2005年09月08日

「女性セブン」記事のまネコパクリ問題

朝飯食べながら新聞見てて、「女性セブン」の広告に、「人気の『マイアヒ』Flashの作者OLってどんな人?」という記事を発見。
しかし女性誌というと、たいてい(タイトルは派手でも)ただの提灯記事か、ツッコミのレベルがてんで浅いので、期待してはいなかった。というよりも不安だった。

んで、案の定だった模様。

スキャン画像

<内容抜粋>
 (インタビュアー)
−どんなシチュエーションで空耳が?なぜ、ネコなのか?
(わた)
   「最初に曲を聴いたとき、”コイツは来る”って確信しましたね。
なぜかすでに日本語に聞こえていたので。そして、まず最初に浮かんだのがネコでした


−普段は何をしている?
《OLしながら趣味としてイラストやマンガを描き、ホームページで 発表しています。旦那?私のノートパソコンです(笑い)》

−(ギャラや二次使用料については?)
  「一般的なクリエーターと同様で、映像の権利を買い取るということで
  ギャラは数十万円ほどです」
(Avex担当・石井氏)
「今後、彼女はクリエーターとして仕事をしていきたいということなので、
   一緒に仕事をしてサポートしていくつもりです」(同石井氏)


この「最初に浮んだのが〜」の「ネコ」をどう捉えるかが問題になってくるが、この時点でオリジナルキャラクターだという言い方に聞こえる。
では「おにぎり」や「キター」はどう言い訳する?ってことなのだが…

なんか、周囲の数人が「個人を責めるのはやめて欲しい」と、ダンマリを決め込む「わた」に替わるように矢面に立ってフォローしているのに、それが台無しって気がするなあ。

ところで、同曲で「碇」氏が製作したFlash、後発ということを差し引いても、「わた」作のものより数段クオリティが高くて面白かった。
特にピカソがほんとに「すげぇ」のが印象的。
こちら続きを読む
posted by 大道寺零(管理人) at 09:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | のまネコパクリ問題

2005年09月07日

「マイヤヒー」Flashに出てくるモナーと見紛うネコのこと その2のまネコパクリ問題

MUSICLIFE v2:誰がAAを殺したのか

Avex所属のアーティストである、「Move」の木村氏によるブログのエントリー。
所属アーティストでありながら(あるいは、「あればこそ」)、Avexの「テレビに依存し過ぎる体質、ネットに対する意識の低さ」を批判している点。
また、法的な落としどころ云々というよりも、クリエイターとして、Avexとわた氏の、「創作」の価値を貶めるような行動への批判に、大いに見るべき点のある意見だと思った。

個人的な見解ですが、今回の件に関し、
avex担当者のインターネットに対する意識レベルに疑問を感じます
彼らの仕事柄、TV信奉者が多いことは頷けますが
そこに過信し過ぎている印象をこの1年、捨て切れてはいません。
結果的にはコンテンツ製作者を軽視した意識を導き
このような出来事を生み出していると考えられます。

では「誰がAAを殺したのか」

数ミリの違いで権利を主張する事に見受けられる
"創作"という概念と質の低下。
そしてネットに対する意識レベルの低さがついに災いと化した。
というのが私の率直な感想です。

これにより不買運動などの流れが起きたら残念です。
我々含め、avex所属アーティストには何ら否が無い事を
御理解いただければ幸いです。


今回の事は、「わた」からモナーにイメージ起源があると認めるような発言を引き出すことは正直難しいと思うし、Avexの側から「今後もAA使用に横槍を入れるつもりはない」という意向を引き出せれば御の字なのでは、と思う。
大事なのは、この経験を今後にどう生かし、権利的な対策をするか、どういう意識を各自が持つかということだろう。
その「これから」のために、この騒動を「祭り」として騒ぐだけでなく、アピールすべきとなったらアピールし、ネットの外の人にも「知ってもらう」ことは意味のある事なのではないか。そんな風に思っている。

<以下追記>
「わた」の参加出品が決定しているFlashイベント・「Flash☆Bomb」の主催会社「パズブロック」の「Flash50」氏による見解。
現時点での問題と、MUZO側で調査した限りの事実がまとめられている。
「わた」個人とコンタクト可能であり、また企業としてAvexとやりとりできる立場からのコメントなので、注目すべき点は多い。(ちなみに役員の一人がひろゆきであり、2ch関連の企業ということらしい)

MUZO フラッシュエンターテイメント | 「のまネコ」に関して(MUZOの見解)続きを読む
posted by 大道寺零(管理人) at 23:43 | Comment(2) | TrackBack(14) | のまネコパクリ問題

「マイヤヒー」Flashに出てくるモナーと見紛うネコのことのまネコパクリ問題

さらにタイトルが長くなってしまった…

昨日リンク紹介したまとめwiki、夜のうちに改変・削除荒らしが来ていた模様(現在は復旧)。
wikiもこーゆー時は痛し痒しかもなー。
記述戻しされたかたお疲れ様でした。
(追記:昼頃に見たら復旧の見込みのない仮閉鎖だとか…残念…)

