2007年10月20日

「750ライダー」第1巻漫画

石井いさみ作「750ライダー」は、1975〜1985年と10年の長きに渡って「週刊少年チャンピオン」に連載された青春バイク漫画である。
チャンピオン中堅連載の顔だったが、その後(物語の性質上)リバイバル的なブレイクが起こることもなかったので、作品名を知らない若い人も今となっては多いだろう。
全50巻だが、その少なくとも3/4は日常がループするホンワカ物語である。

・早川光:主人公。高2。バイク好きの純情少年でいつもツナギ姿。愛車はCB750K。
・野崎順平:光の同級生で舎弟的存在。パーマ頭のチビ助。愛車はモンキー。
・委員長(久美子):光の同級生、2年A組の学級委員長を務める美少女。光とは両思いで公認の仲ながら、キスどまりの関係。
・マスター:光たちが年中たむろする「ピットイン」のマスター。リーゼントがトレードマーク。

この連中が日がな「ピットイン」にたむろしてダベる日常のなかに、時々「ちょっとハートウォーミングなイイ話」を混ぜつつ、延々と高校2年のまま季節が流れ続ける。
さすがに数年経ったあたりで、お前ら「高2の夏」とか「光と委員長のデートとかファーストキス」を何回やりゃぁ気が済むのよ、と小学生のガキでもつっこまざるを得ない無限ループ。その様相はまさに「サザエさん」あるいは「ミツルの子供が出てこないじゃりン子チエ」である。
また、「ピットイン」店内で交わされる
「ようやく太陽さんがポカポカですネ」
「夏といえば海…(委員長のビキニ姿を想像)…ムフ」
「そんなときはちべたーいソーダー水をどうぞ」
「いいですネ…海!」

などの独特の言語感覚(って便利な言葉ですネ)を駆使したヌル〜〜〜い会話も特徴で、後年よくパロディのネタになった。
(ちなみにあだち充は石井いさみの元アシスタントで、「タッチ」に登場する南の父が経営する喫茶店「南風」には、一部「ピットイン」と通じる雰囲気がある…気がする…)

タイトルは「750ライダー」だが、せっかくの光のCB750も、ピットインに乗ってきたり(だいたい開始3コマ目くらいで降りる)、時々委員長とタンデムで海を見に行ったりする程度で、あまりライドしていない。

私が「週刊少年チャンピオン」を立ち読みするようになった頃にはすでにそんな作品で、それが延々と続いて終わったわけなのだが…

後年、「750ライダー」が全巻揃っている喫茶店(もちろんマスターはバイク好き)で1〜3巻くらいまでを手に取る機会があった。
読んでみて腰が抜けるほど驚いた。
絵柄が全く違うし、主人公の光は暗い獣のような目をしてギラギラした一匹狼で、ナイフみたいに尖ってて、1巻から「ちょっとイイ話」も混じっていたけれどもあくまで物語のメインは、純粋にバイクと走りを愛する光が暴走族や不心得な公道レーサー、番長グループとのレースバトルやケンカをする話だった。
一体この光の何をどうすれば、あの陽だまりポカポカな世界になるというのか。衝撃だった。


まあ何だ、まず初期⇒中・後期の単行本表紙の変遷を見ていただこう。

750_00.jpg


…どう見ても同一作品とは思えない。後半は表紙の絵に対して明らかにタイトルロゴが浮きまくっている。46巻に至っては「ネコ単品」だし。

ふとこの作品のことを思い出したのは、きたかさんから床屋のエントリーについていただいたコメントにレスをした時だった。
その時は、「『エコエコアザラク』のミサのキャラクターは段々丸くなっちゃったけど初期は怖かった…というかヒドいヤツでしたね」という話をしていて、
丸くなるっていっても「750ライダー」の早川光の変わりっぷりにはかないませんけどね…彼の変わりようといったら、まるで「さいとう・たかをの漫画を読んでいたらいつの間にかみつはしちかこになっていた…何を言っているかわからねーと思うが(以下略)」というレベルですから。

