年末に買った「ビッグコミック 1/10日号」で、酒田を舞台にした「ゴルゴ13」『死を呼ぶ汽笛』後編を読む。書くのが遅くなってしまった。
場所は酒田だがターゲットはロシア人。なじみ深い北港が公証人との接触&スナイピングの舞台なのでなんだか変な感じだが、酒田の波力発電やリサイクルポート事業、ロシアとの関係など、なかなかよく取材してシナリオに取り込んであることに感心する。
庄内空港の出るシーンが数コマあって、まあそれは写真数枚あれば描けてしまうものだとはいえ、かなり正確に書いてある。
というか、「庄内空港が漫画に登場する」こと自体が初めてなのではあるまいか?
一つだけ突っ込むならば、「庄内空港は発着時でもそんなに人はいねぇ」という寂しさ極まりない事実なんだけど、それはきっと作画スタッフの温情というか、多分「写真通りに描いたんじゃ、"モブ描くの手抜きしたな"と思われてしまう」というような事情だったんじゃないかと考えてみる。
スナイプシーンでは、酒田特有の強風(冬の強風時、電線が切れてしまうことは実際にある)や海上衝突予防法などが組み込まれた内容で、「さいとうプロのシナリオ班は色々と調べてるんだな〜」と実感した。
国際紛争や経済対立だけでなく、さまざまな最先端&隙間にある意外な話題を取り込んでくるあたりがさすがロングセラー。東西冷戦が遠く過ぎ去ってもなお愛される所以なのだろうと思う。
ゴルゴといえば、世界を股にかけて各国での活躍という印象が強いが、こんな風にさまざまな政治問題や社会状況とからめて、日本の身近な場所に出てくるストーリーだと、なんとなく「うちの町にもゴルゴさんが!」と奇妙に気分が盛り上がってしまう。
2時間ドラマで地元が舞台になったような気分に近いようなそうでもないような…
美味しんぼでやってる「日本味めぐり」ならぬ、「ゴルゴの暗殺お国めぐり」のようなノリで楽しむというのもアリなのかもしれない。
2008年01月09日
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松林のこの辺かなぁ〜とか。
しかしビッグコミックってあっという間に売り切れるんだね。
こんなに売れてるとは知らなかった。
狙撃地点探しに行きたくなる気持ちはよく分かります。似たような写真アングル探したくなりますねー。
ビッグコミックは確かに見えなくなっちゃうの早いかもしれないですね。隔週刊なので買いやすいはずなんですが姿が見えなくなるのが早いのは、コンビニあたりの入荷数が少ないのか売れ行きがいいのかは分かりませんが…
わりと定番・長期連載多いですし、買ってる人は意外に多いんでしょうな。
ウチの自宅では面白くないから、生まれ故郷の群馬に来てくれないかな。
でも温泉に浸かって「はぁ〜〜」なんて言ってるデューク東郷は想像したくないなあ…
「ゴルゴ饅頭」だの「ゴルゴお焼き」が売り出されそうだし…そんな俗物になっちゃ嫌ですね。
ゴルゴは意外にいろいろなところ行ってますから(というかさいとうプロの取材陣がというべきか)、きっとそのうちからっ風に吹かれるゴルゴの姿が見られる日も近いかも(すでに来訪済みかもしれませんが、歴代依頼をチェックしたわけではないので曖昧ですみません)。
仏頂面で焼きまんじゅうを食べるゴルゴの姿も見てみたくはありますが…