「コーンブレッド」といっても、「パンの中にコーンが混ざってる」のではなく、アメリカ家庭料理としてのずっしりしたもの。
前作った時は、リードオーブンペーパーの箱にあったレシピ(コーンミールでなく、缶詰のクリームコーンを使うもの)をもとに、オーブンでなくホットプレートで作ってみた。
本来の作り方+前回のレシピは、イーストではなくベーキングパウダーを使用するものなのだが、どうも最近相方がイースト生地の発酵ぶりがことのほか気に入ったらしく、イーストを使ったレシピでやることに。
検索するとレシピはいろいろ出てくるのだが、日本コーンスターチのサイト内ページ「日コン太のページ」からのもの。
現物写真がなく、レシピもところどころアバウト、そして妙に人をナメきった表情とポーズのトウモロコシ男(これが日コン太)のGIFアニメに言いようのない不安をかき立てられつつも作ってみる。
初期的な問題なのだが、この辺ではあちこちの店を回ってみたのだが、コーンミール(トウモロコシの粉)がどこにも売っておらず入手不可能。
というわけで、レシピの「コーンマッシュ」の部分を、「コーン大缶1/2をフードプロセッサーでクリーム状にしたもの」で代用し、さらに「缶1/4のコーンを生地に混ぜ込んで」作ってみた。サラダ油はオリーブオイルに変えてみる。
(この分量でちょうど大きめのパウンドケーキ型1つ分くらい)
まあなんだかんだ言ってレシピとは別物になったのだが、初めてのパンにしてはまあまあ良く焼けた。
生地はそこそこ膨らみ、もっちりどっしりとした食感。
何もつけないで軽くトーストすると表面がカリッとして美味かった。かなり食いでがある。
今度は普通のパンを焼いてみようかと(イーストがまだある…)。
今度山形に帰った時にでもコーンミール探して買ってこようと思う。トルティーヤやタコスも楽しめそうだし。(ネット通販すればそれまでだが、なかなか送料かからずに買えそうな店が見当たらない)
輸入食材豊富な店では、コーンブレッドミックスなども売ってるそうで、いいなあ…
生のとうもろこしを陰干しして充分に水分を飛ばしてください。からからにひからびるまで。その後、手で実をむしり取り、フードプロセッサーで粉砕するだけです。コーヒー豆の電動ミルでも挽けます。
できあがったコーンミールは密封して(お菓子に入っていたシリカゲル等も入れると良いと思います)冷暗所におけば、1年くらいなんともありません。
実は微生物を培養するのに「コーンミールアガー」という培地を使うことがあります。試薬メーカーが合成物も販売していますが、その合成物よりも上記の方法で得たコーンミールで作った培地が圧倒的に質が良いです! ちょっとめんどくさいけど。微生物の活きが違うね!
>自家製コーンミール
おぉぉぉぉありがとうございますー!
フードプロセッサーもミルもあるので作れると思います!
「夏まで待たなきゃ…」と考えつつ、「そうだ、乾燥トウモロコシなら、ポップコーンの素があるじゃないか!」と思いついてはみたんですが、考えてみればあれは爆裂種でしたね…
スイートコーンでポップコーンは作れない(うまくできない)のは知っていますが、爆裂種はパン作りには不向きだったりするのだろうか…とか、色々考えてしまいました(それ以前に乾燥爆裂種は普通に高いわけですが)。
それにしてもコーンブレッドは、素朴な庶民の食べ物だったわけですが、ここのところの穀物急騰を思うと、やにわにコストパフォーマンスが低下してしまってるような気がします;
爆裂種ではどうなんでしょうね〜、粉にすると表皮構造が破壊されるので、パンにはなると思いますが。あるいは、スィートコーンのような甘みが少ないのでより素朴な昔風のコーンブレッドになるかも??
(でも高いですね^^;;)
バイオエネルギーも良いけど、食べ物が高くなったり手に入りにくいのは困りますよね・・・。
サイトの方にも写真入りで紹介していただきましてありがとうございます。
多分粒子の大きさで言えば、コーンミールよりもグリッツのほうに近いかもしれませんが、グリッツも一般的に使われているようなので大丈夫だと思います。
>バイオエネルギーも良いけど、食べ物が高くなったり手に入りにくいのは困りますよね・・・。
そうなんですよね…
それと同時に不作・凶作のダブルパンチもあって、日本はまだいいですが、東南アジアではコメが急騰して恐慌状態だとか…