と書いたのだけど、今読み返してみると「さいとう・たかを」ってことはないな。
せいぜい
「山岸涼子の漫画を読んでいたらいつの間にかみつはしちかこに」
「わたなべまさこの漫画を読んでいたらいつの間にかみつはしちかこに」

という程度の落差かな。
どちらにしても最後は「みつはしちかこ」な世界になるのは同じなんだけど。
あの時空の閉じっぷりは、「ちいさな恋のものがたり」と相通じる部分がかなりあると思う。というかあいつら(チッチとサリー)はまだまだ現在進行形だし…40年以上高校二年生のままで、ほっぺチューくらいしかしてないんだぜ…あそこまでいくともはや怖い…

というわけで、1巻からいくつか序盤を象徴するストーリーなどをピックアップしてみる。


第1話「先公への報酬の巻」


1巻を読んでみてまず気が付いたことは、「光がかなりの頻度で学校に行ってる!」ということだった。ピットイン入りびたりの頃はもう学校の話題は「もうすぐテストですヨ」「夏休みですネ」という季節のスパイス程度に出る程度で、登校しての話は少なくなっているのだけど、とにかく学校に行って学校で話が始まるという「学園不良もの」のスタイルを踏襲している。

第1話は「主人公の登場シーンをどうするか」が肝。
冒頭は遅刻しかかって急ぐ順平の登場から始まって、いきなり禁止されているバイク(もちろんCB750)で登校する光が颯爽と登場。順平を乗せて荒々しい走行で荒々しく校門へ。
トレードマークのツナギを着ており、学校の中でだけその上に学ランを羽織るという独特のスタイル。
昔の少年漫画のキャラって、「(野球・バスケなど)ユニフォームに学ラン」とか「柔道着に学ラン」みたいな服装多かったっすね。

光のキャラクターデザインは、髪型や雰囲気は「あしたのジョー」の矢吹丈を思わせるスタイルだが、絵柄はちばてつやというよりはむしろ庄司としおとか石川球太に近いものを感じる。
で、前述したように非常にギラギラした雰囲気、また皮肉っぽくてトゲトゲしい言動がハードなキャラクターを演出している。

750_01.jpg

これが数年後には

同一人物です
※同一人物です

こんな風になると誰が予想しえたであろうか。

まあそれはそれとして。

数学の教師・熊田は日頃からバイク乗りの光たちを暴走族と同一視し、快く思っていなかった。その日も、授業中順平がバイク雑誌をこっそり読んでいたところを見つかったことから軽くいさかいとなる。
放課後、隠しておいた光のCB750が熊田に見つかってしまう。

熊田
「バイク通学は禁止してあるってことは知ってるはずだな!」
「いいオートバイじゃないか、先生があずかっておく!!」
「フフ 心配するな、わたしだって免許証くらい持っているよ」


って先生、限定解除持ってるのかい;何気に凄いんですけども…

光はやけに素直にキーを渡す。
強引なやり口に腹の虫が収まらない順平だが、「手は打ってある」と言う光は涼しい顔。

「750の怖さを教えてやったんだ…ほらよ!」
と順平に投げてよこしたのはなんと前輪のピンとナット。
750_02.jpg
「そいつがねえと…マシンの前輪はかならず……
ふっ飛ぶぜ!!

感情を顔に出さないまま歩道橋を登る光、彼とすれ違いざまにサイレンを鳴らした救急車が走り抜けていき、熊田が見舞われたであろう惨劇を暗示する……

って何このハードな話!!
いや本当にねえ、後に「スイカちべた〜い」とか言ってる男と同一人物だとは…
あとこの熊田先生も、こんなやり取りが何事もなかったかのように後半まで出てくるけども。
というか1巻の後の話でも出てくるけれども。ケガはしたんだかしなかったんだか。


第2話 「傷だらけの爆音の巻」

屋上で番長グループの誘いを断り、痛めつけられる光(どうやら腕っ節はあまり強くないらしい)。
そこに委員長が初登場。
基本的な容貌はあまり変わっていないが、光の彼女への態度はあくまでもつれなくていかにも梶原一騎的な世界。

