掲示板やブログなどで、「次のクールの新作アニメを語ろう」というような話題があっても、今やそのほとんどの作品が深夜枠のため、「深夜アニメ?何それ美味しいの?」状態で指をくわえて傍観しているしかない。(動画共有サイトで試視聴という方向は現実的にはあるわけだけども、微妙な問題を含むのでここでは触れないことにする)
[追記]
番組視聴に当たっては、CS契約という強力な方法の他に、BSデジタル等の固定視聴料金を伴わない選択肢もあります。これらの方法であれば、地方であってもかなり番組格差が解消されることはコメントでご指摘いただいた通りです(ご意見ありがとうございました)。
ですがここでは現時点でハードウェア増設や買い替えを伴わないで、誰でもデフォルトの受信状況(従来のアンテナと地デジ対応でないテレビ)、かつ追加投資なしで見られるという状態を想定し、地上アナログ放送のみを対象に話を進めることにします。
(また、これも地域的な問題ではありますが、当方のような雪の多い地域では、ちょっと吹雪いたり、アンテナに雪が積もったりするとBSはたちどころにノイズが発生し、映像が見えなくなったりすることもあります。CSはなお脆いです。雪に縁のない地域でも、台風の多いところでは、同じような悩みを抱えておられる方も多いのではないでしょうか。天候の問題がなければ平常時の画質はBS・CSの方が優れていますが、不安定要素が多いのも事実で、番組の視聴や個人ライブラリ化に当たっては、地上波放送の方がありがたい場合もあります。そんな個別的な事情も多少含みつつ、話題を地上波に限定させていただきたく思います。)
[追記ここまで]
深夜枠アニメがなかなか放映されない一方で、昔は「アニメ再放送枠」だった朝の6:00〜7:30、夕方16:00〜18:00が情報番組の長時間化で潰されるか大幅に削減されている(実際には16時台には「アンパンマン」「しまじろう」などの低年齢向けの番組が放映されている)というのはキー局と同じなので、いよいよ地方ではアニメの身の置き所がないというわけだ。
以前であれば、この時間は再放送だけでなく、週遅れやクール遅れ、または年遅れであってもそれなりに新し目の作品を見れたのだが…
たまに深夜にアニメが流れても「NANA」だの「コードギアス」だのの自分にとってどうでもいい作品ばかりなのがまた泣けてしまう。(例に挙げた作品のファンの方には不快な文章ですみません。あくまで個人的な趣味の話なので…)
各県事情は違えど、地域格差に泣く県民は多いことだろう。
そんな中、「待ってても放映されないなら自分らがスポンサーになってしまおう」と立ち上がってそれを実現させてしまったのが、鹿児島県の「ひょうたん書店」だ。
当サイトの古くからの常連様・鳥酋長(バードチーフ)氏は現在同書店に勤務し、いまや西田店の店長さんなのだが、かつて「もやしもんアニメ化」の話をBlogに書いた折に、「もやしもんを鹿児島で放映すべくスポンサーになる計画を進めており、CMも作っている」というコメントをいただいた。で、実際その通りになった。
(そのCMがまた、みんな大好き若本規夫氏を大胆起用して県外でも一部で話題になっちゃうし)
彼によれば、「なかなかスポンサーの付きにくい深夜枠は意外にスポンサー料は安かったりする」とのこと。
そのひょうたん書店さん、今度は引き続き「逆境無頼カイジ」と「さよなら絶望先生」1期をスポンサードするらしい。
いいなあ鹿児島。ひょうたん書店さんはまっこと地元型書店の鑑だ。素直にリスペクトしたい。
・鳥酋長さんの「濃霧-gNorm- ひょうたん書店 準公式サイト」より『深夜枠のスポンサー〜地元でアニメ放送するために〜』
地方で深夜アニメが放送されないのは、色々と事情はあるにせよ、スポンサー不足ということに尽きるんではないかなぁと思います。
母体となるキー局主導のゴールデンタイム枠でもなければ、お金を出してくれるところが無い以上、わざわざアニメ買ってきてまで放送しないですからね。
しかし実際にスポンサーとなり深夜枠を使えるとなると、色々とできるのも面白いもんです。
スポンサー契約とかCM制作について動いていたのはもっぱら上司の勤めだったわけで、おいらは直接的にはタッチしていません。
(略)
