最初は独特のテクスチャ処理になじめなかったり、3話くらいまではちょっと話のテンポが緩い気もしたのだが、見ているうちにだんだん人物関係が少しずつ解き明かされてきて、10話あたりからいよいよ伯爵の復讐が幕を開け、面白くなってきたと思う。
見始めてしばらくしてから調べてみると、このアニメはもともと、名作SF「虎よ!虎よ!」(「モンテ・クリスト伯」をベースとして構想された小説)のアニメ化作品として企画されたのだが版権関係が難しく断念し、「モンテ・クリスト伯」を原作に掲げながらも、「虎よ!虎よ!」からいくつかのファクターを持ってきて仕上げているということだった。言われてみればなるほどという点がいくつもある。
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