750_03.jpg

まあこれまた後の「常時ライトラブコメ」状態な二人の関係から遡ると別世界としか言いようがない。
この話ではひたすらに「女よりバイクこそ恋人」な光の姿が描かれる。


第3話 「銅貨の響きの巻」

序盤のハード路線を象徴するような話。
GTRを駆り、悪質な暴走で鳴らす街道レーサーからの挑戦を受け、バイク対車の公道レースに臨む光。
ルール無用のケンカレースを始める前に、光はちょっとした申し入れをする。

光「おめえらが仕掛けたレースだ、レース出場代金として10円もらおうか!
相手「………10円!?」
光「ああ、ケンカレースしかけられたやつから 必ずもらうことにしているんでな!」
相手は「ケッ、こじき野郎(原文ママ)!!!」
と吐き捨て、光に10円を投げつける。

レースが始まり、高速でつっこんだコーナーで、光はガードレールを巧みに使いこなして事なきを得るが、GTRはそのまま突っ込んで崖下に転落。
その様子を見届けた光は、ボックスに入りさっきの10円で電話をかける。

750_04.jpg

そう、最初に払わせた10円は「負けるお前を助ける救急車を呼ぶための電話代」だったのだ…ってカッコいいなこれ。序盤を知る人の記憶にとどまっている代表的なエピソードなんだけど、確かにうなずける。
ちなみにこの頃、黄色プッシュ式の公衆電話であれば、お金を入れなくても119・110には通報できるようになっていたはずではあるんだけど、まぁ堅いこと言うなってことで…


第4話 「風のほほえみの巻」

この話で喫茶「ピットイン」が初登場。
しかし後年のようなほのぼの陽だまり空間とはほど遠く、けっこうガラの悪い札付きが集まる場所だった。
光にひそかな思いを寄せるお嬢様・松原さんが彼を探して訪れるのだが、たまっていた連中から顔を見るなりレイプされそうになるなど、相当物騒である。
750_05.jpg
すんでのところで光に助けられるものの、「お嬢さんのあんたが来るところじゃねえぜ」と、「殺伐空間ピットインにうかつに素人が来たら何をされても文句は言えない」発言。

ちなみにマスターも登場するが、シブ味走った、いかにも過去にいわくのありそうな風貌で、やっぱり後期とは別人すぎるのだった(ちなみに、元カミナリ族という過去話が後述される)。
二人とも別人

この話は、アメリカに留学する松原さんが、日本を離れる前に一度でいいから憧れの光のタンデムに載せてもらいたいと頼み、まだこの頃は「俺のバイクに女は乗せねえ」とハード期だった光が一度は断るけれども結局乗せてあげました、という話。
作中で光は
「だいたいシリもふけねえお嬢さんが、オイルだらけのマシンに乗りてえなんて間違ってるんだよ」
と吐き捨てているが、いくらお嬢様でも尻くらいは拭けると思います。
いずれにしろ、後期では毎回のように委員長を横座りタンデムさせて「ウフフアハハ」だった光の姿を考えると、「女を乗せる乗せない」だけで1話作れてたということ自体が奇跡的に思えてくる。

こうして見ると、1巻前半ではそもそも光の髪形がずいぶん短くて中後期と違っている。8話くらいからだんだん前髪が矢吹丈っぽく変化してくる感じ。


第10話 「白いハイウェイの巻」

これもハード路線時代の話として人気が高い一本。
ライダーの名を汚す狂走族「ブラックベアー」の暴挙を見過ごせない光は、レース勝負を申し込む。「ピットイン」のマスターは彼の身を案じて思いとどまらせようとするが決意は揺るがない。
止めてもムダと悟ったマスターはせめてものアドバイスをする。

「いいか マシンの整備だけは十分にやっておくんだ!」
ガソリンはタンク半分でいい 満タンだと重いし、なにかあった時発火しやすいからな……」

こういう実戦的な一言一言が、「あぁマスターもかつては修羅場をくぐってきたライダーだったんだろうな〜」という重みを匂わせるわけで、当時読んでた少年は痺れたに違いない。

