2008年04月09日

虚無な生き方の君が好き漫画

カゼさんの「石川賢風パトレイバー」。

ご本人は謙遜気味のご様子だけど、かなりいい線行ってると思うんだ。
きっとこの作品に登場するレイバーは平気で敵レイバーを食ったり取り込んだり取り込まれちゃったりしてメチャメチャメカ狂いに違いない。
「いきなり"手荒"という言葉で片づけるにはあまりに唐突、あまりにキチガイじみた"テスト"をされて、一方的に『よし、まずは合格といったところかな』」
的な展開、実際にはそう多くの作品にあるわけではないんだけども、「ああイシカワだなあ」と誰もが思わざるを得ないのは、やっぱり竜馬と隼人のスカウト事情が強烈すぎるせいなんだろうか。

きっとこの南雲さんはレイバーなしでもめちゃめちゃ強くて、大口開けた奥にはしっかりとのどちんこが描かれているのだろう。
のどちんこを描く漫画家は珍しくないのだけど、石川賢は女性にも平気でのどちんこを描いてしまう数少ない作家だと思う。

石川女性キャラは、美しいのだけどそれ以上に逞しく、「可愛い、綺麗」の前に「守ってくれそう」「抱かれたい」「言っちゃ悪いが萌えは感じない」という印象が先行しがち(特に90年代以降)なのだが、先日カゼさんちの絵チャで話した折には

・立派な二の腕
・立派な太腿
・おっぱいも立派だがそれ以上に立派なアンダーバスト
・ひっつめた髪
・性格
・性に関してかなりあっけらかんで身も蓋もない
・のどちんこ描いちゃう


あたりの影響が大きいのではないか(そしてそれがいい)という結論に達したのだった。
(正直、「真・魔獣戦線」でのマリアの別人ぶりはちょっと残念でもあったかなあ)
(でもマリアの構成成分を考えてみればああなるべくしてああなったんだよなあ)

「逞し系女性キャラ」では断然「天と地と」の松江さまが好きだ。那美もはかなげで綺麗だけど、やっぱり松江さまこそが真のヒロイン。
後期はめっきりマリアやテレサのような「すんなり系」が少なくなってしまったけれども、あの時期の石川女性キャラもまた捨てがたく可愛い。
絵柄の過渡期にあって、たまらなくキュートなのはやはり「ブルーベリー・ドール」のドールだろう。全石川女性キャラの中でも奇跡的な可愛らしさだ。最も性的にはあけすけな部類なのだが。
で、二つの要素がちょうどいい感じにブレンドされた翔が結局のところ私の中ではベストなのかもしれない。

80年代までの絵柄で限定すると、よく「永井豪キャラと見分けが付けにくい」「絵柄が似ているけれどもなんか可愛くない」という声が聞かれる石川女性キャラ。実際、石川先生は女性キャラを描くのが苦手だと色々なインタビューで答えているので苦慮していたのだろうと思われる絵もある。
ただし、キャラクター付けや滲み出すオーラのベクトルはかなり違っているように思える。

永井豪女性キャラの魅力は、大きく分けて

A・戦う強いお姉さまタイプ
例:けっこう仮面・キューティーハニー・十兵衛

B・囚われのお姫様タイプ
例:高橋真弓・雪代小百合・白鳥美雪

の2タイプで、例に挙げたのはその代表例だが、実際にはこの要素がさまざまに割合を変えてブレンドされているという感じだろうか。
特に「囚われたり拘束された時に放つ異様な輝きと魅力」を描くのが実に上手い作家で、Bタイプはもちろんのこと、普段Aのタイプが拘束された時のエロ加減もかなりのものがある(菊之助とかつばさとか)。この辺語り出すと長くなるのでまた別の機会にするとして、石川賢女性キャラクターの場合は、絵柄的に似ていても、他以外のキャラクターが
「見た目が弱そうでも大抵自力でなんとかしちゃう」
「守られるだけというキャラクターがほとんどいない」
「むしろ守っちゃう」

のが大きな違いではないかと思うのだった。

ミチルさんあたりは例外的に、アニメよりおとなしいキャラクター(漫画版にはコマンドマシンが出ないので特にそう感じる)だが、ここぞという時に捨て身でかばったり、初対面の男のパンツを「雨でビショビショだったから」という理由で平然と脱がして洗濯しておいたりと、基本的に「図太い」のがやっぱり、「ああ石川キャラだなあ」と感じずにはいられない。


posted by 大道寺零(管理人) at 16:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画
この記事へのコメント
ギャース! 取り上げて頂いて有難いやら恐縮やら恐縮やら有難いやら。
えらやっちゃ、えらやっちゃ。

のどちんこは大事ですよな。
賢先生の描くヒロインは、儚げなイメージがまったくないですねえ。
『極道兵器』のなよ子とか。
凄まじい状況下で囚われてるのに、ここまで大丈夫そうな人も珍しい。

まあ、「儚げな男性キャラ」と言うのも、あんま浮かばないですが。
いやでも、ヒロインよりは苦悩してるかな…。
Posted by カゼ at 2008年04月09日 22:19
>>カゼさん

>『極道兵器』のなよ子とか。
>凄まじい状況下で囚われてるのに、ここまで大丈夫そうな人も珍しい。

なよ子姐さんは実に漢ですよね。多人数の前でひん剥かれた挙句にチャカまで持ち出されて、「これが一番感じるよ」って…まだ20代の娘さんとはとても…
若とはやはり結ばれるべくして結ばれた人だと思います。

>まあ、「儚げな男性キャラ」と言うのも、あんま浮かばないですが。

原作付きのせいかもしれませんが、「天と地と」では謙信が一番のヒロインかも…
あとはユングもけっこうヒロイン位置ですよね。

Posted by 大道寺零 at 2008年04月11日 12:52
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