2008年04月12日

追憶のばあちゃん菓子+α食べ物

伊集院光大先生の絶妙ネーミング「仏壇スイーツ」のほうが万人に分かりやすいかもしれない。

先ほどきたかさんのmixi日記「いい大人になっても(あるいは、いい大人だから"こそ")やめられないもの」というお題に、「ギンビスのたべっこどうぶつだけはやめられないんです」と書いた。するときたかさんからのレスの中に「動物ヨーチ」という単語があって、あまりの懐かしさに一瞬眩惑を覚えてしまった。

youchi.jpg

「動物ヨーチ」…最後に口にしたのはいつのことだったろうか?
10年ではとうていきかず、もしかしたら20年くらい軽く経っているかもしれない。

私の考える「ばあちゃん菓子」の定義とは

*ばあちゃんの家、もしくは親戚に遊びに行くと出てくる
*じいちゃんばあちゃんのいる家の子のところに遊びに行くと、おやつとしてよく出してくれる
*法事・仏事の際に分配される(個別包装のもの)
*個別包装でない場合も、たまにティッシュなどに包んで「おみやげ」にしてくれることもある
*お年寄りがいない場合でも、たいていその家には仏壇があり、お供えにされていたのが下がってくることがあるので、たまにほのかに線香の匂いがしたりする
*大抵保存のきく菓子で、乾き系が多いため、異様に口の中の水分を奪われ、お茶が進む
カラフルなものであっても、大抵味は一緒
*正直、ポテトチップやクッキー、プッチンプリンなどの菓子のめざましい進歩に立ち会っていた世代のガキとしてはさほど美味しいとは思わない
でもやっぱり食っちゃう(食べないとばあちゃんじいちゃんに悪いような子供らしからぬ気苦労もあったりなかったり)


といったところだろうか。
動物ヨーチを皮切りに、さまざまな「ばあちゃん菓子」「仏壇菓子」の記憶が蘇ってきた。そして日頃買い出しに行っても気づくことだが、それらのほとんどはまだまだ現役(お盆や彼岸が近付くと一気にメインのワゴンに並んで存在を主張する)、かつ安価・容易にその辺の店で入手可能である。
そんな菓子たちの記憶と現況、長年かすかに抱いたり忘れてたりした謎も含めて書いてみようと思う。



*動物ヨーチ

そもそも、ギンビスたべっこどうぶつも、グリコキティランドも、「動物ヨーチ」なかりせば存在しなかったかもしれない。

動物をかたどったビスケット(わりと硬い)の片側に、着色したアイシング(砂糖衣)を付けたもの。動物の形をしているのは、小さい子ども(とか孫)が喜びそうだから…なのだろうか?
ビスケットの厚みにアイシングがプラスされて、けっこう硬い。一見子ども向けだが、歯のコンディションが整っていない時期の子供には辛いかもしれない。

この菓子に思いを馳せるとき、誰もが

「ところでヨーチってなんじゃい??」

という疑問を抱くのではないだろうか。
日本語にも思えるし、日本に洋菓子を伝えたポルトガルやスペイン系の言葉にも、はたまたドイツ語あたりにも思えるし、製菓専門用語なのかも?と、どうにでも聞こえる言葉である。
多分アイシングに関係があるのでは?というところまでは推測できるのだが…

で、調べてみた。

*明治の頃、イギリスから「kindergarten biscuit」が輸入された。
*これは英字ビスケットにアイシングされたもので、その名の通り幼稚園児がおやつを食べながら文字を覚えられるようにという菓子だった。
*似たような菓子を作るにあたり、
「kindergarten biscuit」
=「幼稚園ビスケット」

と直訳した名前で販売。

「ヨウチエンビスケット」
  →長いのもアレなので、頭だけ取って「ヨーチ」

   →バンザーイ!バンザーイ!