ブラックベアーのライダー2人と対決する光。
相手にそうと悟らせないままにT字カーブにアタック。光は衝突をかわしたが、光のブレーキランプでコーナーを予測できると踏んでいたブラックベアーの2人は激突して倒れる。

「…光……オレにカーブをしらさねえため やろう ノーブレーキで……!!それも…180キロのスピードでコーナーを……!」

しかし実は…↓
750_07.jpg

「残念だな隊長さん!いくらオレでもこんなコーナーをブレーキ踏まずに突っ込めねえんだよ…ただ言われたとおりブレーキランプのたまを外しておいただけだぜ
「なあ……マスター…」


ってやっぱり、レースバトルのこういうちょっとしたTIPSがカッコいいんですな。
まあ…有体に言えば整備不良状態だけど……


こんなハード風味のバイク青春漫画がなぜにあのホンワカ路線に変更してしまい、絵柄までもあそこまで変わったのか。その原因はいまだに謎のままである。(どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご教授ください)

石井いさみの他の作品を検索すると、あの池田大作の超大作(ややこしいな)「人間革命」の大長編コミカライズが真っ先に出ている。
この作品を描いたことからなのか、よくネットで見かける「創価学会有名人リスト」には必ず名前が出ている一人だ。
もっともあのリストは、既に脱会した人の名前がずっと入っていたり、単なる2世学会員(親が学会員なので仕方なく名前は入れているが実質的には信仰・活動していない人)も十把一絡げにされているということで、鵜呑みにすべきでないとされているのだが…
実際、いずれも噂レベルだが、

・チャンピオンの編集者にしつこく勧誘した
・人間革命コミカライズはあくまで仕事として行ったもので、学会員ではない

という両方の話があって真偽ははっきりしない。
ただ、創価学会地方支部で講演したことはあったりするようだけども…

また、1980年聖教新聞社刊の野球漫画「明日に向かって投げろ!」の中でも勤行シーンが出てくるらしい。

いや単に、「750ライダー」の路線変更と宗教活動が絡んでたら急に話がショッパくなるなあと思っただけなんだ。作品に直結していないならまー別にいいのだけど。

<追記>
以前インタビュー記事の中で、「人気が上がるにしたがって、上からの命令で話をソフトにせざるを得なかった」という談話があったらしい。(未確認)


posted by 大道寺零(管理人) at 13:22 | Comment(17) | TrackBack(0) | 漫画
この記事へのコメント
せんせい、わたしは高校の先生が大型バイクの免許を持っていることよりも、高校2年生が持っているほうが不思議(というか珍しい)と思いまーす!

当時の免許制度で大型を取った人から聞きましたが、やはり相当難しかったそうです。今だと落ちても
「どこが悪かったか」
などのアドバイスがもらえますが、当時は単に合否が発表されるだけだったとか。
その人は8回目に合格したと言っていました。一緒に受けた人のなかに郵便局勤務(バイクでの配達業務)についている人がいて、その人は3回で合格し、
「やっぱり小型でも乗り込むことが重要」
とのことでした。

いずれにせよ受験だけでもそれなりの金額がかかるし、バイクそのものも安くはないので、高校生はあんまり持てませんよね〜。
それにしても、わたしも「750ライダー」はほんわか路線の時に読んでいたので、初期との比較はとても面白かったです!
Posted by Felice at 2007年10月21日 09:04
>>Feliceさん

>高校の先生が大型バイクの免許を持っていることよりも、高校2年生が持っているほうが不思議(というか珍しい)と思いまーす!

