写真に残して欲しい」と撮影を依頼。
その後の場面では、旅館の内観や、夏美が宿泊客を案内する様子を廊下で撮影しまくるアキ。
「我が家のようにくつろげるおもてなし」を何度もセリフ内で語っているのに、問答無用でパシャパシャと接写でシャッターを切られる高級(自称)旅館。
自分だったら「その写真は何に使うんですか?」「顔とか映ってる場合はちゃんと画像処理しているんですか?」と聞きたくなってしまう。
観光地で勝手に通行人の写真を取って売りつける商法がある(外国だと頼みもしないのに変な絵皿とかキーホルダーに仕立てて無理矢理売りつけてくる)けれど、アレを思い出さずにはいられなかった。チェックアウトの時に「ご記念にいかがですか?」とか言われそうだ。
しかも旅館やホテルには家族連れだけでなく、関係を公にしたくないカップルとか、密談をしに来たお偉いさんなども来ると思うんだけども(「HOTEL」ではそういうエピソードがあったような…)。
しつこく「おもてなしと優しさの心」をセリフで繰り返すだけに、「どこが???」と思ってしまうシーン。
●風鈴
長門裕之演じる頑固な南部鉄器職人が、主人公のために南部鉄器の風鈴を作る。その風鈴を見上げ、
「部屋全部に風鈴を作るとなると、いくつ要るかなぁ…」。
きっと「自分なりに加賀美屋のために何かしたい」という表現なのだろうけども、
全室(その時点では客室24)に風鈴って……
そりゃ絶対うるさいよ!
また、長門裕之は人間国宝級の凄い腕前で、頑固さも並ではない職人という設定なのだけど、この風鈴を作るために、前々から依頼されていた茶釜の納期をすっ飛ばし、あまつさえ作業の進捗状況を伺いに来た依頼主に
「そんなもん作ってる場合じゃねえ!」
と怒鳴り散らしている。
きっと脚本家の脳内にある「職人の頑固さ」を表現したつもりなのだろう。職人の誇りってそういうもんじゃないと思うんだけど…
●桜のシブースト
乗っ取り騒動の持ち上がる前から、夏美は「加賀美屋オリジナルのスイーツを考案して名物にしたい」と考え、パティシエである実家父(大杉漣)と計画を練っていた。
(加賀美屋の板場には、洋菓子を作る設備や場所的な余裕、それどころかオーブンすら見当たらないのだが…)
仲居も板前も辞めていって猫の手を借りても足りない状況で、一人たすき掛けして何かの洋菓子生地を練る夏美。
「私もじっとしていられなくて…何かしていないと落ち着かないんです…」
いや、掃除とか洗い物とか、手伝おうよ!色々!
騒動のさなか、父は脳梗塞で倒れ、職人の命である右手にマヒが残り、言語も不明瞭になってしまう。知らせを受けて横浜の病院に駆けつける夏美(なおこのときの新幹線や車中映像が「下り」のもので、スレ内では大爆笑の渦だった)だが、父から「早く戻れ」と叱責を受けて盛岡にトンボ返りとなる。
自らの進路について何も考えていなかった弟・智也は、リハビリに励む父の姿を見て、漠然ながらもパティシエとして父の後を継ぐ決心をする。
乗っ取りの件が一段落した帰り、父を見舞って顛末を報告する夏美。オリジナルケーキの構想は固まりつつあった。
「隠し味にナチュラルなクリームチーズを使って…フランボワーズで酸味を…」
と自分のアイデアを語る夏美。
「夏美…それに智也もこっちに来て、よく聞きなさい」と父。
「いいか…菓子作りというのはな………」
「夢なんだ。」
そして場面転換。
え、え〜〜〜〜〜?????
それだけぇ〜〜〜〜〜????
私はてっきり、夏美がなまじケーキ作りに慣れてしまっているために、チーズだのフランボワーズだの奇をてらって小手先でいじりすぎるのを嗜めて
「加賀美屋の心に通じる素朴な美味しさを味わってもらおう」
とか
「リンゴのフィリングは定番すぎるかもしれないが、ここは岩手の美味しいリンゴで勝負し、シブーストを知らない人にも基本の美味しさを楽しんでもらおう」
みたいなことを言うのかと思ってたので、
「夢だ」
一言で終わったのには実に驚いた。
というか全国の洋菓子職人の方々のほうが「ハァ?お前菓子作りなめんな」だったんじゃないかと…
最終回前。
騒動が一段落してホッとする加賀美屋に、智也が完成したケーキを持って盛岡に来る。
一本桜をイメージした「桜のシブースト」。
パッと見桜の花びらを模した装飾が過剰で、特有のキャラメリゼ(焦がし)が見えないのでシブーストっぽい外観に見えない(少なくとも色々なお店やレシピの写真を見る限りではそう思う)のだがまあ分かりやすいっちゃ分りやすい。
「まあ綺麗!素敵!さっそく皆でいただきましょう!」
大喜びの一同。次のシーン。
その場にいた10人くらいで、ホールのシブーストを切り分けもせず、銘々の手にスプーンを持ち、勿論皿にも取らず、思い思いにケーキをつついて直接食い……
ってお前らは、「野郎だらけのクリスマス(in下宿とかアパート)」、あるいは「完全に気の置けない干物女の飲み会」か!