が、どういうCMを作ろうか、何のアニメをいつから流そうか、ということに関しては、おいらも含めたスタッフみんなで色々と意見を出し合いました。これが面白かったなぁ。
上司と広告代理店の方とおいらと他スタッフとで、あれがいいのこれはどうだの、片っ端から面白そうなアニメを挙げていって、局のほうに流してもらえないかと交渉したわけですな。
特に今回から始まる、「さよなら絶望先生」の放送に関しては、局との間でひとつ面白いエピソードがあったのですが、こういう場で公言するにはちょーっっとはばかられるので割愛。
なんにせよ、フットワークの軽さとある程度の資金があれば、希望のアニメを地元に引っ張ってくるというのはそうそう難しいことでもないのかもな、と感じています。もちろん、横から意見を出していただけだから簡単に感じちゃうというのはあるのでしょうが。
ある一定の人数でカンパを募ればけっこうあっさり放送できちゃうんじゃないの?くらいの。
結局はスポンサーがつくかつかないかというのが一番問題なのだろう。
山形での深夜番組状況を見ていると、お笑い系・トーク系の番組はさほどキー局と変わらないスケジュールで放送され、1:30あたりを回ると、長時間の通販番組がほとんどという感じ。
で、海外系の通販番組ならまだしも、ジジババ向けの商品の長時間通販番組(皇潤やセサミンなどの高額健康商品や健康器具など)もよく流れている。
いくらジジババの朝が早いとはいえ2時3時にそうそうTV見てもいないんじゃないの?といつもそのマッチング無視な番組構成に疑問を抱いていたのだが、結局はいくばくかでもスポンサー料のつくものを流しておいた方が得策ということなのだろう。
また、そういう観点では、比較的キーとズレなしに放映されるお笑い・トーク系番組にはスポンサーが付きやすいし、深夜なりに視聴率が見込めて、アニメはそれに及んでいない(少なくとも山形では)ということなのだろうな。
[追記]
鳥酋長さんから当エントリにお寄せいただいたコメントにて、地方局における番組放映とスポンサーの関係について分かりやすく説明していただいたものだったので転載させていただきます。
地元企業が地元局に対してスポンサーにつくことに対する効果ですが
基本的には、番組単位にスポンサーにつくわけではない、ということは認識として持っておいたほうがいいかもしれません。
「枠」と呼ばれる特定の時間帯に対して広告料を払うのが通常です(TV局ごとの高スポット広告プランとかでまた違うんだけどそのへんは省いて)。
なので、通常はスポンサーになった時間帯について、広告主は番組構成まであまり口出ししません。
番組編成はあくまでTV局側が主導です。
何を流すかまで提案したうちが特殊なケースと思ってください。
深夜枠のスポンサーになるのが先で、何を流すのかは局が決める、となるわけで。
アニメの話から離れるが、山形での「水曜どうでしょう」の放映にあたっては、「オリジナルオート」という会社が長年メインスポンサーになってくれている。入るCMはちょっと吹き出してしまうくらいベタだけど、山形の水どうバカはみんな、「足を向けて寝られない」とまではいかないものの、「オリジナルオートさんあればこそ毎週どうでしょうが見られる」という感謝の意を大なり小なり持っていると思う。
オリジナルオートは、山形市(けっこう実家の近くなのでしょっちゅう通りかかっている)にある外車販売・メンテナンスの有限会社だ。できれば「せっかくだから車買うならオリジナルオートだぜ」と行きたいところだが、いかんせん扱っているのが外車専門なのでなかなか敷居が高いのだけれども、まあそれはそれとして。
地元企業がCMスポンサードする場合、可能な限り何らかのマッチングと利益機会を見込むんじゃないかと考えられるわけで、ごくごく素人考えでナニだけれども、たとえば
1:番組のジャンルや登場する業種・アイテムなどが会社の商材・業務とマッチする
2:その番組を好む年齢層・ファン層が顧客層とマッチする
3:とにかく視聴率の見込める番組で知名度を上げて業務をPRしたい
あたりのことは容易に考え付く。
(番外として、「とにかく社内の人間が特定の番組を放映したいから」という動機もあるわけだが)
まあ実際には1の効果をダイレクトに獲得することは難しいだろう。