ハイお答えいたしましょう。これはこのマンガの連載開始時期が密接に関わっていると思われます。
中免持ちのFeliceさんなら、バイクの免許区分は勿論ご存知のことと存じます。
「東大の入試や司法試験よりもキツい」と言われる限定解除の区分が導入されたのは、1975年9月1日の道路交通法改正(10月1日施行)のことで、それまでは自動二輪免許に限定はなく、1975年9月以前に二輪免許を取得した人は自動的に全ての排気量のバイクに乗れるわけです。
で、「750ライダー」の連載開始は「週刊少年チャンピオン」1975年41号(おそらく9月初旬〜中旬発売)でした。
第1話の雰囲気を見る限り、主人公の光がCB750に乗り始めたのは今日や昨日の話ではないようです。また少年の頃からバイク好きで、16歳になると同時に免許を取ったのだとすれば、作中では第1話から高2(16歳または17歳)ですので、少なくとも1974年4月〜1975年3月までには自動二輪免許を取得した可能性が高く、この場合も限定解除は適用外となりますね。
何しろ10年も続いた連載(しかもみんな高2のまま)で、途中で道交法も色々変わっている(ヘルメット着用とか)ので、後のほうの話で限定解除試験を受けた話が出てきていたかどうかまでは全話読んでいないのでわかりませんが…
というわけで、連載初期に限って言えば、時期的に「道交法改正前にバイク免許取得済み」の線が濃厚と思われます。

2,3巻ではガソリンスタンドなどで光がアルバイトをしてバイクの維持費を工面しているシーンがありました。愛機を一括買いできたかローンにしたかは不明ですが、彼なりに地道に稼いでいることは確かです。
まあアレです、学校に行ってるかどうかもよくわからんニートの主人公が初手からロータス・ヨーロッパを乗り回している「サーキットの狼」よりはリアリティがあると思っていただければ…

実はこのエントリーを書くだけのために1巻を購入してしまったので、コメントをいただけてとても嬉しかったです!
Posted by 大道寺零 at 2007年10月21日 15:01
数年前、本屋でたまたま手に取った雑誌に
750ライダーが載っていて驚いたことがあります。
その雑誌のタイトルは忘れてしまったのですが、
学会系の雑誌であったのは間違い無いです。
Posted by kazumaru at 2008年10月19日 12:04
>>kazumaruさん

こめんとありがとうございます。
学会系の雑誌に掲載されてたんですか!情報ありがとうございます。
漫画系雑誌であれば今は亡きコミックトムとかでしょうかね?でもまあ普通の文字系の雑誌にポンと載っていてもあんまり違和感ないといえばそうかもしれないですね。
近年は「人間革命」以外に作品の話を聞かないんですが、創価系以外で仕事してないのかどうなのか、情報聞かないのですよねー。

最近では、警視庁の交通安全運動のポスターを描いたりしてるそうです。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/roadplan/safety_riders.htm
Posted by 大道寺零 at 2008年10月20日 07:35
ずいぶん前のエントリにコメントすみません。

久々に750ライダーを思い出して、検索していたらこちらのブログにヒットしました。

私は後期の光君しか知らなかったのですが、前半の光君がこんなにもトゲトゲしいキャラだったとは。。。

つべたくておいしいね、は懐かしすぎて涙しました。
Posted by metro_plus at 2008年12月08日 14:17
>>metro_plusさん

コメントありがとうございます。当ブログはいつの記事でも読んでいただけるだけで嬉しく思っております。

私も初期の750ライダーは以前ちょっと喫茶店で(店内にバイクが置いてあって、それこそちょっとピットイン的な雰囲気のお店でした)読んだきりでしたが、その落差は衝撃的でした。というか本当に別人ですね。

先日図書館で「ダメ!と言われてメガヒット」という本を読みました。その中に石井いさみ先生がこの作品を書くに至った経緯とか変遷についても触れられていました。
サンデーに掲載された「750ロック」という読み切りシリーズを、チャンピオンの編集者大和田さんという方が気に入り、「これをもう少しライトな感じで」と連載を持ちかけたのだそうです。ただ、当時石井先生にはヒット作がなかったため待遇は甘くはなく、「一話完結形式の10話メド、コケたら即切り」という企画で始まったとか。人気が出て、10回単位で連載を追加していくうちに長期連載になったそうです。
記事の中で「絵の感じが似ている」と私が感じた二人の漫画家についても記述があり、貝塚ひろし先生は石井先生のデビュー前からの兄貴分、荘司としお先生はともに貝塚先生のアシスタントをして知り合ったとのこと。ファンの方には特に興味深い内容かもしれません。
Posted by 大道寺零 at 2008年12月08日 19:41
 たまたまこのブログを見付けて、読み入ってしまいました。