という経路で生まれたネーミングだったという。真相を知ると「そんなのアリ??」と拍子抜けしてしまうほど単純かつ強引なものだったようだ。
で、以来、形にはあまり関係なく、「ビスケットの片側にアイシングされた菓子」に「ヨーチ」という名称がつくようになったようだ(動物の他に、飛行機型の「ヒコーキヨーチ」というのもある)。

調べてみて気になったのは、全言語検索を行ってみたのだが、「kindergarten biscuit」でズバッとヒットする海外サイトがなかったことだ。もしかして本国では廃れてしまった、あるいは実はそんなに一般的ではない呼称だったのだろうか(一部製品の登録商標だったとか…)?もしそれが日本で、こういう形で生き残ったのならば面白い話だ。
ただ欧米では、クッキー類にアイシングで装飾するのはよくあること(特にハロウィンやクリスマスのクッキー)だし、アルファベットの抜き型も一般的に売られているようなので、似たようなものはあるのだろう。

「英字ビスケット」自体はスーパーやコンビニでもよく見かけるロングラン商品なのだが、なぜか本家本元であるはずの「アイシング英字ビスケット」は見たことがない。形が複雑で面倒だからだろうか?

直訳の「幼稚園ビスケット」は、明治・大正時代にいくつかのメーカーで製造・販売されていたらしい。
minmin☆Biscuit&Cookie
によって英字ビスケットの歴史をまとめてみると、、

・明治8(1875)年 銀座・松養軒が英字ビスケットを発売
・大正9(1920)年 ユレーカヨーチ(明治製菓)
・大正13(1924)年 三立製菓が「幼稚園ビスケット」製造開始
・昭和27(1952)年 東京製菓(のちの東鳩・現在は東ハト)が
量り売りで「英字ビスケット」を発売し大ヒット
・昭和28(1953)年 ヨーチビスケットがヒット


とあり、ヨーチのブレイクは戦後のことだったようだ。
ばあちゃんたちにとってはハイカラな部類のお菓子だったのかもしれない。
また、戦中戦後の統制(ビスケットや砂糖は、戦後もしばらく配給だったはず)の終わりを告げる意味で歓迎されたのかも。


*フローレット

flowret.jpg

バナナ状の砂糖メレンゲ菓子で、口に入れると溶けていく。溶かす派・噛み砕く派に分かれる。どちらにしてもかなり甘い。
ヨーチ同様、いくつかの色に染め分けられているが、大概味は一緒。

「フローレット」は製菓の手法の一つで、

卵白またはゼラチンに水を加えて浮かし、砂糖、水飴の煮詰まったシロップを急激に攪拌しながら、徐々に加え、スターチの型に流し、乾燥させたもの。任意の香料等を加えて味付けする。
(手作りお菓子・パンに便利な専門用語辞典【ふ】)より


というのが本来の製法らしい。

調べてみると、一袋百円ちょっとで買えるポピュラーな製品の他に、本職の菓子屋で職人さんが作っている本格的なフローレットもいくつか存在していた。

「floweret=floret」とは、
[1]小さい花.

[2](植)筒花・頭状花(タンポポ, クローヴァーなど)を構成する個々の小さな花


という意味で、菊・ガーベラなどの花びらの形を想起すればあの形に容易に結びつく。

日持ちのする砂糖菓子・かつ色も美しいということで、仏壇菓子的には、「洋式落雁」のような役割も果たしていたのだろうか?
このパッケージにも「5色バナナ」と銘打たれており、実際バナナの香料が使われているものもあった。昔は高価で、甘い果物の代名詞だったバナナの形とフローレットの花びら状の形を結びつけたのかも。


*ミックスゼリー

「ゼリー」といっても、カップに入ったプチゼリーのようにプルンプルンした惰弱なものではなく、

・直方体の「相当硬いグミ」のような食感
・表面には砂糖がまぶされている
・さらにオブラートで包まれている(当然オブラートごと食べる)
・その上からセロファンでキャンディ包みしてある
・この手の菓子としてはそれなりに味の違いがある
・噛むとかなり「ねっちり」としている


mixjerry.jpg

検索してみると、「杉本屋製菓株式会社」というメーカーの「ハイミックスゼリー」「ミックスゼリー」がかなりのシェアを担っているらしい?
(最近では、キャンディ包みではなく、キャンディ類と同じような小袋個別包装のものも出ていて、その近代化がちょっと寂しい)
確かにこのパッケージには見覚えがある。

この「ばあちゃんゼリー」は寒天で作られているという。

豊橋の特産銘菓“ゼリー”は、寒天に、砂糖・水飴を調合し、種々の果汁・香料を加えてオブラートで巻いたり、砂糖をまぶしたいわゆる寒天ゼリーのことです。このゼリーは、明治時代の後期、伊良湖岬で有名な渥美半島の中程にある愛知県田原市の鈴木菊次郎氏(鈴木氏についてくわしくはこちら)によって、水飴を原料として製造された「翁飴(おきなあめ)」がその前身と言われています。