例えば、楽器店が「のだめカンタービレ」のスポンサーについたからといって、ピアノや楽器類の売り上げが目覚ましく伸びるわけではないだろうけれども、音楽・クラ好きの中での高感度は上がるだろうし、「クラシックというよりは漫画としてのだめが好き」という層へのアピールにもなるので、2.3の効果は短期的にではないにしろ得られるということになる。
「水曜どうでしょう」の場合、関連が深い特定商品というのはあまりないけれども、どうでしょう班の「旅」において自動車が用いられる割合は多く、海外企画で使うレンタカーは当然(日本から見れば)外車なので、オリジナルオートさんの業務ともそれなりに関わり合いがある。
(ファンから見れば、地方企業に任せるよりも、ハイエースのTOYOTAとか、国内でよく使うレンタカー会社(トヨタレンタリース説あり)あたりが各県でスポンサードを行ってもバチは当たらないんじゃないかと思える。最近であれば「糸ようじ」の小林製薬とかも…)
いずれにしろ、地方では「スポンサーがいてくれるからこの番組を見られる」ということはファンにとってはすこぶる嬉しい話で、「可能な限りあんたのところを使わせて(買わせて)もらうぜ!」という気分になるし、スポンサー企業にとってもそれが最大の収穫なんじゃないだろうか。
アニメに関連して売れるであろう商品といえば、やはり原作つきの場合は原作本、ソフト化したならDVDやCD、グッズといったところなので、複合型書店としてはマッチングの度合いも高いし、書店では「ついで買い」も十分に見込める。
そう考えると、地元本屋なんかはもっとそういうスポンサードに積極的になってくれれば嬉しいのだけどなあ(県内だとそのくらいの体力があるのは八文字屋くらいしか思い浮かばないけど…お宝中古市場も一応CMはやってるか。)。
普段どうしても店舗面積や品揃えの面で大チェーン系の書店に足が向いてしまうし、実際そんな感じで地元書店が追いやられつつあるわけだけども、今後もしひょうたんさんのような形で深夜アニメを提供してくれたなら積極的に利用したいと思う。
むしろ買い支えつつ要望を出すことで、そういう方向性を考えてもらうようにするべきなんだろうか?
最近は楽さ&ポイントに惹かれてネット書店ばかり利用する身だが、スポンサードの話を通じていろいろ考えてしまった。
実家の兄が勤務する食品会社も、零細ながらどこかの番組(時代劇再放送枠かなんかだったっけかな)にCMを出していたはずなので、「どうせだったら深夜アニメ買わないか」と今度話のネタにしてみようかな。製麺業なんだけど…
YTSはテレ朝系なのだが、テレビ東京のいくつかの番組も放送しているので、アニメももうちょっと引っ張ってきてくれるととにかく嬉しい。
一方で、スポンサーの力関係が番組の編成に影響することがあるのもまた地方ならではというべきか。
山形県では、ずっと昔(1970年)から県経済同友会が提供する「提言の広場」という番組がYTS(現在はテレ朝系)の日曜日朝8:00〜8:30に放映されている。
内容は割とどうでもいい…とまでは言わないけれども、地域経済の話題や伝統工芸・行事などについて経済同友会員(つまり地元企業の社長)とゲストがトークするという内容で、「絶対この時間帯じゃなきゃダメ」というものでもない。
しかし、平成ライダーが復活して、テレ朝の日曜7:30〜8:30が「スーパーヒーロータイム(戦隊+ライダー)」という枠組みになっても、同友会は頑として空気を読まず、番組枠を譲ることはなかった。
ゆえに山形県民は5日遅れの金曜日、それも16:25〜という中途半端な枠でしかライダーを見れず、枠が分断された都合上「スーパーヒーロータイム」のけっこう美味しいネタが出てくる"後枠"も見ることができないという状況にある。
何しろ山形経済同友会の所在地はYTS社屋内にあるし、山形人ならYTSと山形新聞の関係の推移もご存じの方は多いだろう。そんなこんなで同友会さんの顔を立てなければならない事情が色濃く反映されているわけだが、小さいお友達のためにちょっとくらいズラしてやってもいいんじゃないかと思うんだよなあ。
ひょうたん書店さんのCMは、本当に腹抱えて笑いました。凄すぎです。
しかも引き続き、カイジと絶望先生! 見事なチョイスですね!