もひとつまとめサイトを。
のまネコ問題まとめ - TOP
なかなか見やすいと思う。

こちらにある、Avexへ抗議電話した際の対応によれば

536 名前:Now_loading...774KB 投稿日:2005/09/06(火) 17:07:33 zoI/iW1/

電話突撃部隊の全体の報告をまとめると、

安部っ糞

「多少類似している点が事は認めるが、オリジナルはオリジナル。 商標の権利は認められているし。予定通りのまねこグッズは販売する。 著作権はわた。2chなんて関係ないね。

N速+ 692 名前:名無しさん@6周年 本日のレス 投稿日:2005/09/06(火) 19:32:11 2IdXYrXN0

今、AVEXに電話してみた。
んで,AVEXの担当者曰く。
のま猫はあくまで製作者のオリジナルキャラであり
2ちゃんのAAキャラであるモナー等とは関係がない。
よってインターネット上でモナー等を使用することに制限を加えるつもりは無い

んで、上記見解は担当者個人の見解ではなくAVEX社としての見解だってさ。
何か揉め事が起きたら製作者と直接やりあえ、AVEXは関知しない とのこと


ということだそうで、この対応発言を信用する限り、「AVEXのせいでモナーが使えなくなる」という懸念はほぼなくなるということか。「無関係」であるなら、「そっちに口を出させない代わりに、こちらも2chAAに口出ししたり権利行使しない」ということになるし。
O-ZONEオフィシャルサイト(音注意)でさんざん「キターー」とか使っておいて、無関係もねえもんだけども。
ただし、今後同様のこと、あるいはAAの利権を持っていかれないように、事前の対策をしておかなければならないということはハッキリしたと思う。まあ、それをやれるのはひろゆきしかいないんだけども。具体的には、権利やパブリシティ、営利使用について今より明示的にアピールしておく、権利を押さえておくなど…かな?

恐らくAVEXは、タカラギコ猫の一件で、「『モナー』という名称をそのまま使うのは危険」という学習をしたのかもしれないなー。学習の結果が賢明であったかどうかは別として。
問題は、「オリジナルキャラ」と言っておきながら、携帯着メロサイトなどではしっかりと「2chから生まれたキャラ」と書いたり、色々そこつ丸出しなところにもあるが。

それにしても、実際「のまネコグッズ」は売れるのか。例えばTシャツ。
いや、そもそもモナーやギコのTシャツにしても(既に色々グッズが出てるだろうとは思うが)、私は街で着て歩く勇気はない。
着て歩いて、
・「あ、マイヤヒーののまネコだ」
・「こいつモナーのパクリTシャツ着てる、テラハズカシス」
・「あの人2chのTシャツ着てる」
いや、どちらの反応もカンベンなんだけども。
しかもあくまで一過性のヒット曲関連グッズ、来年になれば、「だんご三兄弟Tシャツ」や「ランバダTシャツ」を着るがごとき恥ずかしさではないかと。
(部屋にぬいぐるみを置く、ポーチなどのグッズを持ち歩くのも同様に)続きを読む
posted by 大道寺零(管理人) at 09:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | のまネコパクリ問題

2005年09月06日

「マイヤヒー」Flashに出てくる猫キャラのことのまネコパクリ問題

タイトルに「のまネコ」という言葉を使うのがなんか不愉快だったのでこんな表示にしてみた。

O-ZONE「恋のマイアヒー」がなんか今更に売れていて、ORICON STYLEによると、ウィークリーアルバムランキングで現在2位らしい。
「今更」というのは、ネット上で、例の「空耳」とFlashが話題になったのが随分前の事だからだ。
当時私もFlashを見たが、保存するほどの興味を覚えなかった。
Flash自体の出来が「雑だな〜」ということが一つ。
また、「燃えろバルセロナ」とかも同じなのだが、いくら「節々が日本語に聞こえる」からといっても、フレーズとフレーズの間が全く流れとして繋がっていないのであまり笑えるでもなく、「まー、確かに『飲ま飲ま』と聞こえるが、通して聴いてもなんか強引で疲れるだけだな…」と思ったからだ。

「空耳アワー」で名作とされたものを振り返ってもわかることだが、腹を抱えるほどの面白さは、
「空耳自体が全くの偶然の産物」
であるにもかかわらず、
「一つの場面としてつながりが成り立ってしまっている」
ことに起因することが多い。
(例:「母さんが言う こういうパーマは変だと 死のう〜!」あたりはその典型かと)
そういう意味で、「マイアヒー」の感想は「まぁ手ぬぐい、無理してTシャツでしょ」という程度だった。

現在問題になっているのは、Avexから発売されているDVDに、ネットで広まるのに一役買ったFlashが収録されており、しかもムービーに登場するモナーそっくりのネコのキャラクターが、「のまネコ」という作者オリジナルデザインのキャラクターとして商品展開することになったことだ。

まとめサイト: のまネコ問題
http://www.nomaneko.net/続きを読む
posted by 大道寺零(管理人) at 13:02 | Comment(0) | TrackBack(1) | のまネコパクリ問題