水飴と寒天を調合した“ゼリー”の製法がオブラートの発明者である鈴木氏の手で開発され、外見のカラフルで透き通った涼しげな感じと、口に入れたときの甘いソフトな風味、さらに日持ちが良いことから夏場の菓子として愛好されました。その後、製品の品質も時代の嗜好にあわせ年々研究・開発が重ねられ、次第に全国に広まって今日では全国総生産量の8割以上をこの豊橋地方で生産し、名実共に豊橋の特産銘菓“ゼリー”として全国に確固たる地位を築きあげ、国内ばかりでなく広く海外にも輸出され、現在では四季を通じて世界の人々に好評を博しています

杉本屋のゼリーは、大正の初めより90年余のゼリーづくり一筋の伝統と技術により、寒天の中でも最高とされる「丹波地方で生産される糸寒天」を使用した製品は、豊橋ゼリーの中でも最高級品と評価されています。

ゼリーの話


豊橋銘菓だったとは知らんかっとってんちんとんしゃん。
「仏壇菓子」の中ではかなり「食える部類」だったとは思うが、今わざわざ買って食べたいとはあまり思わないアイテムではある。
mixjerry2.jpg「ミックスゼリー」大箱のパッケージデザインが、かなり昭和臭爆発状態なので箱だけ欲しいと思わないでもないのだが、いかんせんあの寒天ゼリー1kgは食える気がしない。




*乳菓サンド

上の寒天ゼリーの発展系?
nyuuka.jpg

薄いウェハースで、寒天ゼリー+固めのカステラ地っぽいものをはさんである(ゼリーのみの場合もあったような?)
カステラ地は、個別包装の「鈴カステラ」に通じる、ちょっと砂糖がジャリジャリ言う硬めのもの。
ウェハース自体もあまりパリパリとはせず美味しいとも言えない。ウェハースゆえに、上アゴ内側によくくっつく。

ばあちゃん菓子の一つの特色として、「あんこ玉」「ミニ羊羹」「ミニ栗饅頭」のような明確な和菓子系統でもなく、かといってクッキーやミニケーキ・チョコレートのような純洋菓子とも言い切れない。おそらくジジババ様たちの考える「ハイカラ(多分戦後10年くらいでストップしている気もする)」寄りなのだろうが、目指す方向がコンサバなのかモダン・革新なのか全く分からない煮え切らなさが挙げられると思うのだが、この「乳菓サンド」あたりはその代表格ではなかろうか。


*ウイスキーボンボン

bonbon.jpg

「ボンボン」といっても、チョコレートの中に洋酒が入っている高級なものではなく、飴(今思うと「飴」と呼ぶには少し弱めで、砂糖衣と飴の中間くらいか?割とすぐに歯で割れる)の中に洋酒風味のシロップが入っていたもの。
現在もほぼ同じ包装で、「ムラマツ製菓」という会社で製造販売が続いているらしい。偉いっす。

これはよく叔母の家に行くと出てきた記憶がある。「ウイスキー」と銘打ってあるのに、別に大人は誰も咎めずに子供に与えていた。これを食べるときはちょっと大人の仲間入りをしたようで悦に入っていたものだが、実際はアルコール分は完全に飛ばしてあり、酔うことはないらしい。まあ、「気分」なのだろう。中のシロップの甘味はけっこう濃かった。思えば母が「あまり食べすぎないように」と言ったのは、アルコール云々よりも単純に糖分取りすぎの心配をしていたのだろうか。それ以前に、「遊びに行った先で遠慮なしにお茶菓子食いまくる娘をどうにかせんと」と思っていた可能性の方が高いような気もする。


*レモンケーキ

remoncake.jpg
「年寄り系」というより、正確には「法事系」か。
よく仏事の引き菓子詰め合わせに使われた菓子(同類に「チョコまん」)。
近所や親戚の仏事の際に入手することが多い。
で、ジジババ様はそうした仏事に出席する機会が多いので、結果的によくお茶菓子にも登場するというわけだ。
これは、仏壇菓子的にはかなり「当たり」の部類だった。

パッケージは銀紙の袋・もしくはレモン色の紙製の袋のどちらか。

このレモンケーキ、突発的に食べたくなって探すとなると意外に入手が難しいようだ。かなり昭和臭漂う菓子の一つだろう。


*タマゴボーロ

こちらはばあちゃん菓子から離れて、幼児寄りの菓子。
関西では「衛生ボーロ」という呼び名の方がポピュラーかもしれない。
たべっこどうぶつほどの頻度ではないが、2年に一回くらい「妙に食べたくなる」DNA刷り込み菓子の一つである。