大分にも、こんな粋な会社はないものか!
ちなみに水どうは、大分の場合、地元のアダルトDVDショップとパチンコ店がスポンサーになってます。
この場合、スポンサーになった理由は「3」でしょうか。
「1」じゃないわな…。
目からうろこでした。
後枠が見られないなんてそりゃもうものすごーくがっくりだ。
さいしょからクライマックス的
「すぅぱあひぃぃろぅたーいむ」の絶叫も
当然なしですね〜(まあ、そっちは大きいお友達はどうでもいい感じだけど)
基本的には、番組単位にスポンサーにつくわけではない、ということは認識として持っておいたほうがいいかもしれません。
「枠」と呼ばれる特定の時間帯に対して広告料を払うのが通常です(TV局ごとの高スポット広告プランとかでまた違うんだけどそのへんは省いて)。
なので、通常はスポンサーになった時間帯について、広告主は番組構成まであまり口出ししません。
番組編成はあくまでTV局側が主導です。
何を流すかまで提案したうちが特殊なケースと思ってください。
深夜枠のスポンサーになるのが先で、何を流すのかは局が決める、となるわけで。
そうなりますと、地元企業がわざわざ深夜に金払って広告を打つのに、流される番組がアニメというのでは、悲しいかな大半の企業は良い顔をしないのではないでしょうか。
あくまで想像ですが。
ひょうたん書店さんのCMはいつ見てもいいですね!(って、他県者ですから某所でしか見れないですし、ひょうたんさんにとっては本意ではないと思いますが…)むしろ「あのCM見たさにチャンネル合わせてしまう」って人が確実に一定数いると思います。
>大分の場合、地元のアダルトDVDショップとパチンコ店
鳥酋長さんからいただいたコメントによれば、「基本的にスポンサーは番組ではなくて枠につく」そうですからあまり関係ないんでしょうね。
アダルトDVDか…毛深くて野性的なアラスカ女の出るマニア作品とか置いてたらすごいなあ…「ギリギリ薄消し・ボルヴィック25歳」とか。
>>NAPORINさん
>後枠が見られないなんてそりゃもうものすごーくがっくりだ。
そーなのがっくりなの。
仙台のQ太郎さんちに泊めていただいて初めて後枠見た時はものすごく悔しかったものー。
>>鳥酋長さん
コメントありがとうございます。勝手に引用等させていただきましたが、もし支障ありましたらいつでもおっしゃってください。
>基本的には、番組単位にスポンサーにつくわけではない、ということは認識として持っておいたほうがいいかもしれません。
「枠」と呼ばれる特定の時間帯に対して広告料を払うのが通常です(TV局ごとの高スポット広告プランとかでまた違うんだけどそのへんは省いて)。
なので、通常はスポンサーになった時間帯について、広告主は番組構成まであまり口出ししません。
番組編成はあくまでTV局側が主導です。
よくわかりました。ありがとうございます。
そういえば再放送枠なんかについている固定の帯スポンサーは、再放送番組の内容によって変わったりしませんしね。(曜日で変わることはあっても)
ってことはやっぱり、山形で深夜アニメが少ないのは、局側の意向なんでしょうねえ。今に始まったことじゃないんですけどもね。
このアニメの放送格差については、何とかして欲しいと思うと同時に、やりかたによっては極めて大きなビジネスチャンス(かつ文化事業)であるにも関わらず、それに無頓着な既存の「地方」テレビメディアのあり方に対して憤りを覚えます。
だいぶ見られる作品が増えました。
契約が必要な専門チャンネルに比べて、ハードルも低いですし、地上波だけで考えなければ格差は縮まってると思います。
え〜と、鹿児島のひょうたん書店≠ウんっつったら
あの『おさんぽ大王』のサイン会場となられたあっっつぅううい書店さんでしょうか?