 自宅の3軒隣の床屋さんが、毎週チャンピオンを置いていたので、まだ小学生だった私は、髪を切らなくても毎週店にお邪魔して、そこで読んでました…

 何巻目の作か忘れたけど、マスターに並ぶ名脇役だった、片腕の用務員のおやっさんが、光のバイクを片腕で巧みに操るシーンが格好よかった事を覚えています。

 そう言えば、私の記憶が確かなら、途中、順平にも彼女らしき、ちっちゃな女の子が登場したような気が…
Posted by 45才の狂走赤軍 at 2009年03月20日 19:44
>>45歳の狂走赤軍さま

はじめまして、コメントありがとうございます。
髪を切らなくても床屋に毎週出入りできるなんて相当のパラダイスですね〜。床屋さんは漫画チェック(特にちょっとエッチで家では読みづらい作品が載っている雑誌はありがたいですね…750ライダーは全然違いますが)できるありがたい場所でした。
とっくに切り終わったのにずっと粘らせてもらったりして。

順平の彼女、そういえばいたような気がします。
今一つ影が薄かったような…というより私の中で、「ど根性ガエル」の五郎(途中で彼女ができる)と混同しているようなのであまり自信がありませんが…

Posted by 大道寺零 at 2009年03月21日 17:25
>>学校に行ってるかどうかもよくわからんニートの主人公が初手からロータス・ヨーロッパを乗り回している「サーキットの狼」

姉きに(苦労して)買ってもらったと作中で言ってます。
Posted by XX at 2009年07月01日 00:01
>>XXさん

コメントありがとうございます。
美人のお姉ちゃんに買ってもらったのでしたっけか。原作持ってますがずっと実家に置きっぱなしでして…ご指摘ありがとうございます。
それにしても妙に生活感のない主人公でしたよね、裕矢は。いいマンション住んでたし…
まあそれでこそスーパーカー漫画の主人公にふさわしいというか、並のバイトじゃおっつくはずもないですからねえ。
Posted by 大道寺零 at 2009年07月01日 16:31
いきなり“750ライダー”を思いだし、ネット検索していてたどり着きました。
当方も750ライダーの大ファンでして(無論、作品前半の硬派な時代の・・・)中学生の時にこの作品と出会い、オートバイに目覚めたものです。


いくつか気になったので、老婆心ながら・・・(笑)


野崎順平に愛車はなく、モンキーはピットインのマスターの物です。
ちなみに、順平の免許は、原付免許でした。

また、順平の彼女・・・と言えるほどの関係ではなかった・・・は、晴美ちゃんといいます。
バレーボール部に所属している、高校1年生でした。


免許の限定解除云々も、ご指摘の書き込みにある通り、免許制度の改訂のタイミングで間違ってないと思います。

余談ではありますが、当方は限定解除組です。
限定解除は確かに大変ではありましたが、当時あの場(試験場)に居合わせた人達は、理不尽な免許制度の中、それでも“でかいバイク”に乗ってやる!という、ライダーの意地と意気込みがあり、どこか仲間意識みたいなものがありました。

簡単には取れない免許で乗れる“でかいバイク”は、中免ライダーの憧れでしたしね。

・・・楽しかったですよ? 限定解除^^



“サーキットの狼”も、リアルタイムで読んでいました。

風吹裕矢は、若干18歳でロータスヨーロッパのオーナーですが、ご指摘にあるように、裕矢の姉に買ってもらったものです。

(この辺りの設定は、当時作られた実写映画では違っていて、裕矢が苦労して自力で買ったと記憶しています。 原作では恐らくニートですが、映画版では整備士だったような・・・)


豪華なマンション住みなのも、確か、姉がモデルだったと記憶していますので、収入もかなりあるモデルさんだったのではないでしょうか。


サーキットの狼に登場する人達は、お金持ちが多いです(笑)



いずれにしても、現在の走り屋漫画のように、峠を走るテクニックや、レーステクニックの応用など、リアリティのある専門的な内容のものとは一線を画す作品でした。


ところで、ここへの書き込みはまだ有効でしょうか?^^;