「そばぼうろ」もそうなのだが、これもまた

「ボーロって何?」

という疑問がわいてくるアイテムだ。
こちらはwikipediaにも項目があって、

ボーロ(ポルトガル語:bolo)とは、焼菓子の一つであり、南蛮菓子の一つ。

ボーロとはポルトガル語で「ケーキ」を意味し、小麦粉(そば粉や片栗粉も使ったものもある)に卵、砂糖などを加えてこね、成型してから焼き上げたもの。一般的にはカリッとした軽い歯ざわりと口中でさらりと溶ける食感が特徴であるが、中にはカステラのようにしっとり焼き上げたものもある。日本には16世紀にポルトガルから伝えられた。
ボーロ - Wikipedia


というわけで、焼き菓子の総称を意味する言葉のようだ。
「幼児菓子」の代表格なのだが、その理由としては「生後6か月あたりから離乳食として用いることができる」のが大きいのだろう。軽い力で噛めて、口の中ですぐ溶けるのも、まだ歯のしっかりしていない子供でも楽に食べられて向くのだろう。

よくスーパーでも5連くらいの小袋パックが売られているが、あれはけっこう昔からあったように思う。
美味しく、また溶けるときにふっと口の中が暖かくなるような感覚が大好きで、「袋おかわり」したかったのだが、食べすぎるのはいけないとたしなめられて残念だった記憶がある。
で、学生時代に一人暮らしを始めた頃、食料を買い出すついでにふとタマゴボーロが目に止まり、A5サイズくらいの袋のものを買い求めた。そしてアパートに帰り、
「もう誰も叱る人はいないし、夢のタマゴボーロ大人食いだ!」
と、封を切って「ラッパ食い」したまではいいのだが、想像以上の勢いで口の中の水分が猛烈に奪われ、飲み込むのにえらい難儀した。
また、一度にごっそり食べると、溶けたボーロがただただベッタリと甘い後味になってしまい、あの「サクサクふうわり」な絶妙の食感から遠ざかってしまう。
「やはりタマゴボーロは(カレーやマーボー豆腐とは違い)飲み物ではない」
「ちまちまつまんで食べるのが一番うまい(せいぜい2,3個同時くらい)」

という結論に達した大学時代の思い出だった。大学生にもなって。


この手の「仏壇菓子」は、30代以上なら大抵誰もがどれか一つは口にした経験があると思うが、下の世代はどうなんだろう、と思う。
まして最近では、子どもに与える食物の添加物や着色料に気を使うことは常識的なたしなみとなりつつあるので、「無駄にカラフル」、その上色がなくてもけっこう糖分の高いこれらの菓子は、「今時のお母さん」からは敬遠されたり、下手に孫に与えた日には「勝手に甘いものをあげないでください」と叱られてしまうこともあるだろう(ビスケット類はアレルギーの問題もあるし)。
そう考えると、「仏壇菓子の思い出」のない世代が増えて、リンクが途絶え、製品自体が消えてしまう可能性も多いにあるわけで、普段「別に美味いもんでもない」と言って買ってもいない私が言うのもなんだが、「それはそれでちと寂しいかも」とも思うのだった。勝手だなあ。

しかし日頃スーパーのレジに並んでいると、別に盆や彼岸の時期でなくても、カゴにヨーチやフローレットを入れているジジババ様たちの姿は割と目にする(お供え用なのかお茶菓子ようなのかは分からないが)ので、彼らの孫世代まではまだ健在なのかなとも思う。
ただ、私たちが仏壇を仕切る世代になった時にはたしてヨーチを日常的に買うかどうかは正直よく分からない(現にうちでは買わないし)。

仏壇菓子が、落雁のような「定番お供え」にまで昇華(別に食べなくても仏壇用に買うという位置に)したなら、数十年は命脈を保つかもしれない。
また、仏壇へのお供えは、果物や落雁・まんじゅうや最中と言ったものの他に、「故人が好きだったもの」を上げる線もあるので、「おばあちゃんはミックスゼリーが好きだったから」と言う感じで受け継がれることもあるだろう。そんでおばあちゃんは雲の上から、
「まあこれは仏壇菓子ってことで買ってたわけで、別に特別好きと言うわけでもなかったんだけど、まあいっかw」
という感じで見てたりするのかもしれない。
posted by 大道寺零(管理人) at 05:03 | Comment(8) | TrackBack(1) | 食べ物
この記事へのコメント
どもですー!
うはー!動物ヨーチの「ヨーチ」って「幼稚」だったですか!!!