待ってても見れないなら、スポンサーになるっ!
これまたあっっつぅい魂がすばらしい。
・・・すんません。また喰い付くとこが違ってて・・・(こそこそ)
おっしゃる通りでして、外からアニメの情報がそんなに入ってこない(専門誌やサブカル誌程度)時代であればさほどでもないんですが、ネットニュースや掲示板・ブログなどで話題作の話がドバッと広がる現代にあっては、よけいに歯ぎしり感が増しているようにも思うのです。
>>やりかたによっては極めて大きなビジネスチャンス(かつ文化事業)であるにも関わらず、それに無頓着な既存の「地方」テレビメディアのあり方に対して憤りを覚えます。
そうですね。深夜アニメはキー局の放送であってもそうそう数字は取れなくて(寝ている人が多いのだから当たり前ですが)、実際にはDVDなどの版権のアガリがビジネスモデルとしては重要と聞いたことがあるのですが、地方局だとそのアガリの部分もないわけですし、やっぱり銭にならないんでしょうね。
山形県は現在民放4局で、地方としてはまだマシな方の数のはずなんですが、民放局が2つ3つの県に比べても深夜アニメの数が少なく、実際ふたを開けてみると通販番組3連発なんていうのがザラなんです。局としてはそっちのほうがなんぼか財布的にはいいってことなんだろうと思って傍観していますが…
>>私も地方在住ですが さん
>最近はBS新局とBSデジタルのおかげで
だいぶ見られる作品が増えました。
契約が必要な専門チャンネルに比べて、ハードルも低いですし、地上波だけで考えなければ格差は縮まってると思います。
コメントありがとうございます。そちらのおっしゃるとおり、BSデジタルを選択すれば放送としては無料で格差緩和を図ることができますね。
うちはまだ色々と考えるところありまして地上波アナログのみ視聴の環境です。この稿では、特に買い替え・増設を行わなくても一般的な旧来環境で誰でも見られるアナログ地上波について語りましたが、ご指摘の件ごもっともと感じ、本文冒頭部にその旨を追記いたしました。
>>あんもないとさん
あけましておめでとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いします。
>え〜と、鹿児島のひょうたん書店≠ウんっつったら
あの『おさんぽ大王』のサイン会場となられたあっっつぅううい書店さんでしょうか?