Posted by 新幹線ひかり号の・・・ at 2011年01月12日 12:02
 懐かしかったですね。ぼくが知ったときは、ラジオ放送やってました。本は、9巻くらい出てましたよ。

以来、”750”に興味もちまして限定解除もしました。当時合格者は、50人に1人程度でした。

またいつか乗ってみたいです。
Posted by tamagawadote at 2011年02月12日 21:29
初めまして。今日携帯のLISMOで750ライダーのマンガ(第1話)が無料でダウンロードできたので、ふとネットで検索。
ここにたどり着きました。
みなさんのコメントを見ると後半の読者の方が多いようですが、自分は前半の読者でした。連載開始当時は小学生3年くらいで、確か友人同志で違う少年誌を購入し手まわし読みをしていた記憶があります。
で、自分はチャンピオン担当。そのせいか、750ライダー気に入って単行本もよく読んでましたね〜。
いや^−^なつかし〜。
後半こんなに変っていたとは全然知りませんでしたけど。
貴重な情報ありがとうございました〜
Posted by まろんぱ at 2011年02月18日 10:40
突然コメント失礼したいします。

僕も「750ライダー」で検索していて、こちらにたどり着きました。

僕は小学高学年の頃、まだ初期の750ライダーに感動し、将来バイクに乗ることを心に誓ったものでした。しかし次第に作風が変わって行ったので途中から読まなくなってしまいましたが…。

実際にバイクに乗るようになって、改めてこの第1巻をバイブルとして(笑)購入し今も手元に持っています。

なお、どうでもいいことですが、ここでも紹介されている第1巻の最終話「白いハイウェイの巻」の中で、光が急加速をしてブラックベアーの隊長をブッちぎるシーンがあるのですが、ほんとだったらシフトペダルを踏み込んでシフトダウンすべきところを、なぜかリアブレーキを踏んでいたりします。石井先生(もしくはアシスタントさん)のミスだろうと大人になって気付きました。

昔の漫画は(今も?かな)矛盾だらけ、謎だらけ、です。(^^ゞ それがまたいいのですが…。ピットインのマスターも初回だけ別人ですし…。

おじゃましました。
Posted by のび作 at 2011年05月03日 17:00
私も「750ライダー」で検索していて、こちらにたどり着きました。小学生の頃にチャンピオンで読んでいた年代なので、こちらに書き込みをされている皆さんみたいに、私も試験場で限定解除を取りました。大型を取ってからも周りの連中はバイクに皮ツナギで乗っていましたが、私は光君みたいに布ツナギで乗っていました。さすがにノーヘルは怖くて無理でしたが・・・(笑)
Posted by maosamagogo at 2011年07月22日 23:24
私も「750ライダー」で検索してこちらに来ました。
中学時代、チャンピオンを読んでいました。
私が読んでいた頃はすでに「うふふ」路線でしたので、コミック1巻を買って読んだ時のショックをなつかしく思い出しました(笑)
Posted by kiyu at 2011年08月10日 20:18
委員長の画像検索をしてみて、初期との比較画像が楽しかったので来てみました。
「くたばれ!涙くん」とか知ってるじじいです。
750ライダーはパイロット版が数本あり、主人公が変わったりしますが、初期モードのハードスピードイメージでいい感じです。
私は大都社のを持っているのですが、文華社、いずみ出版等からも出ていて、現在は楽天やebookでもダウンドードできますが、既に無料でこっそり海外サーバーにあります。
http://ryushare.com/4b9439fbc14d/excnn12-8-2012a20.rar
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or
http://depositfiles.com/files/172ny48dx excnn12-8-2012a20.rar

熊田先生の年だと、自動車普通免許で、限定無しの自動二輪が運転可能だったりします。

3話とか11話とか鮮やかに思い出せるんだけど、たしかに、いつの間に丸い目のヌルイ漫画になったんでしょう?
当時は手塚BJで復活、がきデカ大ヒット、マカロニ超人気の大騒ぎ状態のはずですから・・・・
柳沢が例の連載をマガジンで始める前に既にヌルかった記憶が。
Posted by まーに at 2013年07月22日 16:39
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