たしかに見た目は派手でも、実は同じ味ってのありますね!ゼリービーンズとか。

私にとっての、おばあちゃん菓子は「ふきよせ」につきます。
たいしておいしくもないアレを頑なに買い続けたのは、今思えば尊敬に値します・・・。
やはり仏さんに供えるのが前提てなるお菓子だけに「『いまどき』のものであってはいけない」「おいしすぎてはいけない」〜みたいなのがいろいろあるんでしょうかねえ???
Posted by きたかZ at 2008年04月12日 06:15
連書きごめんなさい!!投稿してから思い出しました!

今ではほとんど見かけないんですが、なんというのか、百貨店の食料品売場でよく見かけた、中に店員が一人くらい入れる丸くて回転するワゴン(いやワゴンともちょっと違うかも)みたいな、お菓子売場があったんですが、あれこそおばあちゃん菓子の宝庫だったのかもしれませんねえ。

ぶどう羊羹とか、キャンディーみたいにビニールで5粒ほど包んだラムネとか、自分でお金だして買おうとか、まず思わなかったですもの・・・。
Posted by きたかZ at 2008年04月12日 06:27
わたしも時々卵ボーロ買います! 大好き。

アイシングについてですが、どうも英国あたりでは当たり前なお菓子への装飾&甘味付けのようです。
英国では今でも日本のような生クリーム+柔らかいスポンジケーキというのが一般的でなく、バターケーキにアイシングかマジパン、ビスケットにアイシング、というスタイルのお菓子が主流だそうです。
明治期あたりにそういう英国由来のお菓子が入ってきた頃は「キンダーガーデンビスケット」という銘柄があったのかもしれませんねー。
Posted by Felice at 2008年04月12日 08:34
なつかしいですねえー。私の場合、おばあちゃんのお菓子というと、ひいおばあちゃんにだしてもらったお菓子を思い出すのです。なぜって、そのお菓子はそこでしかでてこなかったし・・・名前がわからないのですが、ねじったような形のお米系のお菓子でした。私が4歳か、5歳くらいで、なくなったので、(私が始めて出席したお葬式ですね。)顔もおぼえていないし、声の記憶もないけれど・・・でも、もらったお菓子だけは憶えています。そして、それだけなのですが、(あとバナナ事件というのもあったのですけどね。)私の心には、やさしいひいおばあちゃんという印象が残っているのですねー。
Posted by okapi at 2008年04月12日 11:26
>>きたかZさん

いえいえこちらこそー!
調べているうちに記憶がいろいろ蘇ってきて、楽しく書けました。
今日買い物がてら「仏壇菓子」集合コーナーを見てみましたら、やはりハイミックスゼリーが店長おすすめの特売(かなり数がありました)、同じく特売のフローレット(99円)はなんと売り切れていました。やっぱりまだまだ需要があるんですね!

ゼリービーンズもそうでしたねぇ。思い出すだけであのちょっと薬臭い味が蘇ります。

>ふきよせ

すみません、具体的にどういうお菓子なのか分からないのであとで教えていただけないでしょうか?仏壇菓子詰め合わせの袋ですかね?
「ふきよせ」って、関西で「お菓子の詰め合わせ」「アソート品」を指す言葉でしたっけか。

>やはり仏さんに供えるのが前提てなるお菓子だけに「『いまどき』のものであってはいけない」「おいしすぎてはいけない」〜みたいなのがいろいろあるんでしょうかねえ???