(案外今の若い男の子のほうがそういうことはちゃんとしてそうだ)
これが「伝統と品格」の加賀美屋の経営者とスタッフって…
私はシブーストを食べたことないのだけども、調べてみると
・タルトやパイ生地などで土台を作り
・ベースはカスタード・メレンゲなどを合わせたクリーム
・クリームの間に甘煮にしたフルーツなどを挟むものも多い
・上部は砂糖をかけて焦がす(キャラメリゼ)
という特徴があり、キャラメリゼや断面の美しさを楽しむ繊細な洋菓子らしいですな。
(画像検索しても、断面を映したものが多い)
そもそも上から突っついて掘って食べたのでは、後には土台の生地(タルトなりパイなり)が見苦しく残るだけ…
しかも夏美の父は「シブーストを作らせたら世界一」と国際的な評価を得ているという設定。
その職人が、闘病生活を経て、見た目も美しく作り上げたシブーストを、この連中は欠食児童もかくやという勢いで貪っちゃってもう。
大体夏美も「元パティシエ」ならば、折角のシブーストをそんな風に扱わせるなというか、お前が切れよというかもう…
脚本家的には、「一つ釜の飯を食う一体感」を表現したかったのだろうか?
どう好意的になろうとしても
「ケーキの食べ方一つ知らない田舎の物知らず」
にしか見えないのだけど…
このシブーストと食べるシーンについて指摘しておられる現役パティシエの方のブログを見つけたのでご紹介。
パティシエのお仕事: 桜のシブースト
フランボワーズ(ラズベリー)ジェリー入り、サワークリーム入りフロマージュ・ムースでしょうか?どちらにしても、出来上がりの姿を見る限りシブーストではないようなケーキでした。
試食する加賀美屋の家族が皆でスプーンですくって食べるのは、だめじゃない〜。と突込みが入れたくなっちゃいました。以前も夏美ちゃんが作った「フランボワーズのシブースト」をお父さんが試食する場面で、スプーンを真ん中に刺して食べていたのですが…。
パティシエのプロだったらそんな食べ方はしません。ケーキをまず箱から取り出し形を確かめ、焼き加減、生地の種類、ムース(シブーストクリーム)の色をチェックしてから人数分を切り分けます。そして、さらに切り口をチェックしてから上から味を確かめるように一種類ずつの味を確認して、最後に上から下までのケーキを口に入れた時のハーモニーを確認します。そうしないと、何から出来ているのか分からなくなるのです。
だそーですよ小松さん。
それ以前に、夏美の父が倒れる⇒桜のシブースト第1号完成までの間が1週間程度しかないのだが、父の回復ぶりが異常。
入院翌日はかなり重そうな言語障害状態だったのに、数日後には握力+言語回復、そして更に数日後には店に復帰してケーキを作れるようになるという超回復…
いくらなんでも都合が良過ぎるのでは。
脳梗塞や脳卒中は、実際に病気や発作、そしてその介護を体験した人が大変多い病気だ。このドラマを見ている人の中にも沢山いるだろう。
今まさに病院で見ている人、思うようにリハビリが進まなかったり、重い後遺症が残った人も数多い。
そういうポピュラーな病気を、「ピンチを演出」「智也の進路決定」のためだけに持ち出し、ドラマの都合でありえない回復速度で治してしまうというのは、いくらフィクションとはいえどうなのか。
アクセントのためだけに安易に病気や人の生死という駒を持って来るのは、作劇法として下の下だと思っているんだが。常々。
ケーキ披露のシーンは最終回1話前のラストから引き、最終回冒頭でも、加賀美屋のみなさんの、EVA量産機のお食事シーンを思わせるシブースト陵辱映像は続いている。
それをバックに実家に電話する夏美。元気に仕事をしている父。
弟子の職人達が
「オヤジさんには、仕事が一番のリハビリだもんな!」
……リハビリ…リハビリの副産物を買っていく店の客の立場は一体……
このドラマは薄っぺらなセリフやタームが連発されるのだけど、中でもこの人の書く「プロ(旅館業・鉄器職人・菓子職人・料理人…とにかく全て)」ほど説得力のない単語はないと思う。
●ラスト
最終回、数ヶ月の時間が経ち、建て増しリニューアルの計画進行・仲居スタッフも増えて順風満帆の加賀美屋。
夏の一大イベント、さんさ祭りの日。
夏美
「今日はさんさ祭りということで、お客様が沢山いらっしゃいます。皆さん頑張りましょうね!」