そうです。そのひょうたん書店さんです。
サイトをご覧になるとわかりますが、おなじみの須藤キャラクターてんこもりのデザインで、ファンにはたまらない画面になってます。例のネコさんが本屋さんエプロンをつけてはたいたりはたかれたり。お店のイメージキャラクターも須藤さんデザインですし、CMではそれが若本声で喋ります。
鳥酋長さんのブログなどを拝見していると、売り場自体もすごく楽しそうなので一度是非遊びに行きたいと思えど鹿児島はあまりに遠しでして。九州に呼ばれた(いわゆる「お呼ばれ」ではなくどうでしょう的な意味で)時にはぜひ立ち寄られてはいかがでしょう。
(今年に入ってからも拝見させて頂いていましたが、今年の書き込みは初めてなので)
深夜アニメが見られないのは地方もそうですが
関東圏、特に東京も結構酷いです。
一時期、アニメ雑誌を見てもこれやってない、と言う作品が多かったですし・・・
私が好きな某熱血魔法バトルアクションアニメがあるんですが
去年までで3期まで製作され放送されたのですが
内、1期目・2期目は東京では放映されず(近県では放映されていましたが見事東京だけ外されていました。)
ようやく去年、放送されると思ったらいきなり3期目からの放送と言う大技をやられました(しかも放送地区は最後尾に近く、一番最初に放送する県の放送から5日遅れ、更にその放送局は他の作品もいきなり2期目から放送とか妙な放送の仕方をしていましたが・苦笑)
他にも見たい作品が見られず悔しい思いを結構しています。
本当に地域の放送格差をどうにかしてほしいものです・・・
地上派TVCMには新規顧客開拓を狙う意図もあります。
そういう意味では、うちの店がスポンサーになりアニメを放送するにあたり、100%のアニメ好きはむしろターゲットになっていない、というのが面白いところです。
コミック専門店として放送したいアニメを選定するにあたり、
一般的にも受け容れやすい内容であり、原作漫画自体に一定の知名度があり、かつ、うちの店に来ている客層に対してさらなる購買を発掘することができる、という条件がありました。
その結果が、「もやしもん」「絶望先生」「カイジ」ということになるわけです。
こうして並べると、いわゆる「萌え系」が除外されているのが分かると思います。
乱暴な言い方をすると、
「本気でアニメ見たい人はCS契約なりしてるから対象から外す」
「コアにPC使えるマニアはYoutubeとかでアニメ見ちゃうから、彼ら向けのチョイスはしない」
「ハルヒとか流しても、うちの客はあらかた原作も漫画版も買っちゃってるから除外」
という感じです。
つまりある程度一般層に寄ったところを対象に、CMを打ちアニメを流しているわけでして。
それがこのように、県内外のアニメ好きからも大きな反響を呼ぶ結果になるとは、正直なところ予想していませんでした。
>>エヴァ
そういえば今の仕事に就くずっと前の話ですが、エヴァが話題になってもやはり鹿児島で放送されなかった際、ひょうたん書店で署名活動を行い、放送が開始されたというエピソードがあります。
>>『おさんぽ大王』のサイン会場となられた
ありがたいことに須藤先生に気に入っていただいてるようで、うちの上司達は先生と長い付き合いがあるようです。
会社の慰安旅行にお呼びして先生の前で芸を披露したり、酒の席に同席したり。
お店には先生のデザインされたPOPがあったり、先生のキャラが描かれたブックカバーがあったり。
本当に色々とお世話になっています。
店内にある須藤先生がらみのブツとか、一度まとめてうちのサイトで掲載したいですね。
…なんか自分のBlogのネタにしろよってくらいに長文になってしまいすんません…。
余所様の庭を借りると、ちょっと際どいかなというような内情話もできちゃうから困る…。
ちょっと話脱線しちゃいますがこんなのどうですか?
ネットで在京キー局をリアルタイムで見られます。
公的機関が試験をしているようで一昨年くらいからコッソリファンが増え続けています。
新年のご挨拶ありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
地方者から見ると、東京や関東は何でもかんでも見れてイーナーという印象が強いんですが、必ずしもそうでもないんですね。
特に地デジ移行後は、関東近辺や県境などで両方のエリアを見れるという余禄が完全になくなってしまうので、「不便になった」とボヤく方も少なからずおられますしねぇ…
>>鳥酋長さん
長文は全然構いません…というかこちらとしてはむしろ嬉しい限りですよ〜。もし後で編集したい場合には遠慮なくおっしゃってください。