どうなのでしょうね〜。
精進のものだけに、こだわる人は「バターやゼラチンなど動物性の素材が入っているものは避ける」という向きもいらっしゃるようですが、通常そこまで徹底することは稀かと。日常いたみにくいものをお供えし、季節のお菓子、あるいはいただいたものはとりあえず仏壇にあげてから家族で食べる、というのが多いような気もするんですが…私自身、仏壇のない家で育ったものですからあまり詳しくは分からないです。宗派やローカルルールも大きく関わっていそうですね。

>百貨店の食料品売場でよく見かけた、中に店員が一人くらい入れる丸くて回転するワゴン(いやワゴンともちょっと違うかも)みたいな、お菓子売場

ありましたありました!
昭和のデパート地下の定番でしたよねえ。私はたまに母にねだって買ってもらってました。基本的に均一でグラムいくらで、紙袋やビニール袋に好きなだけ詰めるんですが、好きなチョコレートやキャンディを詰めると見た目の割に重さが行っちゃって、意外にバカにならない金額になっちゃうんですよ〜。なもので、さすがに毎回は買ってくれませんでした。
確かにゼリーなどのばあちゃん菓子もありましたが、わりと正統派のチョコ・キャラメル・キャンディ、あとは5個くらいがキャンディ包みされたラムネなんてのも定番でしたね。

今も一部のデパートで健在らしいです。
http://www.sasebo-tamaya.co.jp/floor_guide/1f/01_1102/index.html
これは「スイートプラザ」という名称のものですね。
昭和のデパートは、遊具も多く、食堂やパーラーも活気があって、まさに「子どもの夢のパラダイス」でしたね。

>>Feliceさん

>英国では今でも日本のような生クリーム+柔らかいスポンジケーキというのが一般的でなく、バターケーキにアイシングかマジパン、ビスケットにアイシング、というスタイルのお菓子が主流だそうです。

ありがとうございます。流石ご自分で日頃いろいろお作りになられてるFeliceさんですね!
この記事を書きながら、クッキーのアイシングで、Feliceさんの力作クリスマスクッキーのことを思い出していたところでした。
とかく「美味いものがない」と言われるイギリスですが、お菓子についてもかたくなに伝統を守っているんですね。

>明治期あたりにそういう英国由来のお菓子が入ってきた頃は「キンダーガーデンビスケット」という銘柄があったのかもしれませんねー。

そうですね、一般語彙が出てこないところを見るとその線が濃厚かなと思っています。単に「アルファベットビスケット」で検索すると結構出てきます。
日本語のニュアンスで言えば「よいこビスケット」みたいなもんなのかな?と思ったり。

>>okapiさん

>

ねじり菓子というと、
・きなこねじり
http://www.e-kanekoya.com/s_okasi_so-kinakoneziri.htm
・雲平
http://www.zenkaren.net/kind/setumei_wa.html

あたりが思いつくのですが、「お米系」とはちょっと違いますよね〜。この手の伝統菓子は地域色も濃いですよね。

ばあちゃん菓子は、もらったり出された時に、内心「あんまり好きでも…」と思ったものでもやっぱり出してくれたおばあちゃんの気持ちが暖かく嬉しくて食べたものでした。
すると「あの子はこれが好きだから」と買っておいてくれたりも…したのかもしれないですね〜…
Posted by 大道寺零 at 2008年04月12日 19:33
ううー!やはり考えることは同じといいますか、私も今日スーパーへマジックリンを買いに行ったついでにババ菓子コーナーを見てきましたっ!
普段は素通りするんですけど、まじまじ見ると面白かったです!特に煎餅系の充実ぶりは改めてみると驚きました。
しかしあのモチモチのハイミックスゼリーが店長のおすすめでしたか!!!・・・アレを積極的に薦められてもなあ・・・。
・・・けど、こういうお菓子がいまなお確固たる地位をもっているのは、ある意味ほっとするところがありますねえ。

>>ふきよせ
すみません!ただ「ふきよせ」とだけ書くと、かなり広義になっちゃいますよねえ。
私が言わんとしてたのはコレっす(↓やや重め)
http://www.syugetsu.com/item/hanahukiyose/hanahukiyose001.jpg
・・・高級感は無駄に高いんですけど、子供にはけっこうつらいものがあったんですよ〜。

>スイートプラザ
ヒー!なつかしすぎです!!!これがまだ現役だったとは!!!
日本もまだまだ捨てたものじゃないですよ!!
けどやはり、明るくあかぬけた感じですねえ。昔はもっと泥くさかったんですけど、これも時代の流れですねえ。
しかし、先生のところではキャンディーとかもありましたか!!・・・私んところは、入ってるものが総じてもっとババくさ度が高く、子供が喜んで食べれるもの〜といったらせいぜいフィンガーチョコレートくらいでしたです。
ほんと、昔はデパートって子供にとっては夢のようなところでした。屋上の機械式ゲームとか連れて行ってもらうのがたのしみでたまりませんでした!
(ちなみに阪神百貨店の屋上はいまでも機械式ゲームが大量に置いてあり、たまに行きます。)