「ところで、加賀美屋リニューアルのPRの意味も含めて、今年は加賀美屋も踊りに参加することにしましたー!」
そして女将・若女将・男衆・伸一一家・仲居頭総出でさんさ踊りパレードに出演………って………
セリフの前後が完全に矛盾してるような……
並仲居と板場がいればなんとかなるだろうけども、観光で来る客だけじゃないんだし…
(実際に今年のさんさ踊りに出演陣が参加しているので、なんとしてもその映像を使いたかったのだろうけどw)
最後まで凄かった……
●加賀美屋の玄関
シリーズを通して気になったのがコレ。
加賀美屋の客は、最初玄関横の応接スペースでお茶を出してもらったりするのだが、この玄関、どうやら客専用ではないらしく、とにかく誰もがここから入り、客がいようがいまいがおかまいなしにここでトラブルがおっ始まる…という場面が多かった。
たとえば秋山や乗っ取り屋連中がここで要求を突きつけたり言い争いをしたり。
出て行った仲居が戻ってきて、「どのツラ下げて!」と罵倒しながら土下座するのもこの玄関。
どう見てもくつろげる気がしない。
外部の人間はともかく、仲居は勝手口から入ってくればいいようなもんだが。
もうとにかく、最後まで「おもてなし」「伝統と格式」が言葉だけで、それを場面ややり取りで実感的に表現できていない上っ面感が最後まで支配していた。
また、この枠のドラマに不可欠な「主人公の失敗⇒反省⇒成長」というプロセスが破綻しており、主人公が失敗してもそれを何も反省することなく、反省に至る前に周囲の誰かが
「さすがは夏美さん」
「夏美さんのおかげです」(このセリフは実に呆れるほど多用された)
と彼女を持ち上げて状況が収まってしまうため、いつまでたっても
「とてつもなく上から目線で、かき回すだけかき回しても周りが肯定してくれる」というなんだかなーなヒロイン像になってしまっていたのも、爽快さを感じなかった理由だろう。
キャストでは、何を思ってこの役にそんなに入れ込んだのか分らないけれども東幹久がとにかく良かった。妻役の雛形あき子の抑え目な雰囲気も、これまでの「おっぱいだけの女優」というイメージを覆していたし、本当にこの二人を主人公にした方が面白いものになったのでは?
そもそも夏美のしたことって、前々から後継者(伸一)が決まっていた旅館に割り込んできただけなんだよなぁ…
このドラマ、脚本は勿論のこと、演出サイドでの修正もなってないんじゃ?と思えるほどあちこちが杜撰で、じゃあその人選を行ったプロデューサーにも問題が…と思えるのだけども…
同脚本家が担当するので絶望視されている再来年の大河「天地人」では、プロデューサーも同じらしく…ますます終わったかもねえ…
今の職場でもかつてあったようです。
って言うか、今の社長と女将がそうです。
それが良かったかどうかはわかりません。
が、スタッフ面はともかく、経営者の行動については喧伝される(私は見ていないので)『どんと晴れ』な世界は現実にあります。
(スタッフまでそうだったら、つぶれてると思います。)
そういえば、今の旅館のお仕事に就かれてからずっとお会いしておりませんね…と思い出しました。毎日忙しそうだなあ〜と日記を拝見しています。
「どんど晴れ」では、夏美の婚約者についての設定が
・父親は長男で跡継ぎだが、旅館の仕事を嫌がり出奔(行方不明)
・母親は女将業をつとめていたが激務のため既に死亡
・現在は次男夫婦が跡を継ぎ、叔母にあたる宮本信子が女将
・その息子である伸一が後継者として教育を受けている
・伸一の妻(雛形)は旅館の娘で女将候補生として迎えられたが、家事と育児に専念することを希望し、裏方に徹している
というところでした。
主人公はプロのパティシエとしてそれなりの経験や才能を発揮していたのに、婚約者の思い入れのためだけに「私女将になる!」とこれまでのキャリアも何もかも捨てて押しかけ仲居修行というのが序盤の展開なのですが、「男のためにキャリアを捨てる」という流れは、バリキャリの人には評判が悪かったのでは…と思います(それ以前にバリキャリな人は朝ドラなんか見てないと思いますが)。
本人の希望以上に、才覚とセンスの必要な職業(女将の場合は容姿も重視されることが多いですね)なので、結構あちこちの旅館で色々事情があるのかもしれないですねえ。