地上波提供の意図と番組選びのコンセプト、とても興味深いお話でした。
>一般的にも受け容れやすい内容であり、原作漫画自体に一定の知名度があり、かつ、うちの店に来ている客層に対してさらなる購買を発掘することができる、という条件がありました。
>その結果が、「もやしもん」「絶望先生」「カイジ」ということになるわけです。
>こうして並べると、いわゆる「萌え系」が除外されているのが分かると思います。
>乱暴な言い方をすると、
>「本気でアニメ見たい人はCS契約なりしてるから対象から外す」
>「コアにPC使えるマニアはYoutubeとかでアニメ見ちゃうから、彼ら向けのチョイスはしない」
>「ハルヒとか流しても、うちの客はあらかた原作も漫画版も買っちゃってるから除外」という感じです。
「カイジ」や「絶望先生」は掲載がメジャー誌ですから作品の知名度は広い年齢層に高いですし、知名度と掲載誌の面でいえば「知る人ぞ知る」という感じの「もやしもん」も、読めば性別年齢関係なく支持を得そうな作品ですし、言われてみればなかなかのチョイスだと思います。なるほどなー。
>エヴァが話題になってもやはり鹿児島で放送されなかった際、ひょうたん書店で署名活動を行い、放送が開始されたというエピソードがあります。
なるほど…同様の働きかけをずっと以前からなさってたわけですね。
つくづく素晴らしい本屋さんだと思います。
須藤先生とひょうたん書店さんのお話を聞き、もしかして須藤先生は鹿児島出身?と思いぐぐってみたら全然関係なかったんですね(東京都出身)。本当に意気投合の結果なんでしょうな。
>店内にある須藤先生がらみのブツとか、一度まとめてうちのサイトで掲載したいですね。
その時にはぜひリンク紹介させていただきたく思います。
>>風さん
>KeyHoleTV
興味深いツール&システムをご紹介いただきありがとうございます!
当方の回線が貧弱なせいか、コマ落ち&音声ノイズが激しくはありますが、映像ノイズ自体は少ないですね。「とにかく見てみたい」という用途では重宝しそうです。いろいろな時間に試し見して楽しみたいと思います。
スポンサーの話とても面白いですね
こっちも数年前に地元のア〇メイトが頑張って、何本か引っ張って来てたのですが…
最近は見るも無残な状況になっています
某らき☆のパロをCMでやるなら、スポンサーになって
堂々とやってくれ某パチ屋!と声を大きくして言いたいです
はじめまして、コメントありがとうございます。
実際の話、どこでもいつでも可能なことではないかもしれませんが、こうして実際にやりおおせた企業があるというのはとても興味深いことだと思いご紹介させていただいた次第です。
>某らき☆のパロをCMでやるなら、スポンサーになって
堂々とやってくれ某パチ屋!
そちらではパチ屋がそんなCMをしてるんですか。一部にしか伝わりにくい気もしますが…
どこの県でもけっこう、パチ屋のCMっていろいろやり放題ですよね…
PC使って見れない人もいるわけだし見てたとしても自分のTVで見たいって人もいるんだし
もちろんやってくれるだけでも充分すぎるんですけどね。絶望先生もカイジも好きだし素晴らしいですし
コメントありがとうございます。
現実的には、たとえそれを望んだとしても、アニメ番組の提供を4本も5本も抱えるということは無理なことですし、何らかの絞り込みが行われるのは致し方ないことだと思います。
ここで鳥酋長さんがお書きになったことも、実際に会議などでたくさん出た意見や方向性の一つであり、現実にはさまざまな方向で協議された結果でしょうし。
文面から察するに、TAKAさんは鹿児島にお住まいの方でしょうか?でしたらそのご意見を直接ひょうたん書店さんにメールなり書簡なりでお届けするというのも、長期的に見て意義のあることかと思いますがいかがでしょう。
視聴者側としては、別の企業もアニメ提供に興味を持ち、「ひょうたんさんの提供コンセプトがそうなら、うちは別の考え方で行くぜ!」ってんで、別傾向のジャンルのアニメの提供を持ってくれるようなことがあれば、結果的にたくさん地元局でアニメが流れてウハウハの理想郷になるわけですが…
見るだけならいいんでしょうけど。
ダウンロードできなくなったらアニメが削除されるということもあるのですし。
ますます地方人は深夜アニメから遠ざかっていくのでしょうね・・・
こんにちは、コメントありがとうございます。
先日までやっていた「真マジンガー」は、地元での放映はありませんでしたが、バンダイチャンネルでの1週間限定無料配信で全話見ることが出来ました。
こういったサービスや取り組みが広く行われると、地方人には助かるんですけどねえ……;