と・・・横レスでごめんなさい〜。okapiさんのおっしゃる、ねじった形のお米系のお菓子ときいて、真っ先に「横綱あられ」が思い浮かびました。
http://www.teng-seika.com/arare.htm
いまでも現役でコンビニ等で見かけたりします〜。
Posted by きたかZ at 2008年04月13日 00:23
喜んでいいのか分かりませんが全部食べたことあります。
子供会や町内運動会などのイベントで配られるお菓子が仏壇スイーツで、上記のお菓子にプラスしてせんべい系(ハッピーターン、赤ちゃんせんべい)、洋菓子系(マミービスケット、ルマンド、バームロール、源氏パイ)がランダムに入って配られていたように覚えています。
レモンケーキは中高生の時にマイブームで下校時に洋菓子店で買って食べてましたし、今でも食べたくなるお菓子です。
たべっこどうぶつとひねり揚げは現役です。てか、さっき食べました。
スイートプラザは1〜2年前に大阪の百貨店(大丸だったかなぁ)の地下で見た事がありますよ。

旦那の生まれ故郷には丸ボーロというお菓子があります。
ボーロといえばタマゴボーロしかしらなかったので驚きました。
ウチの仏壇に備えられるのは故人の好物+お下がりを頂く人の好物なので、丸ボーロ、千鳥饅頭、ひよこ、大福が多いですかねぇ。
実家の婆菓子といえば秋田銘菓の「もろこし」かな。
落雁より美味しかったと記憶してます。
Posted by クマ at 2008年04月13日 05:24
>>きたかさん

「マジックリンを買いに」という一文にリアルな生活感を感じます。
普段素通りする年寄り菓子エリアですが、なんとも味わい深く、「あー、これもあるある」「おばちゃんちに行くと必ずこれ出るなぁ…」と、なんともしみじみしてしまいます。

>ふきよせ

リンク紹介ありがとうございます!
これ、上品な和菓子屋さんでよく打ってる「甘いおせんべ」ですかね。なるほど高そうです…

>フィンガーチョコレート

これまた懐かしい〜(現役ですけど)!
ババ菓子詰め合わせの中に入っていると、子供人気ナンバーワンでしたよね。
金と銀の二種類の包みがあるんですが、味がそれぞれ違うのかと期待して食べると別に何も違ってなくてちょっとガッカリするのは、昭和の子供が誰しも通った道ではないでしょうか。

>スイートワゴン

思えば量り売りのお菓子を選ぶ時におまけつきを選ぶことほどアホな行為はなかったわけですが私はまんまとアホな子になり下がっておりましたw
別にここでわざわざカルミン買うこともないのに買っちゃったりして。
これと、ジューサーがずら〜っと並んだ生ジュースパーラーがデパート地下のお楽しみでした。
デパート屋上ってたいてい、ゲームコーナーとペットショップが併設されてたりしましたよね。100円で結構いろいろ遊べて楽しかったです。

>横綱あられ

おー、これはめっちゃ現役ですよね!いっぱい入ってて現役ですし、シンプルな味でおやつにもつまみにもできます。
カレー味とかもありますが、私は横綱は断然プレーンな塩味のが好きです。

>>クマさん

>喜んでいいのか分かりませんが全部食べたことあります。

いや多分、この手のお菓子を一度も食べたことのない昭和の子供は皆無なのではないでしょうか。
ブルボンのお菓子は早い時期から個別包装されていたので分配に便利で、よく子供会菓子やお楽しみ会のお菓子袋、仏壇菓子に使われましたよね。中でも「ルマンド」はパッケージとか色合い・味がお年寄りにも好まれてたように思います。
「ルーベラ」を貰って家に帰ると、かなりの確率でカバンの中で粉々になっていたものです。

>丸ボーロ

「ボーロ」について調べていて初めて知ったのですが、これも素朴でおいしそうですね。九州でポピュラーなお菓子だそうで。

>秋田銘菓の「もろこし」

最近食べたことないですが、小さい頃はよくお土産とかで貰って食べました。懐かしいな〜。好きでした。型にいろいろ模様がついてましたね。
なんとなく栗っぽい味がするので栗の粉かと思ってたんですが、小豆の粉なんですね。
Posted by 大道寺零 at 2008年04月14日 01:21
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